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成長を祝う節目には「お赤飯」を」

お七夜、お食い初め、初節句など、子どもの成長を祝う節目ごとに、お祝い膳にかかせないお赤飯。おばあちゃん手作りのお赤飯でお祝いしたというお家もあることでしょう。今後もお誕生日をはじめ、七五三、入園・入学など、お祝い事は多いもの。本格的にもち米を蒸して作るのはちょっとむずかしいけれど、普段食べているお米を混ぜて炊飯器で炊く作り方は、意外に簡単です。お友達にプレゼントしても喜ばれるので、次のお祝い時までに作り方をマスターしてはいかがでしょう。今回は、お赤飯にまつわるミニ知識&簡単なお赤飯の作り方をご紹介します。

お赤飯、今昔物語 もともとは赤米といった古代米で

 古代より日本では、神様をまつる儀式のお供え物にお赤飯が用意されていました。ただ、もち米と小豆で作る今のお赤飯とは違い、現代では古代米と呼ばれている赤米が用いられていました。

平安時代には、お赤飯の原型とも言える小豆粥が食べられていたようで、紀貫之の「土佐日記」にも登場。日本最古の料理本とも言われる鎌倉時代の「厨事類記」によると、当時の宮中行事の席で、今のようなお赤飯が食べられていたことがわかります。

お祝い事の定番となったのは江戸時代後期から

 大陸文化が伝わった日本でも、赤い色には魔除け、厄払いの力があると信じられており、本来、お赤飯は、お葬式といった凶事で食べられていました。それが、今のように慶事で食べられるようになったのは江戸時代の後期あたりから。天然痘が大流行した江戸時代には、病気回復を願って魔除けに赤飯を食べ、さらに快気祝いで厄払いとしても食べたとのこと。このことから、お祝いの席で食べるようになったという説があります。また、凶を吉に転じさせる縁起直しの意味合いで食べるようになったという説もあります。

お赤飯は健康食?小豆&南天の葉に秘められたパワーとは?

 お赤飯にかかせない小豆は、その昔、薬のように扱われていた時代がありました。ビタミンB1、B2を多量に含む小豆は、脚気予防によいとされていましたし、サポニンという成分の効用で咳を鎮めて痰を切る効用もあると知られていました。ちなみに、むくみや二日酔い、便秘にも効くそうですよ。
  また、お赤飯につきものの南天の葉。「難を転じる」の意味で添えられるそうですが、実はこの南天の葉には、腐敗防止や解毒作用があるそう。単なる縁起かつぎや飾りものではなく、赤飯を腐りにくくする役目を担っていたのですね。

もち米と小豆を常備しておけば、いつでも作れるお赤飯。ぜひ一度トライしてみましょう!

<炊飯器でつくるお赤飯>
1.米1/2カップともち米2と1/2カップを合わせてとぎ、
   ざるにあげておきます。

2.鍋にたっぷりの水と、サッと洗った小豆1/2カップを入れ、
   しばらく置いておきます。(30分程度)

3.2を火にかけ、煮立ったらゆで汁を一度捨て再び水を加えて、
   指に力を入れるとつぶせるぐらいになるまで小豆を煮ます。
   (柔らかくゆですぎないのがポイント)

4.3の小豆をざるにあげて冷まし、ゆで汁に1の米を入れて1時間
   ぐらいつけ、その後、米をざるにあげます。
   (このときゆで汁は捨てないこと)

5.炊飯器の釜に、4の小豆と米、ゆで汁3カップ、塩小さじ1、
   砂糖少々を入れて炊飯します。

6.炊きあがったら、15分ほど蒸らし、器に盛ってからごま塩適量
   をふりかけます。

地方によって変わるお赤飯事情

住んでいる地方ごとに味や材料が異なっていたり、食べる習慣に違いが見られたり。そんな、地方ごとのお赤飯事情をご紹介します。

関西では小豆、関東ではささげ?

関西のお赤飯には小豆が使われるのが一般的ですが、関東では小豆のかわりにささげを用いることが多いようです。小豆は、煮くずれして豆の腹がぱっくり割れやすいことから、腹切りを連想するとして武家文化の色濃い江戸では忌み嫌われ、皮が固いささげが使われるようになったのだと言われています。

赤飯が甘い!コレが常識!?

お赤飯は甘いのが当たり前とされている地方もあります。東北には、もち米や小豆がほんのり甘いお赤飯を食べる地域がありますし、北海道のように、小豆のかわりに金時豆を甘く煮て、もち米は食紅を使って鮮やかなピンクにするというところも。甘い金時豆が入っているお赤飯は、岩手県や青森県の一部や北陸のある地域のほか、山梨県でも一般的なようです。

赤くない赤飯ってどういうこと?

新潟県の中越地方一帯では、もち米をしょうゆで味つけします。結婚式のお赤飯も、茶色くて当たり前だとのこと。小豆を使わず金時豆が入っており、お祝い事があるたびに、このおしょうゆ味のお赤飯が食べられています。茶色くてもお赤飯というのが面白いですね。

今も続く、お葬式にお赤飯!?

もともとは、凶事で食べられていたお赤飯。今でもお葬式や仏事にお赤飯を食べる風習が残っている地域が、全国に点在しています。岡山県のとある地域もそのひとつ。また、高齢で亡くなり大往生した方のお葬式に限り、天寿をまっとうしたお祝いという意味で、特別にお赤飯を食べる地域もあるようです。

朝食を食べないと、脳が働かないって!?

朝起きて、脳が働き出すのに必要なエネルギーの素となるブドウ糖。ご飯などの炭水化物から作られますが、体内ではグリコーゲンとして肝臓に蓄えられています。ところが、睡眠中もこのグリコーゲンは消費され続けており、朝食で補給しないと昼までに脳はエネルギー不足に。その結果、集中力が続かず記憶力は低下、体がだるく、やる気もおきません。

 ご飯は、小麦から作られたパンよりも消化吸収がゆっくりめ。時間をかけて血糖値が上がるため、体に負担がかかりません。長時間安定してブドウ糖が脳に供給されるご飯は、理想的なエネルギー源といえるでしょう。

葉酸ってな〜に? [vol.2]

 葉酸は、新しい細胞が作られる際に大切な役割を果たすため、胎児の細胞分裂が活発な妊娠初期には欠かせないビタミンとして知られています。妊娠時の必要摂取量は1日400μgと、通常時の倍量となります。葉酸不足で一番懸念されるのは、赤ちゃんの神経管閉鎖障害という病気。この予防のために、積極的な摂取が推奨されています。さらに葉酸は、赤血球の生成にも大きく関わるので、不足すると悪性貧血を起こしやすくなります。

 細胞の活性化に欠かせない葉酸は、美容面からも注目度の高い栄養素です。そもそも葉酸不足で顔色が悪ければ、いくら美白に精を出しても、その努力が台無しですよね。

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