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今年の干支といえば、そう、ネズミですね。トラやウマ、サルなど並み居る動物を抑えて神様のところへ一番乗りしたとても賢いネズミさん。現実にひょっこり現れたときの衝撃はともかくとして、ミッキーマウスやピカチュウ、そして名作絵本『ぐりとぐら』など、ネズミはアニメや絵本の中ではスター選手が揃っています。今回ご紹介する『スチュアート・リトル』も、つぶらな瞳と愛らしい仕草で世界中のチビッコたちの心をわしづかみにしたネズミの一人(?)です。
ニューヨークの五番街で暮らすリトル一家。ある日、パパとママは弟をほしがる一人息子のジョージのために養護施設を訪れ、新しい家族を迎え入れました。その新メンバーとは、なんと小さなネズミのスチュアート。予想外の弟にがっかりするジョージと、宿敵のネズミが主人になるのが許せない飼い猫のスノーベル。しかし、初めての家族に大喜びするスチュアートは、持ち前の明るさでなんとかジョージやスノーベルと仲良くしようとするのですが……。
人間の家庭に養子入りした小さなネズミのスチュアートが巻き起こす騒動を、コミカルなタッチで描いた本作は、『シャーロットのおくりもの』でも知られる米人気作家E.B.ホワイトの名作を映画化したものです。「ネズミが人間の家に養子?!」という違和感は最初のほんの数分だけで、愛らしいスチュアートの姿にたちまち心を奪われてしまうことでしょう。もともと、養子縁組が一般的なアメリカ。ハリウッドでも、アンジェリーナ・ジョリーやニコール・キッドマン、メグ・ライアンなどたくさんのスターが養子を迎えています。リトル一家の住まいも、高級ブランド・ショップが立ち並ぶ5番街の一角というから、なかなか裕福な家庭なのでしょう。
かくして、リトル家のメンバーとなったスチュアートですが、幼いときから養護施設で育ったため、家族に対する憧れは人一倍。そんなスチュアートの家族への思いは、劇中でもいたるところに感じ取れます。「家族は互いに支えあうもの」「似てなくてもたとえ嫌いでも家族は家族」 どこかの偉ぶったオヤジではなく、純粋なネズミくんにこう言われると、なんだか「そうよね…」と素直に頷けませんか?
さて、そんな嬉しさいっぱいのスチュアートは、飼い猫のスノーベルと『トムとジェリー』よろしく大バトルを繰り広げたり、ジョージの作ったボートでレースに参加したり、セントラルパークでナイト・ドライブを楽しんだりと、新しい世界を満喫します。折しも、今は入学シーズン真っ只中。チビッコたちは満開の桜の下、幼稚園や小学校などの新しい環境の中で、スチュアートのように毎日ハラハラドキドキの体験をしていることでしょう。そんな子供たちの大冒険を、私たちもいつでも笑顔をたやさないリトル夫妻のように温かく見守っていきたいものですね。
●親子愛度 ★★★★☆
●ワンパク度 ★★★★☆
●カワイイ度 ★★★★☆
すでに50年以上も多くの家族たちを楽しませてきたアメリカの作家E.B.ホワイトの名作をもとにつくられたファミリー・エンタテインメント「スチュアート・リトル」。 監督は、「ライオン・キング」の共同監督の1人、ロブ・ミンコフである。脚本は「シックス・センス」でメガヒットを飛ばしたM・ナイト・シャマラン。SFX監督に「スター・ウォーズ」でアカデミー賞を受賞したジョン・ダイクストラ迎え、ソニー・ピクチャーズ・イメージワークスの最新技術と最高のスタッフ陣の手により映像化。2000年夏、世界興収3億ドルを突破したファミリー・エンタテイメント。
ストーリー ニューヨークの五番街の一角に小さく可愛い家があった。そこに住むリトル夫婦は、ある日一人息子ジョージのところへ新しい家族を連れてきた。彼の名は"スチュアート"。喜び勇んで弟を出迎えるジョージだったが、なんとそこには…。







