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そのために起きる変化の一つが、血液量の増加です。生理的な貧血状態を「水血症」と呼び、鉄欠乏性貧血などとは区別しています。
水分だけが増加……つまり、妊娠中は血液が薄まっていることになります。妊娠中に血液検査をすると、ヘモグロビン値が低く出やすいのはそのためです。
これは、へその緒と胎盤を通過するとき、サラサラの血液のほうが流れやすいからです。血液が濃いと、逆に妊娠中毒症や血栓症が起こりやすくなるといわれています。
立ちくらみは、ホルモンの影響で血管がゆるみ、血圧が低くなることから起きるのです。
妊娠中の貧血は、もちろん水血症だけではありません。母体の鉄分が少なかったとしても、赤ちゃんは自分の成長に必要な分をもらっていきます。ですから、妊娠中は鉄欠乏性貧血にもなりやすいのです。