妊娠・育児マスターへの道
 |
冬は、感染症が流行る季節です。
感染症は人にうつり、ときには思わぬほど感染を広げてしまうことも…。
「治ったと思って遊びに行ったら、友達の子にうつしちゃった!!!」
そんなトラブルを防ぐためにも、感染症にかかった場合は完治したか否かの見極めが肝心!
冬の感染症に代表される、インフルエンザ、風邪、気管支炎、ウイルス性胃腸炎の
回復目安を鈴木先生に教えてもらいました。
お話/鈴の木こどもクリニック 鈴木博先生 |
 |
インフルエンザは1〜4日の潜伏期間を経て、突然40度前後の高熱を出すのが特徴です。頭痛や関節痛などの強い全身症状を
伴うため、子どもは非常に不機嫌になったり、ぐったりします。また最初は目立たないものの、じょじょに咳やたん、鼻水がひどくなり、嘔吐や下痢を伴うことも。
インフルエンザにかかると気管支炎、肺炎、中耳炎、熱性けいれんなどの合併症を伴いやすいため注意が必要です。 |
 |
|
インフルエンザは、咳やくしゃみを介してうつります。
そして最も感染の可能性が高いのが発熱時です。一回熱が下がっても、再び熱が上がってくることがあるため、「熱が下がった=治ったから友達と遊べる」とすぐに考えるのは厳禁。
熱が下がっても、最低2日間は自宅で様子を見ることが大切です。 |
 |
 |
風邪は、感染すると2〜3日の潜伏期間を経て、咳、鼻水、のどの痛み、微熱などの症状が現れます。また風邪のウィルスは300〜400種類もあるため、繰り返しかかるのです。
気管支炎は風邪をこじらせることが主な原因で、咳き込むことが特徴です。とくに注意が必要なのは、咳が次第に激しくなったり、ゼイゼイするなど呼吸がおかしいとき。なかには新生児でも感染する可能性があり、夜間、突然呼吸困難に陥る「RSウイルス感染症」(細気管支炎が多い)という病気もあるため、呼吸に異変が生じた場合は至急、病院で診察を受けてください。 |
 |
|
風邪や気管支炎は、主に咳・くしゃみからうつる飛沫感染、鼻水がついたおもちゃなどを舐めることで感染する経口感染の2ルートがあります。
そのため咳込みがひどかったり、鼻水が止まらないときは、周りの子にうつす可能性が大。
元気が出て、咳や鼻水が気にならなくなったら、友達と遊んでもよいでしょう。
|
 |
 |
冬に流行るウイルス性胃腸炎の代表が、ロタウイルス、ノロウイルスです。
ロタウイルス胃腸炎は、1〜3日の潜伏期間を経て、突然の嘔吐で始まります。症状は、激しい嘔吐と白っぽい水様便が特徴です。
一方、ノロウイルス胃腸炎は1〜3日の潜伏期間を経て発症。やはり激しい嘔吐と水様便を繰り返します。
どちらも嘔吐、下痢が続いている間は、脱水症に気をつけなくてはいけません。
|
 |
|
ウイルス性胃腸炎の回復目安は、嘔吐と下痢が完全に治まることです。
ウイルスは下痢が治まっても2〜3日は便中に排出されるため、下痢がおさまったからといってすぐに友達と遊ぶのは×。
また水様便から軟便になっても、便中にはウイルスがいる可能性があります。
そのため健康時の便の状態に戻るまでは、感染の恐れはあると考えたほうがいいでしょう。
|
 |
回復の目安は前述のとおりですが、ほかにも「元気がない」「食欲がない」「理由もないのにぐずる」といったときは、自宅で様子を見たほうがいいでしょう。
また完全に感染症が治っていないうちに、友達と遊ばせるのは周りの子にうつす可能性があるのはもちろん、お子さん自身、身体が本調子でないため症状が再燃する心配もあります。
無理をするのは禁物です。 |
鈴の木こどもクリニック
鈴木博先生
東京都品川区・戸越にある小児科専門クリニック院長。「きれいでやさしい、そして楽しい母と子どものクリニック」を合言葉に、地域に根ざした小児医療を進めています。 |
|
 |
★冬に流行るインフルエンザ、風邪、気管支炎、ウイルス性胃腸炎
みんなはどんなふうにうつったの???
マンガ付き・ママたちの感染症体験談は、vol.1をチェックしてね!vol.1はこちら→ |
|