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妊娠すると、周りの人からこんなことを言われたり、本や雑誌で目にしたりするかもしれませんね。 笑い飛ばしてしまえるようなこともあれば、心のすみっこに引っかかって気になるということも……。 どんな言い伝えがあって、どこまで本当なのか、見てみましょう。
○妊娠中には葬式に出てはいけない 行くと、自分かおなかの子があの世に連れていかれる おなかの赤ちゃんに青いあざができる ○妊婦は焼き場で骨を拾ってはいけない ○身内に不幸があったとき、夫は妊婦のおなかに触ってはいけない ○妊娠中に葬式に出るときは、鏡を腹に忍ばせるといい
妊娠中に葬式に出ることに対するタブー表現はたくさんあります。もちろん、行ったら赤ちゃんが死んでしまうとか、あざができるというようなことはまったくの迷信です。焼き場で骨を拾ってはいけないといっても、肉親のお葬式でそんなことは言っていられませんね。
これらのタブーは、やはり、葬式に出ればそれなりに働かねばならなかった昔の主婦の知恵かもしれません。特に、夫の身内の葬式では、嫁という立場で動かねばなりませんでした。おどかすような表現をして、妊婦がハードなお手伝いをせずにすむようにしていたのでしょう。 また、そうは言っても出席せねばならないときには、鏡を使って悪いものを跳ね返せばよい、というふうに、「特例」も認められていたわけです。 こうしたことを言われたら、悪意と受け取らず、家族で話し合ってうまく切り抜けられるといいですね。
○アワビを食べると目がきれいな子になる ○タコを食べると体がしっかりしない ○カニを食べると毛深い子が生まれる ○火事を見ると赤あざのある子が生まれる ○妊婦が転ぶと、赤ちゃんにあざができる ○菜ばしでものを食べると、口が大きな子が生まれる ○しゃもじについたご飯つぶを直接食べると、しゃもじのような頭の子が生まれる ○トイレに裸で入ると、赤ちゃんが皮膚病になる ○妊娠中は産着を縫ってはいけない
食べ物のタブーもたくさん。これらもまったくの迷信です。ほとんどの場合、その食材の形状を理由にしています。けれども、これらはただの迷信というより、妊娠中はあまり変わったものは食べず、ふつうの食材でバランスよく食べなさいよ、という教えかもしれませんね。ものによっては、体の障害に対する差別的な言い方になってしまうので、他の人に言うのも、ちょっと考えてからのほうがいいようです。 火事を見ると……という言い伝え、とてもよく耳にします。これは、火事が起きた現場は混乱しているに違いありませんから、興味本位で行って、人にぶつかったり転んだりしないように、ということでしょう。妊娠中に転ぶと赤ちゃんにあざが、というのも、けがをしないようにという注意を喚起するものですね。 菜ばしでものを食べる。しゃもじについたご飯つぶを食べる。トイレに裸で入ると……などは、そういうみっともないことをしてはいけないよ、という戒めのための言い伝えかもしれません。妊娠そのものには、ほとんど関係ないと思われます。 妊娠中に産着を縫ってはいけない、というのは「縫ったら●●になる」ということではなく、赤ちゃんを思いながら縫っていて、もしものことがあったら本人が悲しむから……という意味と考えられます。昔は死産や新生児の死亡率がたいへん高かったのです。お母さん自身も、お産で命を落としたり、産後に具合が悪くなったりすることがよくありました。そうした時代背景が出た言い伝えです。 今では医療が進んでいますから、その点は安心。でも、お産が命がけであることは今も昔も変わりません。体をいたわって、元気に出産したいですね!
vol.3では、昔からの言い伝えのなかから「一理ある言い伝え」をご紹介します!お楽しみに♪