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| 出産の思い出(1) |
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「フランス人ってめちゃくちゃ痛みに弱い国民って聞いたことあるよ」。
これは私の友達の言葉。「我慢強くない」、「辛抱することを知らない」なんていう厳しいフレーズも耳にしたことがあります。性格なんてその人しだいなんでしょうが、「フランス人」のイメージ、こういうものもあるんですね。
だから、というわけでもないのですが、フランスの出産方式は10人のうち6人の妊婦さんが選ぶくらい「無痛分娩」が主流です。私のまわりで3歳くらいまでの子供を持つお母さん達は、私の知っている限り帝王切開出産を除いて全員が「無痛分娩」。だから「60%が無痛分娩」と聞いても「もっと多いかと思ったな」というのが私の正直な感想でした。でも、全体の17,5%の女性が帝王切開で出産している、ということを頭において考えてみると「自然分娩で無痛出産を希望しないママ」はごくごく少数ということになりますね。
私も「無痛分娩」経験者の1人です。
ケイの時はいわゆる「無痛でない自然分娩(「有痛」というのでしょうか??)」を考えていたのですが、予定日の2ヶ月近くも前に緊急で出産する事になり、あれよあれよと帝王切開になってしまいました。
ミイの時にはお産までの流れもなんとなく分かっていたし、「無痛分娩」についてもいろいろ話を聞いたり、本で読んでいたりしていたので、お医者様に「無痛分娩を希望しますか?」と聞かれた時には「はい」と素直にお願いしてしまいました。
麻酔科のお医者様との面談では、カテーテルをいれる私の背中のチェックをしてもらい、私が今までにかかった病気や家族の事などを聞かれ、改めて「無痛分娩(硬膜外麻酔)」の説明を受けました。私が日本人ということもあり、日本の出産事情の話がでたのですが、なにせ日本で出産した経験がないので、私からはたいした話ができなかったのが残念です。
「お腹を痛めて子供を産む」ことが美徳とされているアジアの出産は考え方も古いし、技術面でもヨーロッパの方が進んでいるんだよ、と言われたことはよく覚えています(なんだか悔しかったので・・)。
出産当日、破水のあとで麻酔を打ちはじめたため、麻酔が効くまでの30分くらいはとても痛かったのですが、そのあとはまさに言葉通り「無痛」!「確かにこれはすごいや。痛くないよ」と、出産という大きな出来事の真っ只中にありながらも冷静に主人や看護婦さんと話をしている自分がいました。
お医者様に「頭見えてますよ、はい、もう一度いきんで!」といわれて「スー」「ハー」と思いきり深呼吸してしまい、もう産まれるまであと1〜2分という所で、ほんとうは1番痛くて苦しいはずなのに皆でゲラゲラ笑ってしまったり、思い返してみると自分がTVの映像などからイメージしていた出産とはまったく違って、言い方は変ですが、楽しい出産になりました。
ズルズルッとミイがお腹の外に出た瞬間、お腹がペコンと空っぽになった感じ、ミイの産声を聞きながらまだつながっているへその緒をしみじみ見つめていたり・・痛みというものを感じないからこそ、他の1つ1つのことがよく見えました。
また出産するとしたらもう一度「無痛分娩」を選ぶだろうなあ。
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