いくじコミック
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外はすっかり春。春といえば花見である。お花見といえば桜の木の下でシートを敷いてお弁当を広げて〜と想像するが、もちろんズボラー風花見は違うのである。
文句大臣は毎日忙しく休みなしで連れて行ってくれそうもないため、近所のママ友2組と一緒に出かけた。ズボラーにお花見のお弁当なんて作れるはずもなく、ママ友もそれは承知しているし、さらにマーザウルス達がおとなしくシートに座ってくれるはずもない。と言うわけでほとんど手ぶら状態での花見なのである。
3人(6人)のベビーカー部隊で移動し、お花見スポットへ。そこは道路の真ん中にある桜並木になっており、長く続いている。両サイドは車道。並木道には低い柵があり真ん中が通路、柵の中のところでは花見が出来るようになっていて、場所取りのシートや立て札が並んでいた。ところどころに露店もあるのである。
並木道に着くとマーザウルスらお子ちゃまはベビーカーを降り、案の定駆け出した!追いかけるのに精一杯なくらい、あっちこっち走り回る。すると、何故かマーザウルスだけ立ち止まり、振り返り、突然戻ってきた。
ベビーカーにつかまると「怖い...これ、乗る」と言い出したのである。周りを見渡したが特に怖がるようなものはない。「何が怖いの?」と聞くと「これ怖い...」といって指を差した先は...ビニール紐??全くピンプンカンプンなのである。どうやら場所取りのためにビニール紐を張ってあるの気になるらしくそれが風にゆられてシャラシャラと音を立てているのが怖かったようなのである。
子供(マーザウルスだけ??)って変な物を怖がるのか...それからしばらく固まったようにじっとしていた。他の2人のお子ちゃまは元気いっぱい走り回っているというのに。「怖くないよ〜」と言って触らせてみても恐々触って「怖い...」を繰り返す。大暴れされるのも困るがあまり臆病すぎるのも困ったものである。何度が「ワンワンがいるから挨拶してきて」との言葉にベビーカーを降りたがすぐに戻って来て「乗る〜」と言ってきかなかった。
ところがだんだんと友達の行動に自分も加わりたくなりベビーカーを降りる。すると今まであんなにおとなしかったのが嘘のように大暴れをはじめ、ついには全身どろんこ状態に。手の爪は切っても泥が残るのではないかというくらいに真っ黒になって遊んでいた。追い掛け回すのに疲れ、みんなで帰りにお弁当を買って家で食べることにした、というなんとも変わったお花見だったのであった。
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