いくじコミック
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それは女優・マーザウルスの初仕事の日の出来事だった。もちろん初仕事といっても本当の仕事ではなくたまたま応募し当選したこども番組の収録の日だったのである。スタジオ入りは15時半。時間もあることだしゆっくりしていたのだ。
一番ゆっくりしていたのはこの私。前日マーザウルスと共に帰らぬ人(一緒に寝てしまった)となっていたのでダラダラと朝食の後のんびりと朝風呂?を楽しんでいたのだ。すると突然ガタガタと音を立て、揺れ出した!じ・地震!?さらにお風呂のお湯の津波が襲う!!ぎょえ〜!!結構長いし、大揺れ!!マーザウルスのお風呂のおもちゃ達まで襲ってくる。風呂場から「大丈夫か〜!!」と叫ぶが返事は返ってこない。結構長かったのでふと頭をよぎることがあった。〜このまま揺れがひどく外部に救助を求めなくてならなくなったら・・・妊婦の母親だけこんな時間にお風呂に入っていて全裸での救出!!なんてことになったら恥ずかしいなんてものではない!〜揺れが収まってから即着替え風呂場を後にする。そこには文句大臣にしがみついているマーザウルスがいた。さすがに相当怖かったようである。
やれやれマーザウルス初仕事の日が大地震になるとは!まあ当然のことだが初仕事は延期になったのである。安否確認の電話やメールの対応に一段落すると、被害のなかったズボラー家なんとのん気なんだろうか一家で昼寝までしてしまった!!
確認の結果、初仕事は次の日に延期となった。ところが文句大臣は前からの予告通り出勤。現地まで私とマーザウルスで行かなければならなく不安だったが無事辿り着いた。しかし、電車を降りタクシーに乗り換えた後マーザウルスの様子が・・・かなり眠そうだ。大あくびが出ている。いつもならお昼寝している時間だった。このままではまずい!グズグズマーザウルスに変身してしまいそうだ。
受付を済ませ、時間があったのでキャラクターグッズ売り場をのぞいてみた。これがまずかった。「これ買う〜!!」と駄々をこね出したのである。言い出したら聞かない。仕方なく、ちゃんとお仕事?が出来たら買ってやると約束をしたのだ。
一通り説明を受け、スタジオ入り。お子ちゃま達はステージへ親達は見学スペースへ。慣れていない数人のお子ちゃまはママにしがみついて大泣きしたり、逃げ回ったりしていたがもちろん女優・マーザウルスにはそんなことはありえないのだ。こちらにみて余裕で手を振っている。さすが女優と自負するだけのことはある。初めての歌や踊りにもとりあえず対応しているようだ。とても楽しそうである。安心したのもつかの間、座っての手遊びのコーナーで一番前に座ったのはいいが着慣れないワンピースを着せたのがあだとなった。お尻をつけ足を伸ばすのだが足が開いている!そしてパンツが思いっきり見えているのだ。見学席から叫ぶわけにはいかないし・・・リハーサル時は思いっきりめくれ上がっていたスカートも本番には落ち着いていたようだが実際はどうだろうか??かなり不安である。これでは女優というよりセクシータレントの道へ進んでしまう。
初仕事でいきなり仕事を干される?ことになる女優・マーザウルス。記念にと出演者全員での写真を双方のじいばあにもと3枚も注文してしまったのだが・・・これが最も最悪なものとなる。最後の挨拶ばいば〜い!!で一人だけ飛び跳ねてパワー全開だったマーザウルス。限界がきていたのかはたまたいつもの集合写真嫌いが出たのか顔は不機嫌そのもの。そして手遊びと同じように一番前に座ったマーザウルスの足は開いておりもちろんパンツが丸見えだった。ジェスチャーで伝えようとするが全くみておらずそのまま記念写真として残ってしまうようである。
こうして、波乱万丈の女優・マーザウルス初仕事は終了した。ちゃんと仕事?出来たであろうか??後はTV放送を待つばかり。そして写真はどうなっているであろうか??
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