ついに出産!お産の3つのサインって!? いざというときのために♪出産時のトラブルって?

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つわりをはじめとする様々な体の変化に戸惑った妊娠初期を過ぎ、何でもおいしくて体重コントロールに悩んだ中期も終えて、頻尿とおなかの重さに不眠がちな妊娠後期も終盤に近づくと、いよいよ出産です。
このころには妊婦さんの華やいだ気分、というよりは「早く産んで軽い体に戻りたい!」と思われる方が多いのではないでしょうか。

一方、どんな風にしてはじまるのかな、いつ病院に行けばいいの?と出産当日に関する具体的な不安も出てくるのがこの時期ですよね。今回はいわゆるお産の始まる3つのサイン「おしるし、前期破水、陣痛」についてそれぞれお話ししたいと思います。

1. おしるし

予定日が近くなると、下着にピンク色や赤褐色などの血が付着することがあります。ちょっと粘り気があることが多く、この出血があると数日から一週間以内に陣痛が始まることが多いとされています。赤ちゃんの周囲にある卵膜と呼ばれる膜と、子宮の壁の間にずれができ、出産が近くなるとお腹のはりが強まり、そこから出血するものと考えられています。

2. 前期破水

破水は通常、出産時子宮口が全開大の時に起きるものですが、陣痛が始まる前に赤ちゃんを包んでいる卵膜が破れてしまうことがあります。これを前期破水といいます。前期破水が起きても、尿もれと区別がつかないくらいの量であることもありますし、勢いよく出ることもあります。いずれにしても赤ちゃんに細菌感染の心配がありますので、すぐ産婦人科に連絡をして受診します。
大きめの生理用ナプキンを当てていくようにし、雑菌が入らないようにするためシャワーやお風呂は入らず、トイレのウォシュレットなども使ってはいけません。そのまま直行しましょう。

3. 陣痛

出産が近づくと、赤ちゃんが出ていきやすくするために子宮の収縮が始まります。
この収縮には痛みを伴い、これを陣痛と呼んでいます。陣痛は徐々に間隔が短くなってきますが、前の陣痛が終わってから、次の陣痛が始まるまで10分程度の間隔になったら出産の開始です。(経産婦の方は15分間隔といわれるようです)産婦人科に連絡し、お産の準備をして病院に向かいましょう。

いずれの場合も、出血や出てきた羊水の量が多いなと感じたり、異常な痛みやお腹の張りがある場合はすぐ病院に連絡しましょう。ここまで来ると、赤ちゃんは多くの場合、子宮外でも生きていけますから心配しすぎず、落ち着いて出産に臨みましょうね。

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