column
妊娠も後期に入ると、どうしても気になってくるのが出産当日についてですよね。中でも陣痛って痛いのかな、つらい生理痛の何百倍の痛みっていうけど・・・と特に初産の妊婦さんは誰しもとても不安になるはずです。
確かにつらい陣痛ですが、赤ちゃんに会う前の最後のステップ、少しでも楽に乗り切れるように前もって準備しておくと安心ですね。
まず、陣痛は通常、いきなりはじまるものではありません。おなかのハリが強くなって、痛みを感じてから病院へ行く前に多少の時間があります。ドラマなどではすぐに分娩台に横になって唸っている出産シーンがよく見受けられますが、そうではなく多くの妊婦さんはご自身でタクシーを呼んだり、ご主人に迎えに来てくれるよう頼むくらいの時間の猶予があります。(破水してしまったり、緊急を要する場合は異なることもあります。)陣痛は波があるので、陣痛がない時間帯にどのようにリラックスして体力を回復するかが、長丁場を乗り切る一つのカギになります。
まず、陣痛が来て入院になったら、食べられる時に食事をとること。
お気にいりのおやつなどがあったら、お産セット(臨月が近づくと準備しておくように病院から言われる、身の回り品、パッド、入院する道具を入れておくバッグなど)にあらかじめ入れておくとよいでしょう。
口が渇いて水分が欲しくなることもよくあるので、ペットボトルのお茶やお水をご主人や家族の方に買ってきてもらいましょう。曲がるストローがあると、どんな体勢でも飲めてよりいいかもしれません。
また、準備していてよかったという声をよく聞くのが、クッション。握りしめたり、抱き枕のように使ったり。使い慣れたものを用意しておくといいですね。また、妊娠が後期に入ったら、自分が楽になれる体勢、例えば右下の横向きに寝る、などを研究しておくのもいざ陣痛が来た時の助けになります。
ご主人やご家族の方にも陣痛が来たら腰をさするなどのサポートをお願いしましょう。
特にご主人の場合だと、何をしていいかわからなかった、思ったことをしてもらえなかったという声もよく聞きますので、本などを読んだり、妊娠中に肩などの軽いマッサージをお願いしたりして力加減、コツなどお互いのポイントを押さえておくと完璧です。待望の赤ちゃんに会えるのももうすぐ。出産は大変という声以上に感動したという意見が多いので、期待をもって臨みましょうね。