気になる赤ちゃんの体重増加

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病院などで赤ちゃんが元気に育っているかをどう判断するかご存知ですか?
赤ちゃんの表情や、原始反射などもとても大切ですが、赤ちゃんの体重は、赤ちゃんが健康に成長しているかどうかをみるために、とても大切な指標となります。今回は、この赤ちゃんの体重についてお伝えしたいと思います。

赤ちゃんの体重増加の目安

赤ちゃんの体重の変化ですが、まず生まれてから3〜5日で、生まれたばかりでむくんだような状態になっていた赤ちゃんから、尿や汗などから水分がでることで、約3〜10パーセントほどの体重が減ります。

その後、新生児と呼ばれる、生後1ヵ月までは、1日30gずつ増加していくのが目安になります。そのため、1ヵ月健診では、700g〜1kg程度の体重の増加があれば、赤ちゃんがしっかり母乳やミルクを飲んで成長している、という目安になります。身長も生後より平均で6cmほど大きくなります。

生後3ヵ月まではこれくらいのペースで体重が増えていき、3ヵ月では、生まれた時よりも体重がほぼ2倍になります。身長も生後まもなくから比べて10cm程度伸びます。

この時期気をつけたいのが、「吸てつ反射」という反射反応です。新生児の赤ちゃんは、口の中に乳首などが入ると反射的に吸ってしまいます。そのため、お腹がいっぱいだとしても口に入ってくると飲んでしまう、という状態になります。
赤ちゃんが泣くと、ミルク不足だと思い、どうしてもミルクばかりあげてしまいがちですが、お腹は空いていなくても、お腹にガスがたまっていたり、力んだりすることで泣く赤ちゃんもいます。それでもミルクがくると飲むので、赤ちゃんの体重が増えすぎてしまうことがあります。

成長の仕方は個人差あり!

成長の仕方には個人差がありますので、無理に1ヵ月1kg程度を守る必要はありません。あまり体重が増えすぎていたり、増えが少ないようであれば、健診の際に指導されたり、必要であれば精査することもあります。

赤ちゃんの体重や飲みっぷりに不安を感じるのであれば、健診で確認されたり、家でも1日あたりの体重の増え方を測ったりして、成長の目安にすると良いですね。

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