至福のコーヒー味
妊娠中って、あれダメ、これダメって結構気にし出すと色々あって、コーヒーやミルクティーもたまーに、めっちゃ飲みたいってなった時、こちらを…
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妊娠中のつらい症状の一つとして挙げられるものに、むくみがありますね。程度は個人により様々ですが、妊娠中のほとんどの方が経験される症状といってもよいでしょう。 むくみは、ご存じのように体の中に余分な水分がたまってしまうことをいい、手足などに痛みのない腫れがあり、手で押すと簡単に指の跡がつく状態です。 今回はこのむくみのメカニズムと対策についてお話します。
妊婦さんは、おなかの赤ちゃんに十分な栄養を送るために循環血液量が増加することが知られています。 特に妊娠も後半に入ると赤ちゃんもどんどん大きくなり、たくさんの栄養を必要とするようになりますから、急激にお母さんの血液の量は増え、なんと普段の血液量に比べて2割以上も増えるといわれています。
このため、血液から尿を作る腎臓に負担がかかり、処理に時間がかかること、また、妊娠中に多量に分泌されるホルモンの作用もあって、妊婦さんはむくみやすくなると考えられます。
このむくみが強くなってくると、身体が重くてつらいばかりでなく、妊娠高血圧症候群などの心配も出てきます。妊娠高血圧症候群は、妊婦さん10人から20人に1人に起こるという頻度の高い病気で、妊娠20週を超えて出現するものです。高血圧が見られ、そのほかに蛋白尿、浮腫(むくみ)が出ることも多くあります。
予防のためには妊娠中に体重が増えすぎないようにすること、無理せず心と体の十分な休息をとること、塩分をひかえた食生活を送ることが挙げられます。
塩分を控えるといっても、極端なことをする必要はなく、特に合併症のない健康な妊婦さんであれば、いつもより薄めの味付けを心がける、スナック菓子は少なめにする、うどんやラーメンの汁は飲まない、といった程度のことで大丈夫です。
また、むくみ対策にはリンゴやスイカ、ジャガイモなどカリウムを多く含む食品をとって、利尿を促すのも良い方法ですね。軽いウォーキングや脚を少し高くして寝る、といったこともよいでしょう。
妊娠中にストレスは大敵ですから、気にはしつつ、でもあまり神経質になり過ぎず時々息抜きをしながら過ごしていきましょうね。