体重が生まれたときの2倍ほどになり、身長も10cmほど伸びますが、体格の個人差も目立ってきます。母子健康手帳の発育曲線のグラフに沿って成長していれば、心配いりません。
手足の力が強くなり、ガラガラを握って振ることが出来るようになる赤ちゃんも。布団を蹴ったり、布団からはみ出ることも多々見られます。腹ばいにすると頭を持ち上げるようになり、多くの赤ちゃんの首がすわってきます。仰向けの赤ちゃんの両腕を持って引き起こしたときに、首がしっかりついてくれば、首がすわったと言えるでしょう。
いろんなものに興味を持つようになり、動くものを目で追ったり、音のするものを喜んだりします。また、あやすとわらうようになり、ママと他の人の区別がつくようにもなります。
手や指をしゃぶる赤ちゃんが増えてきます。これは、発達のひとつの段階でもあるので、無理にやめさせる必要はありません。爪はこまめに切り、手指はいつも清潔にしてあげましょう。よだれが増えるのもこの頃です。よだれかけは、汚れたらこまめにとりかえてあげましょう。
首がすわるとおんぶが出来るように。抱っこしていないとぐずぐず泣いていた赤ちゃんも、おんぶで泣き止むことが多いため、家事もはかどるようになるでしょう。ただ、長時間おんぶのしっぱなしでは、赤ちゃんの体に負担も。1時間程度が限度と考えておくとよいでしょう。おんぶはママとの体の密着で、汗をかきやすくなります。肌着をこまめに取り替えてあげましょう。
これといった理由もないのに夕方になるとぐずぐず泣き始める「夕暮れ泣き」が始まる赤ちゃんも。一時的なものがほとんどなので、なるべく相手をして抱っこするか、首がすわっていれば、おんぶで家事をこなすかなどして乗り切りましょう。
公費で行われる3・4ヵ月健診は、集団検診のところがほとんど。自治体から日程の通知が来ます。発育・発達に問題がないかを確認する大事な機会なので、必ず受診しましょう。ポリオやBCGといった予防注射も、この時期から接種できるように。計画的に予防接種のスケジュールも組みましょう。
生後100日を迎えたら、一生食べるものに困らないようにと願って行う「お食い初め」のお祝いをする家庭も。