手で物を掴むことが上手になり、左手から右手へと持ち替えたり出来るようにもなってきます。寝返りも左右どちら側からもできるようになって、体を移動させる範囲も広がってきます。早い子では、ずりばいやはいはいをしたり、自分でお座りをしたりしますが、運動機能の発達には個人差があるので、この時期にまだ出来なくても心配いりません。
同じく個人差がありますが、最初の歯が生える赤ちゃんもいます。下の前歯から生え始めることが多いのですが、順番が違っていても問題はありません。
精神面の発達もすすみ、人見知りが激しくなる赤ちゃんも。
喃語のパターンが増えて、満足したときに出す声、不満のときに出す声など、様々な発声をするようになってきます。
アレルギーの心配などでまだ離乳食を開始していない赤ちゃんも、この時期の終わりまでにはスタートを。この後、母乳やミルクだけでは栄養分がとれなくなってきたときに、離乳食が進んでいないと成長に支障が出てくる場合もあります。開始から1ヵ月が経ち、量や食材の種類が順調に増えていたら1日2回食に。離乳食を始めるとうんちの形状も変わります。便秘をしやすくなった赤ちゃんは、離乳食に葉物野菜やさつまいもなど繊維質の多い食材を取り入れたうえ、水分不足にならないよう気をつけましょう。
生まれたときにママから受け継いだ免疫がなくなる時期なので、風邪などの感染症にかかりやすくなります。近所にかかりつけとなる小児科を探しておくとよいでしょう。
夜は疲れてぐっすり眠ってくれるように、昼間に体を動かす遊びを取り入れましょう。夜中の授乳をなくすことにもつながります。赤ちゃんを抱っこして、高い高いなどダイナミックな遊びをするのでもいいですし、ママの気分転換もかねて、ベビースイミングやベビーヨガの教室に参加するのもよいでしょう。お昼寝時間、離乳食&授乳の時間、生活にメリハリをつけることも大切です。夜は寝間着に着替えて寝る習慣づけを。
自治体によっては、6・7ヵ月健診を実施するところもあります。集団健診ではなく、小児科での個人健診となるところが多いようです。