赤ちゃんは今生後何ヵ月? 9~10ヵ月

発育・発達

動きは素早く、ますます指先が器用に

はいはいのスピードがぐんと速くなり、つかまり立ちや伝い歩きをする子も増えてきます。はいはいせずに、いきなりつかまり立ちをする子もいますが、発育的には問題ありません。

指先の運動機能も発達し、親指と人差し指を使って、上手に物をつまめるようになります。コップを両手で持って口に運ぶ、棚の引き戸や引き出しを開ける、ボタンを押すといったことも上手になってきます。

咀嚼する力も出てきて、食べ物を歯茎でつぶして食べるようになり、ストローやコップで飲めるようになる赤ちゃんも。

精神面では記憶力がさらによくなり、お気に入りのおもちゃや絵本なども出てきます。ママの姿が見えないと不安になるため、後追いがよく見られるようになります。

お世話のポイント

離乳食は朝昼夕と1日3回に

離乳食は、食べられる食材の種類が増えてきたら、1日3回食に進めましょう。形状も、歯茎で噛んでつぶして食べられる固さと大きさに。離乳食後以外の授乳が、朝晩の2回になる子が増えてきます。
ミルクで授乳している場合、フォローアップミルクに切り替えての授乳もOKに。
そろそろ、ストローを使ってお茶やミルクを飲む練習を始めましょう。赤ちゃん用のマグを用意すると、自分で手に持って飲めるようになります。

よく動くようになって汗をかきやすくなるので、脱ぎ着させやすい服を選んで着せてあげましょう。上下で分かれていると、上の服だけ着替えさせられて便利です。

生活のポイント

危険な行為はダメだと教えて

好奇心が芽生え、思いがけないいたずらもするように。様々なこと興味を持つことは発達上大切なことでもあるので、どれもこれも「ダメ」といってやめさせるのは避けたいものです。とはいえ、危険なことははっきり「ダメ」と教えましょう。ママが怖い顔&きつい口調で言えば、赤ちゃんも何となく「いけないこと」だと理解出来るようになります。ただ、その前に、危険な行為に至らない環境を整えるようにして下さい。つかまり立ちを始めたら、転倒する機会も増えます。転んでも危なくないよう、家中に安全対策を。

多くの地域で9・10ヵ月健診が。通知が来たら必ず受診しましょう。

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