この時期になると、一人歩きを始める子が多くなります。
歩き始めは両手を上げてバランスをとりながら歩きます。時にはしりもちをついたり転んだりすることもありますが、だんだんと上手にスムーズに歩けるようになるでしょう。
1歳3ヵ月の時点で一人歩きが始まっていない子も約1割ほどいますが、1歳半までには歩けるようになるケースがほとんど。成長には個人差がありますから、もう少し待ってあげましょう。ただし、1歳半になっても全然歩く気配が見られない時は、1歳6ヵ月の健診の時に相談してください。
室内での一人歩きに慣れてきたら、外でも一人歩きを。最初は公園の芝生のような安全なところで歩かせてあげるといいですね。
母乳のママはそろそろ卒乳を考える時期かも。最近は、無理にやめさせずに自然に卒業するのを待つというのがスタンダードな考え方。でも現実には、母乳が出にくくなるママもいますし、1歳~1歳半頃を目安に卒乳を考えるママが多いのでは? 卒乳する場合は、まず日中の授乳の回数を減らし、麦茶や番茶などほかの飲み物を与えるようにします。それに慣れてきたら、夜寝る前や夜間も含めて思い切って授乳を止めてみましょう。
粉ミルクの場合は、ストローやコップで飲めるようになっていたら、哺乳びんからストローやコップに移行するだけ。なお、卒乳・卒哺乳びん後も、牛乳やミルク類をストローやコップで1日300~400mlを目安に飲ませるようにします。
自我が芽生えてきて、思い通りにならないとかんしゃくを起こす場面も。まだ言い聞かせて分かる時期ではありません。ぐずった時はおもちゃや遊びなどに誘い、うまく気分転換を。服の着脱や靴を履くのを自分でやりたいという気持ちも強くなります。けれども、一人ではまだできません。途中までママがやって、できそうなことだけ子どもにやらせ、気持ちを満足させてあげしょう。
例えば、ママが途中までズボンを下ろし、脚を抜くところを子どもにさせたり、ママが靴を押さえて履きやすくし、子ども自身に足を入れさせたり。時間はかかりますが、せかさないで見守って。そして、上手にできたらほめてあげ、子どもにやらせる範囲を広げていきましょう。