赤ちゃんは今生後何ヵ月? 1才3~6ヵ月

発育・発達

小走りや階段の上り下りも

しっかりした足取りで歩き、転ぶことが少なくなる頃。階段を上ったり降りたりすることができる子もいるでしょう。

あんよからいつの間にか小走りになるので、怖いのが外出時の交通事故です。車や自転車が通る道では、必ず手をつなぐようにしてください。自由に歩いたり走ったりするのは、公園など安全な場所で。

多くの自治体では、この時期に生後1歳6ヵ月健診が行われます。身体測定、全身の診察、一人歩き、積み木をつかんだり積んだりできるかといった手や指の発達、言葉の発達などもチェックします。

同時に歯科検診を実施する自治体も多く、歯科医による虫歯のチェックや、歯科衛生士さんから虫歯予防や歯の磨き方などの指導があるでしょう。

お世話のポイント

離乳食を卒業して幼児食に

1日3回、必要な栄養の大部分を離乳食からとれ、形のある食べ物をかみつぶして食べられるようになったら、離乳食は完了です。でも、すぐに大人と同じ物が食べられるわけではありません。3歳頃までは幼児食と考えて、調理に配慮を。固すぎる食品、香辛料の強い物、味が濃い物、生ものは避け、子どもが食べやすい大きさ・軟らかさに調理。味付けは薄味を心がけましょう。また、1日300~400mlを目安に牛乳を飲ませます。

中には偏食傾向が出てくる子も。これまではゆでていたのをいためたり、他の物とあえたりなど調理方法や味付けを変えると、食べてくれることも。細かく切ってハンバーグやミートソースに混ぜたり、カレーに入れる手もあります。

生活のポイント

奥歯が生えてきたら、本格的に歯磨きを

奥歯が生えてくる子が多くなります。1日1回、寝る前にひざの上に子どもを仰向けに寝かせ、子ども用の歯ブラシで歯磨きを。歌を歌いながらなど、楽しい雰囲気を心がけたいですね。磨く時は、歯ブラシを水で湿らせ、毛先を歯に垂直に当てて、歯の1本1本を磨くつもりで丁寧に。力任せに磨くと痛がるので、気を付けて。また、

この時期には、名前を呼ぶと「ハ~イ」と手を挙げお返事をするなど、言葉の理解が進みます。「これ、ポイしてきて」と紙くずを渡すと、ゴミ箱にポイ。簡単なことならお手伝いも。できそうなことがあったら、少しずつやらせるといいですね。うまくできなかった時は大目に見て、上手にできた時はうんとほめてあげましょう。

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