赤ちゃんは今生後何ヵ月? 1才6~9ヵ月

発育・発達

運動機能がさらに上達。おままごとも

歩いたり走ったりという運動機能は、さらに発達して上手に。音楽に合わせてその場でピョンピョンと小さくジャンプができる子も。

手や指の動きも洗練されてきます。積み木を積むのが上手になり、スプーンやフォークの使い方も上達します。歩く・走るといった大きな運動機能も、手・指などの小さな運動機能も、だんだんと完成へ近づきます。

また、この時期にはままごと遊びが始まります。お人形にハンカチを掛けて寝かせるまねをしたり、ぬいぐるみに歯ブラシを当てて歯磨きのまねをしたりなど、おままごとはこの時期の子どもが好きな遊び。プラスチック製の包丁や野菜のおもちゃなどを与えて、ママのまねをして遊ばせてあげるのも楽しいですね。

お世話のポイント

おやつは食事の補いになる物を

たんぱく質やカルシウムを補う意味で1日に250ml程度の牛乳を飲ませましょう。これは、必ずしも牛乳だけでとらなくてもいいのです。チーズ、ヨーグルトなどの乳製品と合わせて、そのぐらいの量を目安にとれればいいと考えてください。

また、この時期の食事は、3回の幼児食と、必要に応じておやつを与えます。おやつは離乳後期や完了期と同じく、食事の補いになる物を与えるのが基本です。例えば、果物、乳製品、一口おにぎりやミニサンドイッチ、ゼリーなど。食事に影響しない程度の量にします。甘いお菓子やジュースを与える時は、時間と量を決めましょう。ダラダラと与えるのは虫歯のもと。食事を食べられなくなりますし、肥満の原因にもなります。

生活のポイント

「ヒヤッ!」が多くなる

動きが活発で指先がさらに器用になるこの時期。ママが「ヒヤッ!」とするような事態がこれまで以上に多くなります。
ソファーによじ登って転落しそうになったり、コンセントにはさみなどを入れたり、湯沸かしポットのボタンを押してやけどをしそうになったり。扉に手を挟むという事故もよくあります。事故予防策の点検・見直し・強化が必要ですね。

また、言葉の理解が進んでくるので、叱って教えることにも意味が出てきます。
「アチチだよ。触っちゃいけません!」「いたずらしちゃダメ!」と真剣な表情と口調と雰囲気で“いけない”ということを伝えましょう。叱られてもまた同じことをしますが、繰り返すうちに意味が分かっていきます。

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