赤ちゃんは今生後何ヵ月? 1才9~12ヵ月

発育・発達

二語文が始まる

この時期になると、「ワンワン、いた」「これ、取って」のような二語文を話す子が多くなってきます。二語文はまだの子も、話せる単語の数は少しずつ増えてきたでしょう。

これから子どもの言葉を育てていくために大切なことは、まず子どもの話をよく聞いてあげること。何を言っているか分からなかったり、つっかえたりすることもありますが、子どもの間違いを直そうとするよりあまり、言葉で人に伝えたいという意欲を損なってはマイナスです。

また、大人の方からも子どもによく話しかけてあげましょう。話しかける時は、聞き取りやすいようにゆっくりとはっきりした発音で。

子どもは大人の言葉を吸収して、言葉の貯蔵庫をどんどん豊かにしていきます。

お世話のポイント

一人で飲んだり食べたりできるように

スプーンやフォークを上手に使えるようになり、一人でご飯を食べられるようになります。コップで飲むのも、もう大丈夫。時には食べ物を落としたりこぼしたりすることもありますが、そこは大目に。叱るよりも、子どものやる気を尊重してあげましょう。

また、食べ物で遊ばないなど食事のルールを教えることは必要ですが、しつけにこだわり過ぎると食事が楽しくなくなります。特に子どもが小食だとママは一生懸命になり、食事中もつい小言が出てしまいがち。食欲アップの要は、体を動かして十分おなかをすかせて食事を迎えることと、楽しい雰囲気です。食事のルールを教えることと大目に見ることのメリハリを付け、楽しい雰囲気作りを心がけたいですね。

生活のポイント

基本的な生活習慣を教える

朝起きたら「おはよう」、夜寝る時は「おやすみなさい」、ご飯の前後には「いただきます」や「ごちそうさま」。そうした日常の挨拶や、歯磨き、手洗い、洗顔などの基本的な生活習慣をそろそろ教えていきたいですね。言い聞かせてできるようになるわけではなく、毎日の繰り返しと大人が意識してやって見せることで、自然に身に付いていきます。

また、ボタンやスナップを留めたりはずしたりはまだ苦手ですが、Tシャツやズボンを着たり脱いだりはできるようになります。できないことはママが手伝い、できることは子どもにやらせるようにしたいもの。手を出しすぎたりせかしたりせずに、子どものやる気を大切に。できたらうんとほめてあげてください。

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