現役ママ・パパと小児科医が教える
INDEX
小児科医に聞いた 自宅での鼻水ケアは必要?
赤ちゃんは、鼻水が出やすく、鼻がつまりやすいという特徴があります。しかし、自分で鼻をかめません。 さらに、生後2ヵ月頃までの赤ちゃんは鼻呼吸しかできません。耳鼻咽喉科・小児科の受診と合わせて、鼻水が多い時はご自宅で鼻吸い器を使うのがおすすめです。
現役ママ・パパに聞いた 鼻吸い器って本当に必要?
8割以上の現役ママ・パパたちが鼻吸い器を持っていて、そのうち約92%が鼻吸い器が必要だったという結果に。
鼻水が出やすいお子さまには、鼻吸い器はマストアイテムと言えそうです。
どのタイプがおすすめ?
違いは?
それぞれの特徴をチェック!
しっかり吸える 電動タイプ
電動据置き タイプ |
電動ハンディ タイプ |
|
---|---|---|
吸引力 | ◎ | △ |
お手入れ | ○ | ○ |
片手で吸える | ◎ | ◎ |
静音性 | △ | ○ |
持ち運び | △ | ○ |
価格 | △ | ○ |
手軽に吸える 手動タイプ
手動ポンプ式 タイプ |
手動スポイト タイプ |
口で吸う タイプ |
|
---|---|---|---|
吸引力 | ◎ | ○ | △ |
お手入れ | △ | ◎ | ○ |
片手で吸える | △ | ◎ | ○ |
静音性 | ○ | ○ | ◎ |
持ち運び | △ | ◎ | ◎ |
価格 | △ | ○ | ◎ |
小児科医に聞いた どうやって選ぶのがおすすめ?
鼻吸い器には、電動タイプと手動タイプの2種類があります。
手動タイプは、コンパクトで持ち運びがしやすく、時間や場所を選ばずに使えるメリットがあります。
電動タイプは、吸引力が強く短時間で鼻水を取ることができます。
その中でも特に、電動据置きタイプは、吸引力に優れています。
お鼻に入れるものなので、衛生的に保つことも重要です。使用頻度が高い場合は、お手入れの簡単さにも注目を。
お子さまの鼻水の量や鼻吸いの頻度などを考慮して、症状に合った鼻吸い器を選びましょう。
鼻づまりがひどい場合は、医療機関を受診してください。
現役ママ・パパに聞いた 実際に使っている鼻吸い器は?
鼻吸い器を持っているママ・パパのうち、半数以上が電動据置きタイプを持っており、鼻吸い器のメインになりつつあるようです。
それ以外のタイプも、それぞれ広く使われています。
また、鼻吸い器を持っている人のうち、約4人に1人が2個以上鼻吸い器を持っているという結果に。 メインとサブ、というように、鼻水の状態やシーンに合わせて使い分けをしているようです。
-
電動タイプユーザー
電動据置きは吸引力があるので、鼻水がしっかり、スピーディーに、楽に取れる
-
手動タイプユーザー
音がしないので寝ている時に使いやすい
-
電動・手動2個持ち
家では電動据置き、外やお泊まりでは手動ポンプ式を持っていく。
教えてくれた先生
木村康子先生
木村小児科クリニック院長。医学博士。
日本小児科学会専門医。日本アレルギー学会専門医。日本東洋医学学会漢方専門医。
東京女子医科大学医学部卒業後、東京慈恵会医科大学附属病院、東京慈恵会医科大学青戸病院、都立母子保健院小児科、国立小児病院二宮分院、木村耳鼻咽喉科小児科医院勤務を経て、木村小児科クリニックを開院。小児だけでなく保護者の方の診療も行い、地域医療に尽くす。