プレママ・パパ応援メディア 妊婦フレンズ with パパ

それいけ!妊婦健診①~基礎編~
妊婦フレンズスタッフが体験リポート!はじめての妊婦健診

あんな
はじめての妊婦健診。「何を聞かれるんだろう」「この服装で大丈夫かな?」「血は抜かれるのかな?」などなど、分からないことばかりで不安よね~。そこで、妊婦フレンズスタッフのKちゃんがなんと体を張って、はじめての妊婦健診を体験リポート!実際に何が行われるのか、何を着ていけばいいのか、気をつけておくべきことを解説してくれるわよ!
クリニック写真 広くて日光が差し込む待合室

今回は江東区・東西線木場駅から徒歩1分の東峯婦人クリニックにお伺いしました。妊婦健診、胎児の精密検査ができるのはもちろん、出産入院用の個室も完備。マタニティヨガ・産後ヨガや両親学級などの産前・産後ケアも行っているとのこと! 妊娠出産をトータルでお任せできる、頼りがいのあるクリニックです。

何を持っていけばいい?

持ち物

当日の持ち物は以下の通り。

・妊婦健康診査受診票
・健康保険証
・現金(念のため1万~2万円)
・基礎体温表(つけている人)
・おくすり手帳(服薬している人)
・母子手帳、筆記用具
・生理用ナプキン(内診後に出血することがあるため)

私は基礎体温とおくすり手帳はスマホアプリで管理しているため、そちらを持参。また、待ち時間が長いことも多々あると聞いたので、私は暇つぶしのために文庫本を持っていきましたよ~。

どんな服装で行くのが正解?

服装

シンプルかつ楽な格好で

先生に伺ったところ、「着慣れていて、着脱しやすいものが◎」とのこと! そのうえで、以下を押さえておけばばっちりです。

・トップスとセパレートのフレアスカート
・タイツより靴下
・メイクは顔色が分かりやすいよう、ナチュラルめで

松峯先生松峯先生
スカートと靴下にしておけば、内診のときに着脱が少なくてすむのでスムーズです。また、医師は妊婦さんの体調やメンタルの状態を把握するため、顔色や表情も見ています。なので、メイクは薄めにしていただきたいですね。

ただでさえ緊張する最初の妊婦健診。なるべく締め付けが少なくリラックスできる服装がいいなと思い、私は着慣れているトップスに、ウエストがゴムになっているスカート、スニーカーをチョイスしましたよ。

いざ、妊婦健診へ!

※東峯婦人クリニックの場合の健診内容です。クリニックによって異なる場合があります。

① 受付後、体重・血圧を測る

体重と血圧をロビーにある機械で自分で測定します。

血圧測定血圧測定。腕をしっかり奥まで入れる
血圧測定体組成計のデータが自動でプリントされる
スタッフKスタッフK
自分で測りますが、正しく測れているか看護師さんがチェックしてくださるのでご心配なく。最初の健診ではいつもとそう変わらないかもしれませんが、体重は急な増減がないか健診ごとにチェック。血圧も妊娠高血圧症候群の発見のために毎回測定するそうです! 久々の体重測定、体重が若干増えていてショック。これからしっかり体重管理していかないといけないのに、既に不安が…(汗)。

② 尿検査

計測が終わったら、尿検査用のコップを渡されます。こちらを持ってトイレへ。採取し終わったらトイレの中に小窓があるので、そちらに置きます。

尿検査では、尿に含まれる糖分やたんぱく質などの数値を調べることで、妊娠高血圧症候群や妊娠糖尿病などの病気がわかります。母体だけでなくおなかの赤ちゃんにも影響があるものもあるので、早期発見がカギとなります。

尿検査コップを受け取ってトイレへ
スタッフKスタッフK
検査にそなえて、なるべくトイレをがまんしなくてはいけないかな?と思っていました。でも、少量のおしっこでも検査は可能なので、あまり出なくてもあせらなくて大丈夫だそうです!

③ 血液検査

初期・中期・後期に1回ずつ行います。初回の検査では、貧血の有無、血液型(ABO式、Rh式)のほか、血液の状態、血糖値、血液でわかる病気の有無などを調べます。
出産時、万が一輸血が必要になった際のために血液の種類を知っておくことは重要ですし、早期発見で赤ちゃんへの感染を防ぐことができる病気もあるので、大事な検査です。

血液検査やっぱり血は採られます
スタッフKスタッフK
風疹の抗体があるかどうか、B型肝炎・C型肝炎・HIVなどに感染していないか…赤ちゃんと母体を守るために大事なたくさんのことが、これで分かるそう。注射が苦手な人もこのことを胸に向き合えば、余裕で乗り越えられる(はず)。

④ 子宮底長やむくみの検査

「子宮底長」とは、妊娠中の子宮のふくらみ(大きさ)を表す数値のこと。あお向けに寝て脚を伸ばした姿勢でおなかを出し、恥骨の上から子宮の最も上の部位(子宮底)までの長さを、おなかの曲線に沿ってメジャーで計測。また、むくみがないか、脚のすねを押して確認してくれます。

むくみの検査すねの内側を押さえてへこむか、どのくらいで戻ってくるかでむくみをチェック
スタッフKスタッフK
妊娠中、特に中期~後期はむくみやすいものだそうで、多少のむくみはそれほど心配する必要はないそうです。しっかり水分をとる、塩分を控えめにするなどの指導がされることが多いようです。
でも、中には妊娠高血圧症候群などの病気が原因になっているものもあるんだとか。いろいろ気を付けないといけないことがあるんですね…。

⑤ 問診

ついに先生が登場! 自身や家族の病歴や、アレルギーがないか、出産はどこで希望するかなどを聞かれます。また、質問があればこのときに聞きましょう。

問診先生登場! 笑顔で話してくださいました
スタッフKスタッフK
不安や疑問がある場合はこのときに相談できるそうです。聞きたいことを事前にメモしておくと、聞き忘れがなくて◎。
私は避けたほうがいい食べ物や、銭湯が好きなのですが行ってもいいか、などをたずねました。妊娠中は生もの、アルコールはNGなのと、レバーなどのビタミンA豊富な食材の食べ過ぎにも注意したほうがよいとのこと。
また、銭湯に行く際は転倒に気をつけ、衛生管理がしっかりしたところを選ぶようにアドバイスいただきました。母子手帳に「妊婦自身の記録」というページがあるので、そこに書き込むのがいいですね。
松峯先生松峯先生
問診のとき、医師は妊婦さんが部屋に入ってきた時から「顔色はどうかな」「表情が暗いけど大丈夫かな」など、様子を観察しています。妊娠すると、自身の体やメンタルの変化についていけず、悩みを抱える人も少なくありません。悩んでいることがあれば、遠慮なく話してくださいね。

⑥ 内診台で経腟エコー

内診台に上がって、医師が腟内にプローブという棒状の超音波器具を挿入して、赤ちゃんの状態や子宮や卵巣の状態をチェックします。また、子宮頸がん検診をまだ受けていない人は先に検診を受けてからエコーになります。

内診台で経腟エコー画面を見ながら解説してくれます
スタッフKスタッフK
フレアスカートだと、下着を脱ぐだけですぐに内診台に上がれるので楽チンです!
深呼吸しながら力を抜いて臨みましょう。(私はリラックスのために頭に大海原を思い浮かべました)初回は主に子宮内での妊娠かどうか、また、赤ちゃんの心臓が動いているかどうかを確認してくれるそう。問題なさそうで一安心!
この後次回についての軽いお話があって、検査終了。

妊婦さんと赤ちゃんのために欠かせない妊婦健診。気になることは気軽に相談しよう

松峯先生松峯先生
妊婦健診は赤ちゃんが順調に育っているかの観察はもちろん、妊娠を継続し無事出産するために重要な検査を行います。
また、「こんなこと聞いてもいいのかな」と質問を遠慮される妊婦さんも多いようですが、疑問や悩みの解消も妊婦健診の重要な役割なので、安心して気軽に聞いていただければと思います。もし必要があれば、助産師や地域の保健師からサポートが受けられるようにおつなぎします。
スタッフKスタッフK
今のところ赤ちゃんにも母体にも問題なさそうなことがわかり、また、サバサバと明るく優しい先生のおかげで、「この先の妊婦生活、大丈夫かな?」という不安が少し晴れました!
個人的には質問をメモして持って行ったのが、モヤモヤ解決に役立ったなと思います。みなさんもぜひ取り入れてみてくださいね。

※検診の内容はクリニックによって多少異なります。

監修者プロフィール

松峯美貴先生
松峯美貴先生医学博士、東峯婦人クリニック副院長、東峯ラウンジクリニック副所長、産前産後ケアセンター東峯サライ副所長(いずれも東京都江東区)妊娠・出産など女性ならではのライフイベントを素敵にこなしながら、社会の一員として悠々と活躍する女性のお手伝いをします! どんな悩みも気軽に聞ける、身近な外来をめざしています。東峯婦人クリニック 公式ページ

関連リンク

記事をシェアする

関連記事