プレママ・パパ応援メディア 妊婦フレンズ with パパ

「胎教」って何をすればいいの?ママはもちろん、パパも一緒に参加するとメリットがたくさん!

あんな
妊娠5ヵ月頃になると、お腹も目立ちはじめて、赤ちゃんの胎動を感じられるようになる方もいるかしら。ちょうどこの頃、赤ちゃんの聴覚も発達しはじめて、外の音が聞こえるようになってくるのよ。そうなると、「胎教」を意識するパパ・ママもいるんじゃないかしら?
でも「胎教」をしようと思っても、実際は何をしたらいいのか悩むわよね。今回は助産師さんに、「胎教」について詳しく説明してもらうわよ~!
ベージュ服の妊婦さんのお腹

教えてくれたのはこの方

助産師坂田さん
坂田 陽子 先生看護師、助産師、国際認定ラクテーションコンサルタント。 葛飾赤十字産院、愛育病院、聖母病院のNICU・産婦人科に勤務し、延べ3000人以上の母児のケアを行う。その後、都内の産婦人科病院で師長を経験。現在は東京で「すみれ出張専門助産院」を開業している。
すみれ出張専門助産院HP: https://sumire-josanin.com/

そもそも、「胎教」とは?

ベージュ服の妊婦さん

「胎教」は、「胎内教育」とも言われています。「胎内教育」と聞くと“英才教育”のようなイメージを持つかもしれませんが、「ママ・パパとお腹の赤ちゃんとのコミュニケーション」という意味合いが強く、決して「お腹の赤ちゃんに早期教育をする」という意味ではありません。お腹の赤ちゃんに話しかけることも、立派な「胎教」のひとつです。

「胎教」をスタートする時期は、赤ちゃんの聴覚が発達し始める20~24週頃が良いでしょう。コミュニケーションということを考えると、特に月齢で「胎教」の内容を変えていく必要はありません。ママとパパが楽しめる「胎教」を続けるのが一番なので、難しく考えずに、赤ちゃんとのコミュニケーションを楽しもうという気持ちで行ってみて下さい。

先輩ママ100人に聞いた! 「胎教」って何をした?

pigeon_胎教円グラフ

(※)日本産婦人科医会「分娩に関する調査」調査データより算出

みんなは「胎教」をどうしていたのか、195名の先輩ママ・パパを対象にアンケートを実施。「胎教」をしていたか聞いたところ、約33%の人が「胎教」をしていたという結果に。

また、その内容を聞いてみると、「話しかけた」、「音楽を聴かせた」という意見が多くありました。中には、英語を聞かせた、ラジオを聴かせたという人も!「胎教」は毎日続けていたという人が多く、“やろう”と意識してやっていたというよりも、“自然とやっていた”というケースがほとんどのようでした。

【どんな胎教をしましたか?】

  • ・好きな音楽を聴かせた
  • ・絵本の読み聞かせをした
  • ・名前を決めて、話しかけた
  • ・歌をうたった
…など

(※)日本産婦人科医会「分娩に関する調査」調査データより算出

助産師坂田さん
みなさん方法はさまざまですが、基本的な「胎教」のやり方をしっかり押さえられていますね。
例えば、「お腹の赤ちゃんに話しかける」こと。これは、いつでも誰でもできるということもあり、最も手軽でポピュラーな方法と言えます。「おはよう」「おやすみ」とあいさつをしたり、赤ちゃんの名前や胎児ネームなどを呼びかけるなど、たくさん声をかけてあげると良いですね。また、赤ちゃんのために選んだ絵本を読んであげるのもおすすめです。赤ちゃんもお腹の中で聞いているはずですよ。
また、「音楽を聴く」「歌をうたう」ことも「胎教」の基本です。ここでポイントなのが、音楽や歌がママの好きなものであること。「胎教」といえば、「モーツァルトの曲が良い」とよく聞きますが、これは、モーツァルトの音楽はリラックス効果があると言われているから。ママがリラックスできることが肝心なので、クラシックにこだわらなくてもOKです。ママの楽しい気持ち、穏やかな気持ちが赤ちゃんに伝わり、それが一番の「胎教」になります。
胎動が大きく感じられるようになったら「キックゲーム」で、赤ちゃんと遊ぶこともできます。赤ちゃんの反応を感じられるので、ますます「胎教」が楽しくなるはずですよ。

「胎教」の効果とは?
一番大切なことはママがリラックスできること

白いワンピース妊婦さん

「胎教」の胎児に対する効果については、医学的に根拠がある訳ではありません。ですが、「胎教」をすることでママがリラックスできると、お腹の赤ちゃんにも良い効果があるということはわかっています。妊婦にストレスがあると、自律神経やホルモンに影響が出て、血管を収縮させ、子宮への血流が悪くなります。つまり、ストレスを無くしリラックスをすると、赤ちゃんにしっかりと栄養を送り届けることができるのです。

「胎教」をするうえで何より大切なことは、ママがリラックスできるということ。「胎教」=ママの癒しの時間という感覚で、穏やかな気持ちで楽しめると良いですね。

パパも一緒に参加するとメリットがたくさん!
パパと「胎教」の嬉しい効果

白いシャツ妊婦さん

「胎教」はママしかできないかというと、もちろんそうではありません。パパの声もしっかり赤ちゃんに届くので、ぜひママのお腹に手を当てて、近くで話しかけてあげてください。生まれた後、赤ちゃんは聞きなれた音に反応します。パパがお腹の赤ちゃんに毎日話しかけていたら、生まれてからもパパの声を聞いて泣き止むことがあるかもしれません。自分の声で赤ちゃんが安心してくれたら、感動ですよね。

さらに、パパが一緒に「胎教」を行ってくれると、ママとの絆が深まります。一緒にお腹の赤ちゃんの成長を感じてくれるということは、ママにとって安心できる幸せな時間です。また、パパはどうしても赤ちゃんの成長を実感するチャンスが少ないもの。ママのお腹に触れて日々強くなっていく胎動を感じると、パパになる実感も沸いてくるはずですよ。

まとめ

・「胎教」を始めるなら20~24週頃からがベスト
・「胎教」で大切なのは、ママがリラックスすること
・パパと一緒に「胎教」をすることで、ママの安心感が増し、夫婦の絆も深まる

「胎教」で一番大切なのは、ママがリラックスできること!
いろいろ試しながら、楽しくお腹の赤ちゃんとコミュニケーションをとってみよう!

あんなあんな
「胎教」の一番の目的は、ママ・パパと赤ちゃんのコミュニケーション。赤ちゃんはちゃんと聞いているから、恥ずかしがらずにパパもたくさん話しかけてあげるのよ〜。2人がたくさん話しかけてくれたら、赤ちゃんも安心して生まれて来れるんじゃないかしら。
「胎教」ができるのは、プレママ・パパの限られた期間だけ。この時間を大切にして、リラックスしながら夫婦で「胎教」を楽しんでちょうだいね!

関連リンク

記事をシェアする

関連記事