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妊娠中の働き方、仕事への意識はどう変化した?プレママ・パパに伝える3つのポイント

あんな
妊娠中はママだけでなく、パパも働き方を見直す人が多いみたい!今回はママの妊娠をきっかけに、働き方や仕事への意識にどう変化があったのか、先輩ママ・パパにリサーチしてみたわ。
タブレットを持って会社で話している

監修者プロフィール

渡邊 大地 さん
渡邊 大地 さん株式会社アイナロハ 代表取締役/札幌市立大学看護学部 非常勤講師
大学卒業後、会社員を経て、2011年に株式会社アイナロハを設立。2012年より「産後サポート“ままのわ”」事業をスタート。自治体の産後サポート事業、全国の産院での両親・父親学級の開催、講演など多方面で活躍中。3児の父。

仕事をしているママは、つわりや体調不良で今までのように働けるか不安に思う方もますよね。また、最近はパパもママの体調を考慮して、働き方を見直す人が増えているようです。今回は、産前産後事業を展開するアイナロハの渡邊さんに、先輩ママ・パパより取得したアンケート結果を解説いただきます。

―ママ編―
7割のママは、妊娠中の働き方や職場環境に変化あり

妊娠中のママの働き方、具体的に変化した内容は?

妊娠中のママの働き方、具体的に変化した内容は?

まずはママに、働き方や仕事内容の変化についてヒアリング。結果、約7割の人が「調整・変更をした」という結果に。具体的には「時差勤務を取り入れた」、「身体に負担のかかる仕事内容を変更・調整した」、「時短・フレックス勤務を取り入れた」という人が多いようです。

■先輩ママの意見

・通勤のバスで座れないことが多いので、帰りの時間を1時間早めてもらった(妊娠中のママ/20代)

・体調を考慮し、在宅ワークに切り替えた(妊娠中のママ/30代)

・つわりがきつかったので、接客業務を減らし裏方仕事を増やしてもらった(ママ/20代)

体調不良の症状やタイミングは、人によって違うもの。先輩ママたちは、時差勤務や業務内容の変更をしてもらうなど、自分に合った身体に負担のかからない働き方を模索していたようです。

優先順位の見直しやチーム内共有。仕事の進め方で変化したことは?

具体的に仕事の進め方や意識で変化したことを教えてください。

続いて、仕事に対する意識や進め方の変化について聞いたところ、6割以上の人が「変化あり」と回答。具体的には、「優先順位を意識した」、「無理のない範囲の業務量にした」という意見が半数以上を占めました。

■先輩ママの意見

・体調を考慮し、定時に終わって休めるよう効率よく働くようになった(ママ/30代)

・時間を大切にして、やるべきことを後回しせずに早めに取り組んだ(ママ/30代)

・いつ体調不良で休むかわからなかったので、業務を周りと共有するようにした(ママ/30代)

いつ休んでしまうかわからない状況をふまえ、今まで以上に業務の共有を意識したというコメントが多くありました。妊娠中の体調はコントロールできないことも多いので、早めの相談やサポート依頼が大切ですね。

渡邊さんからのPOINT

妊娠中の仕事で一番大切にしてほしいのは、ママの体調。妊娠すると徐々に体調が変化すると考えている方も多いですが、実際は「急につわりが始まった」というケースが多くあります。明日から急に業務ができなくなる場合もあるので、会社へ早めに相談しておくと安心です。

最近は社会全体の働き方が柔軟になり、妊娠中のママの働き方の選択肢も増えてきました。体調がすぐれないときは、無理をせずパパや上司に相談してみてください。(渡邊さん)

―パパ編―
6割のパパがママの妊娠をきっかけに、働き方を見直し

ママの妊娠をきっかけに、パパの働き方に変化はあった?

ママの妊娠をきっかけにパパの働き方に変化はあった?

続いてはパパ。ママの妊娠発覚後の働き方について聞いたところ、6割以上が「変化あり」という結果に。なかでも半数以上が「帰宅を早めるようになった」と答えていました。また、「在宅ワークや時差勤務・時短勤務を取り入れた」という人も2割以上いるようです。詳しい意見をみていきましょう。

■先輩パパの意見

・定時で帰れるよう残業をできるだけなくし、飲みに行かなくなった(パパ/40代)

・上司に事情を話して、夕方の会議を回避したり、帰宅時間に配慮してもらった(パパ/40代)

・もっと有給などを使って、時間を有効に使えばよかった(パパ/30代)

残業を減らす、仕事後の飲み会に参加しないなど、ママの体調を気にかけ早く帰る工夫をしている意見も多くありました。また、上司や同僚に事情を話して、仕事の内容や時間帯を調整した、という方もいるようです。

業務量の調整や時間意識のアップ。ママの妊娠中、パパが意識していたことは?

具体的に仕事の進め方や意識で変化したことを教えてください。

さらに、仕事への意識や進め方の変化について聞いたところ、約7割のパパが「変化あり」と回答。具体的には「優先順位を意識した」、「業務量を調整した」、「効率化、時間意識を心がけた」という声が多く見られました。

■先輩パパの意見

・早く帰るために早く出社するなど、時間の使い方を考えるようになった(パパ/40代)

・上司や同僚と子育てに関して情報共有した(パパ/30代)

・仕事の優先順位を意識したり、周囲にも事情を説明したりして、早く帰宅できるようにした(パパ/30代)

・不要な業務は整理して、今後仕事がやりやすくなるよう調整した(パパ/30代)

ママだけでなく、パパも業務の内容・量・時間を見直すきっかけにもなっているようです。また、今後の働き方を考えるにあたり、会社の先輩ママ・パパ、同僚や上司、家族に相談したという人が多くいました。家族はもちろん、先輩の経験を参考にしつつ、ベストな働き方を見つけられるといいですね。

渡邊さんからのPOINT

ママが妊娠中のときは健診の送り迎えなどでパパも仕事を休んだり、早退・遅刻をする場合があります。パパの職場にも早めに妊娠報告をしておくと調整しやすいですが、周囲へ妊娠報告するタイミングは2人で話し合って、決めましょう。

また、ママは体調が悪くても、我慢してしまうケースが多くあります。今日は元気がないなと感じたら、30分でも早くパパが帰宅してくれると、ママは心強いですよ。(渡邊さん)

プレママ・パパの働き方、意識したい3つのポイント

パソコンデスクに座っているパパ

妊娠初期はママの体調が不安定なので、家事や仕事のバランスを模索するママ・パパも多いようです。そこで、3児のパパである渡邊さんに、妊娠中2人で意識しておくといいポイントを教えてもらいました。これからのマタニティライフのヒントにしてみては?

1.仕事の進め方、優先順位を改めて整理

妊娠中はママの健診や急な体調不良などで、パパも仕事の調整が必要な場合があります。早めに今の業務を見直し、仕事の優先順位を意識できようになっておけると安心です。また、チームや上司と仕事の状況を密に共有しておきましょう。

また、妊娠を機に理想の働き方やこれからの家族との時間を考え、転職を検討するパパもいらっしゃいます。パパ1人で決めずに、2人にとってベストな形はなにか、ぜひ話し合ってみてください。

2.家事は“減らす”ことを考えて

妊娠中は、家事を今までと同じ量・質でキープすることが難しくなります。家事分担を見直す方も多いと思いますが、まずは“減らす”ことがおすすめです。例えば、毎日行っていたお風呂掃除を週末のみにする、ゴミ捨てを週一回にまとめるだけでも、日々の負担がぐっと減りますよね。

買い物もネット注文や食材宅配サービスを活用したり、食洗機や乾燥機付き洗濯機など、便利家電を導入したりするのもいいですね。2人が気持ちよく過ごせるスタイルを話し合ってみましょう。

3.ママの体調・お互いの状況はしっかり共有

妊娠期だけでなく産後も大切にしたいのが、お互いの気持ちや今の状況を共有すること。「言わなくても気付いてよ!」という状況が続くと、ぎくしゃくしてしまうことが増えてきます。そうならないためにも、体調や仕事の状況、休日の過ごし方などはこまめに伝え合うことが大切です。

また、気持ちだけでなく、スケジュールを共有することも重要です。この日は妊婦健診だから送り迎えをお願いしたい、月初は仕事が遅くなるなど、希望や予定を事前にシェアできると安心ですよね。今は便利なアプリもあるので、活用してみるのも◎。

大切なのは、お互いの気持ちや状況の理解

タブレットを持っている青いカーディガンのママ

妊娠中、働いているママとパパにとっては、仕事の面においてもお互いのサポートが必要不可欠。パパはママの体調に寄り添いながら、お互いの働き方を見直し、2人にとってベストなワークスタイルを考えるきっかけにしてくださいね。

ママとパパが安心して過ごせるよう、2人のスタイルを見つけてね

あんな
あんな

働き方も仕事への意識も、自分たちに合ったスタイルを見つけていくことが大切みたいね!お互いの状況や気持ちは、しっかり言葉にして伝えることで、ストレスも減るし2人の絆も深まるはずよ〜!

アンケート出典元
マイナビ子育て、マイナビニュース調べ
2022年4月実施 未就学児のお子さんがいるママ・パパ各100名

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