初めての妊娠では、喜びやうれしさとともに不安や戸惑いを持った方も多いと思います。
そんな気持ちが少しでも安らぐように母乳育児に関する情報を中心にお届けします。
妊娠中の心と体の変化って?
- マイナートラブルはお腹の中で赤ちゃんが大きくなっていく合図
- 体重は増えすぎも増えなさすぎもよくありません 妊娠中の体重管理はご自身の体格に合わせて増やすことが大切です。
- 便秘の原因は妊娠初期にホルモンが急激に増え、腸が上手に動けなくなるから
- オキシトシンは愛情共感ホルモンであり、授乳中のママのメンタルを守っています
- 陣痛がいつ・なぜ始まるかは医学的に未解明
- スマホの情報はどこかの誰かのことであなたのことではありません
- 妊娠中は家族と赤ちゃんのいる暮らしを楽しみにして過ごしましょう 眠い、疲れるは妊娠しているから。お外の空気を吸って、音楽を聴いてみましょう!
サポートグッズを活用して
母乳育児をもっと快適に
妊娠中にできる母乳育児の準備
- 妊娠中に女性のからだはダイナミックに変化 妊娠から産後で、ママの体内ホルモンは大きく変化します。戸惑いや不安がうまれて当然。抱え込まず、周りに気持ちを素直に出すことが大切です。
- 妊娠中にできることは「バランスの良い食事」「よく歩き、よく寝る」「姿勢を整える」 動画で正しい立ち方・歩き方・姿勢をチェックしてみましょう!
- まずは自分のお胸に注目してみましょう 赤ちゃん一人ひとりに個性があるように、ママのおっぱいも、乳頭のかたちや母乳分泌量などで個性があります。周囲と比べず、専門家に診てもらい相談しながらじっくり取り組むことが大切です。
- 人から手助けを受ける力「受援力」じゅえんりょく 子育ては周りの手をたくさん借りて進められると◎ 母乳のこと、子育てのこと ‥なんでも相談できるのが助産師です。地域に相談できる助産師がいるか、妊娠中に確認することをおすすめします。
母乳とミルクは違うの?
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赤ちゃんの成長や発育に不可欠な成分を含んでいます
・ヒトミルクオリゴ糖は赤ちゃんの腸内細菌を強くする役割を持っている
・母乳にはヒトミルクオリゴ糖がたっぷり
・早産児に欠かせない抗感染物質として活躍
・ママの生きた細胞は赤ちゃんの免疫保護になる -
わが子に合わせる母乳スペシャル・オーダーメイド
・初乳(出生直後から3日目まで)は、金の液体、天然のワクチンと言われており、子宮から離れる赤ちゃんの感染や病気から守る
・移行乳(産後4日~3週頃まで)は、脂肪分、カロリー、ラクトースが多くなり、急速に成長する新生児用の理想的な食物
・成乳(産後4週目以降)は、赤ちゃんの健康的な成長と発達をサポートするための完全栄養になる
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母乳育児をもっと快適に
母乳育児のママへのメリットって?
- オキシトシンは愛情共感ホルモンであり、子宮復古しきゅうふっこ(子宮が妊娠前の大きさに戻ること)に役立ちます
- 乳がんの発生リスクが低下することが明らかになっています
- 将来的に、大腿骨骨折だいたいこつこっせつを起こしにくくなるというデータも出てきています
- おっぱいは赤ちゃんのおなかを満たすだけでなく、安らぎの場所となり赤ちゃんの愛着形成に役立ちます
- オキシトシン、セロトニンがママの体を守ります
- 絆ホルモンであるオキシトシンが一生の中で一番多く分泌されます
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母乳の量や授乳間隔の正解は?
動画でご紹介した
しあわせ授乳期サポートBOOKはこちら
- 最初の1ヵ月は「泣いたらおっぱい」でOK! 赤ちゃんに吸ってもらうことで、母乳の分泌が増えます。
- 完全母乳じゃなきゃダメなんてことはありません どんな風に母乳育児を生活の中に取り入れていくかは、家族ごとに変わるもの。
- 復職するからと無理に卒乳を急がなくて大丈夫 生後半年以上になればホルモンのバランスが整うので、仕事と母乳育児の両立も可能です。
- 赤ちゃんのタイプ、ママのおっぱいの形、子育ての環境など、みんなそれぞれ違います
- 母乳育児は個人差が大きい ママ自身の感覚を大切にすることと、楽しく無理なくできればOK!
- 「こうしなきゃダメ」ということはありません 母乳育児の道のりは十人十色。
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妊娠中はどう過ごしたらいい?
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生まれたら赤ちゃんとだら~んとして
妊娠してから、毎日緊張して過ごしていませんか。
私たちは犬や猿と同じ哺乳類だから、心配ばかりしなくても大丈夫!ゆったりとしていましょう。 - 赤ちゃんもママもパパも、みんな初心者
- 夫婦だけで育児をしようとせず、妊娠中に産後の伴走者を見つけておこう おすすめはオールマイティに頼れる助産師さん。
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妊娠中は夫婦ふたりの時間も楽しんで
赤ちゃんを迎えて子育てが始まると、夫婦だけでゆっくり過ごすことが難しくなります。
妊娠中にふたりの時間を満喫して、気持ちをリラックスさせましょう。
ママとパパや周りの人が
妊娠中に準備できることは?
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出産後のからだは全治2ヵ月の大けが
そんな状態で赤ちゃんのお世話が始まります。
赤ちゃんを迎えてからの24時間は、夫婦ふたりだけだった生活からは大きく変わります。 -
環境づくりは、①知る ②話す・計画する ③整える ④チームを作る
生活は大きく変わるから、妊娠中に環境を整えておきましょう。
①~④どれから始めてもOK!
やりやすいところから始めてください。 -
思った通りにいかないのが育児
育児はどんなに準備をしても、うまくいかないことが必ずやってきます。完璧は目指さずに、計画が狂ったらもう一度話し合い立て直す、次なるステップだと思いましょう。
ゆとりや柔軟性を持って、楽しく子育てをしてもらえたらと思います。
産後3ヵ月頃までの授乳や
赤ちゃんとの生活に見通しを
専門家監修の「しあわせ授乳期サポートBOOK」は、授乳や産後のココロとカラダ、子育て支援のことなど、妊娠中から知っておきたい授乳期に関する情報をギュッと1冊にまとめた冊子です。全国の病院や保健センターなどで指導用教材として採用されています。
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母乳育児とっておきの話し
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専門家プロフィール
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善方 裕美 先生
産婦人科医
・よしかた産婦人科 院長
・横浜市立大学 産婦人科 客員准教授 -
宮下 美代子 先生
助産師
・みやした助産院 院長
・NPO法人WooMoo 理事長 -
棒田 明子 先生
産前・産後アドバイザー
・NPO法人孫育て・ニッポン 理事長
・NPO法人 ファザーリング・ジャパン理事
・3・3産後サポートプロジェクト リーダー