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ママと赤ちゃんをしっかりサポート!
「産後ケア施設」(産後ケアセンター)を訪問レポ!

あんな
今回は「産後ケア」に注目して、産後のママを助けてくれるさまざまな施設を紹介していくわよ~!どんなサービスが受けられるかイメージできるように、実際に都内の産後ケア施設に潜入してみたわ。利用するかしないかは産後に決めてもOK、まずは情報として知っておくことが大切よ~!
気になるサービスがあったら、自分の住んでいる地域にもあるかリサーチしてみてちょうだいね。
マームガーデン葉山

「産後ケア」ってどういうことをするの?

「産後ケア」とは、産後のママの心と体を回復させ、育児指導を行うためのサポートのこと。母子の良好な愛情形成のためにも大切な支援です。
自治体が医療機関や助産院、産後ケア施設に委託して行っている「産後ケア事業」と、委託を受けずに民間独自のサービスを行っている「産後ケアサービス」があり、価格帯は施設によりさまざまですが、一般的に自治体主体のサービスの方が低価格で利用できます。

宿泊型、日帰り型、訪問型など多岐にわたるサービス

「産後ケア」のサービス内容は、家事代行やベビーシッター、子育てや授乳に関する相談など多岐にわたります。産後ケア施設にママと赤ちゃんで泊まる「宿泊型」、日中ママが数時間休むために産後ケア施設を利用する「デイサービス型」、自宅で家事や育児のお手伝いなどをしてもらえる「訪問型」と、タイプもいろいろ。施設により受けられるサービスが異なるので、自分の住んでいる地域にはどんな産後ケア施設があるか、事前にチェックしておくことがポイントです。

潜入レポ!「産後ケア」施設(産後ケアセンター)「八千代助産院 おとわバース」を訪問してみた!

あんな

産後ケア施設と聞いても、どんな雰囲気なのか、どんなふうに過ごせるのか想像するのってちょっと難しいわよね。そこで今回は、文京区にある助産院「八千代助産院 おとわバース」に潜入して、施設の様子を見せてもらったわ!産後ケア施設の利用を検討するときの参考にしてみてね~。

訪れたのは、東京都文京区にある「八千代助産院 おとわバース」。文京区、台東区、中野区、千代田区、豊島区の5つの区と連携している、民間の助産院・産後ケア施設です。
母子で施設に宿泊できる「産後入院」や、おっぱいのトラブルへの対応や授乳指導をしてもらえる「母乳育児相談」、骨盤リセット教室やアロママッサージなどの「リラックス教室」など、産後のママのためのサービスが充実しています。どんなケアを受けられるのか、さっそく見ていきましょう!

訪問したのはこちら!

八千代助産院玄関

施設名:八千代助産院 おとわバース
住所:東京都文京区音羽1-19-18
HP: https://otowa-birth.jp/
妊婦健診、出産、産後のサポートや母乳育児相談など、産前から産後にわたりママをサポートしてくれる、助産院・産後ケア施設。もちろん、他院で出産した人も産後サポートを利用することが可能です。宿泊型、日帰り型、外来型、訪問型のサービスを展開しており、中でも助産師が常駐する空間で安心して過ごせる、宿泊型サービスが人気。

お話を伺ったのはこの方!

一之瀬さん
一之瀬さん新卒後、助産師として「虎の門病院」に15年程務めた後、「八千代助産院 おとわバース」へ就職。2年前に院長となる。3児の母でもあり、自身の体験談を交えながら産後の幅広い相談に対応。授乳に関するトラブル解決も得意。

アットホームな空間でママも赤ちゃんもリラックス!

さまざまな産後ケアサービスがありますが、今回は年間約250人のママが利用しているという「産後入院」について教えてもらいました!

「産後入院」は、ママ(こちらの施設では産後4ヵ月未満のママが対象)と赤ちゃんが、助産師が駐在する空間で宿泊できるというサービス。お部屋は、和室が3部屋(内1部屋は大部屋)、洋室が1部屋の合計4部屋が用意されていて、助産師と利用者の距離が近く、アットホームな雰囲気が魅力です。

和室のお部屋の様子
和室のお部屋の様子

個室は8畳あり広々。ママの布団と赤ちゃんの布団、テーブルやいすなどのあるシンプルかつ旅館のようなお部屋で、のんびりゆったり過ごせます。赤ちゃんの肌着やおむつなどは用意されているので、ママの着替えと洗面用具など、少ない荷物だけ持参すればOKなのも嬉しいですね。

診療室
診療室もあるのでママと赤ちゃんともに安心して宿泊できます

通常料金は1日33,000円(1泊2日で66,000円)ですが、自治体の助成を使えばリーズナブルに。例えば文京区は6泊7日分の費用助成があり、期間内であれば3割負担(1泊2日19,800)で利用することが可能です。そのため、助成を利用して2泊3日~6泊7日で利用されていく方が多いそう。

栄養バランスを考えられた、温かい食事が嬉しい

ラウンジ
助産師さんとお話したりできるラウンジ

宿泊型のサービスは、母子別室で一晩赤ちゃんを預かってくれる施設もありますが、「八千代助産院 おとわバース」では、基本的に母子同室。滞在中、帰宅後の生活に向けた丁寧な生活指導や育児相談を受けられます。初めての育児は不安やわからないことだらけ。何がわからないかわからない状態なので、困ったときにすぐに助産師さんに相談ができるのはとっても心強いですよね!
もちろんママに休養が必要な場合は、可能な限り赤ちゃんを預かってもらうこともできるそう。ちなみに、沐浴は助産師さんが行ってくれ、希望者には沐浴指導もしてくれます。

和食とカレー
出来立ての温かい食事はいつも大人気! 栄養バランスも◎

また、利用者から評判なのが施設内で手作りしているおいしいご飯。産後はバタバタな日々で、ママは自分の食事は後回しになりがち。作りたての温かいご飯が食べられることは、産後のママにとってとっても嬉しいポイントなんです。
ご飯や麺類、パン類などバリエーション豊富で、品数も多く、栄養バランスもばっちり!滞在中の大きな楽しみになりそうですね。

骨盤リセットやアロママッサージなどママの身体を労わるサービスも!

デイケアサービスでは、講師を招いて行う「リラックス教室」も開催されています。骨盤ダイエット教室、アロマトリートメント、ヨガなど、ママの身体と心を癒してくれる教室のほか、ベビーマッサージやバランスボールなど、赤ちゃんと一緒にできるものも(現在は新型コロナウイルスの影響で開催されていないものもあるので、詳しくは施設にお問い合わせください)。
数時間で体験できるものばかりなので、ちょこっと外に出てリフレッシュしたいというときにもぴったりです。

また困ったときの駆け込み寺として重宝されているのが、「母乳育児相談」。おっぱいの痛みやしこりなど授乳時におけるトラブル解決、授乳マッサージ、授乳指導、ミルクの増やし方のアドバイスなどをしてもらえます。
経験豊富な助産師さんが対応してくれるので、どんな些細な事でも気兼ねなく相談できますよ!

院長の一之瀬さんに、これから出産を迎えるプレママ・パパに向けてメッセージをいただきました!

一之瀬さん

初めての子育ては戸惑うことばかりなのが当たり前。
ですがSNSが普及した現代は、周りと比べてしまったり、“失敗しないように”、“自分でしっかりやらないと”と一人で頑張りすぎてしまっているママが増えているような気がします。本来子育てはそんなに窮屈なものではないはず!失敗しても修正すればいいし、周りの手を借りることは悪いことではありません。どの地域にも相談できる場所、頼っていい場所は必ずあるので、ぜひこういう場を利用して、ママの心を和らげてもらえると嬉しいです。
周りのサポートを受けながら、健やかな気持ちで育児を楽しんでくださいね。

こんなにいろいろ!「産後ケア」施設(産後ケアセンター)を紹介!

●わこう助産院
HP: https://wako-josanin.jp/

わこう助産院

ママの産後の体調を整える、赤ちゃんのお世話を教えてもらえる、母乳栄養を軌道にのせるなど、病院やクリニックと自宅とのギャップを埋める施設です。産後入院では、ママのシャワーと赤ちゃんの沐浴以外はすべてお部屋で過ごします。赤ちゃんと過ごす中で感じる「これであってる?」を助産師・保健師などがママのペースでマンツーマン対応。赤ちゃんの発達を促すハンドリング(赤ちゃんの身体の扱い方)、向き癖予防、頭の変形の予防を得意としています。

●むさしのレディースクリニック
HP: https://musashino-ladies.jp/

むさしのレディースクリニック

産婦人科併設のゲストルームで受けられる、日帰り産後ケア施設。経験豊富な助産師に授乳相談や、赤ちゃんのヘルスチェックをしてもらうことが可能。休息を取りたいママは赤ちゃんを預けて個室でゆっくり休むこともでき、ママの体調や気持ちに合わせて過ごし方を選ぶことができます。おいしいランチやおやつを食べて、ゆっくりお風呂に入り、ママの心と身体もリフレッシュ。オプションで乳房マッサージや沐浴相談・ベビーマッサージも可能です。

●マームガーデン葉山
HP: https://www.mom-garden.jp/

マームガーデン葉山

産後ケアに特化した、産後ママと赤ちゃんの為のホテル「産後ケアホテル® マームガーデン葉山」。現在日本では産後うつの割合が増加し、産後のママを取り巻く状況は厳しいですが、育児の孤独化にストップをかけるべく、ついに専用ホテルが誕生。相模湾を望むリゾートホテルのようなロケーションに、24時間開放しているベビールームや、助産師による母体のケア、産後エステなど、産後ママ専用のリゾートホテルが2021年12月20日OPEN。

まとめ

  • ・産後ケア施設は、産後のママの心身を癒してくれる
  • ・サービスの内容や料金は施設によってさまざま
  • ・自治体が主体の産後ケア施設は、利用料の補助を受けられる場合も
  • ・まずは自分の住んでいる地域の施設を知ることが大切

「産後ケア」はママの心と身体をサポートしてくれる!
まずは周辺の施設を探してみて!

あんなあんな
産後ケア施設は、産後のママをサポートしてくれる頼れる場所なのね~。今回伺った「八千代助産院 おとわバース」は、助産師さんもフレンドリーで、気軽に相談ができる雰囲気が素敵だったわ!サービス内容や方針、価格は施設によって違うから、自分の希望に合っているかチェックするのを忘れずに!
産後は育児に追われて、助けがほしいけどそれを調べる気力もない状態になるかもしれないから、産前にリサーチしておくと安心よ~。しっかり備えて、安心して新しい生活をはじめてちょうだいね!

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