妊婦さんが温泉に入浴するときの注意点

本来、温泉には殺菌作用があるものなので妊娠中でも安心して入浴できます。
温泉による効果としては、気分をリフレッシュしてリラックスできるのはもちろん、腰痛やむくみなどの症状緩和も期待できます。

但し、妊娠中の温泉の入り方として注意したいのが、転倒などによるケガです。
足元が滑りやすい温泉場では、不測の事故が起きることも。正しい入浴方法を知っておくことが重要になります。
なお、肌の弱い人は、最後にシャワーを浴びるようにするといいですよ。

妊娠中も安心の入浴法

手すりにつかまりましょう

お腹が大きいと足元が見えづらくなります。
温泉場は足元が滑りやすいこともあるので、必ず手すりなどにつかまってゆっくりと入るようにしましょう。

朝風呂は避けましょう

朝は血液粘度が上昇して血流が滞りやすく血栓もできやすい時間帯。脳貧血を起こす可能性も高くなりますので入浴は避けてください。

25℃以下や42℃以上の湯は避けましょう

効能を期待できるせっかくの温泉でも、極端に冷たかったり、熱かったりするのは逆効果。
体に負担がかかるので、必ず温度のチェックを忘れずにしましょう。

入浴は1泊で2~3回、1回につき5~10分程度に

入浴回数や時間は家庭での入浴ペースに合わせて。
5~10分は温泉につかっている時間で頭や体を洗う時間は除きます。
深夜の入浴は足元がおぼつかないこともあるので、控えましょう。

一人ぼっちの入浴は避けましょう

妊娠中は想像以上に疲れやすくなっています。
1人のときに脳貧血などで倒れる可能性も完全にないとはいえません。
できるだけパパや他の人と一緒に入浴しましょう。

掛け湯をしましょう

温泉に入る前には必ず足の方からかけ湯をしましょう。
温度変化に体を十分慣らせてから入浴するように心がけて。

半身浴をお勧めします

胸から下の半身浴だと、心臓や肺にかかる水圧の負担が少なくて済みます。また、足に適度な圧力がかかってマッサージ効果も期待できるので、むくみなどの症状の緩和にもおすすめ。

温泉と洗い場、脱衣所などの温度差に注意しましょう

急激な温度差は血圧を大きく変動させる原因になります。
順応できたとしても、体に負担がかかります。温度差には十分注意しましょう。湯上り後の水分補給も忘れずに!


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