妊娠中の旅行を快適にする5つの方法

すてきな思い出をつくるためにも、無理は禁物。
楽しみたいのはわかりますが、あくまでも妊娠中であることを忘れないで。
妊娠中の旅行がいっそう快適になる5つの方法を教えます。

1. 必ず主治医に旅行の相談をしましょう

妊娠中に旅行を計画する場合は、まずは通院先の医師に相談しましょう。張り止めなど、薬を飲んでいるから旅行に行っても大丈夫と思う人もいるかもしれませんが、自己判断は絶対にやめて。体調に心配があるから処方されていることをしっかり認識すること。また羽目をはずしすぎて体調を崩してはせっかくの旅行も台無し。
パパと2人ゆっくり過ごすことを考えて。

【チェック】

旅行中の急なトラブルも、まずは主治医に連絡をすることをお勧めします!

もし、旅行中に出血などの急なトラブルに見舞われた場合は、まずはあなたの妊娠経過を熟知している主治医に連絡し、適切な指示を仰ぎましょう。

2. 旅行に適した時期・場所

基本的には体調が安定しやすく、お腹が大きくなる手前の妊娠5~7カ月が適しています。
もちろん、妊娠12週以降であれば旅行に行くことは可能です。ただし、つわりの最中など、体調がかんばしくない状態にもかかわらず無理してまで旅行をする必要はありません。また、いつお産が始まってもおかしくない36週(妊娠10カ月)に入ったら、やめておきましょう。

【チェック】

国内であればまずはOK。危険な場所は避けて!

旅行先を決める際、国内であればまずは問題ありません。
ただし「秘湯」と呼ばれるような場所は、交通が不便な上に舗装のされていない道路でお腹に振動を与えてしまったり、足元が危ないことも多いので、妊娠中は控えましょう。

3. 余裕を持ったスケジュールを

スケジュールは、時間ではなく、体調に合わせて動けるようにゆとりを持ってたてることが大切。妊娠中は、知らず知らずに疲れていることがあります。少しでも調子が悪く感じたら、パパに相談して自宅へ引き返す勇気を持ちましょう。”せっかくだから”とか、”休みを取ってくれたパパに悪い”と気にするよりも、お腹の赤ちゃんを守ることが重要です。

【チェック】

集団行動がメインのツアータイプの旅行は避けたほうが無難です!

妊娠中の旅ではマイペースで過ごせることが重要なポイントなので、分刻みの予定や、忙しく観光スポットを回るなどのツアータイプは不向きです。

4.体調に合った移動手段を

移動手段は乗物の特徴や距離、時期や時間帯などによって総合的に判断して決めましょう。
妊娠中は血液中の凝固因子が増えるため血栓(血のかたまり)ができやすい状態にあります。
どの交通手段を選んでも、水分をこまめに取り、トイレは我慢せず、同じ姿勢が長時間続かないように注意して。
肉体的にも精神的にも疲れない交通手段を選ぶことが大事です。

【チェック】

長距離は電車や飛行機を。車は気を使わない点がメリット!

車は気を使わないで楽な一方、渋滞にはまると大変といったように、電車や飛行機にもそれぞれメリット・デメリットがあるので、自分の体調をよく考えて選びましょう。

5.自分の妊娠経過を知りましょう

母子健康手帳と健康保険証は常に携帯することを心がけて。

また万が一携帯するのを忘れた時のためにも、自分がそんな妊娠状態(妊娠週数、頭位・骨盤位、持病など)にあるのかを理解しておきましょう。そうすれば突然のトラブルが発生した場合でも、通院先以外の産院でも医師に伝えられます。常に自分の体調と相談しながら、無理をせず旅を進めましょう。

【チェック】

宿泊先の病院も調べておくこと!

妊娠中ですから、突然のトラブルが起こることも。念のため事前に宿泊するところの近くにある産婦人科や救急病院なども調べておくと安心です。


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