MAMAPAPA GRAPH(ママパパグラフ)

離乳食や幼児食、市販のベビーフードをいつ、どんな時に、どれくらい使っている?

生後5〜6ヵ月になると、離乳食が始まります。赤ちゃんの成長はうれしいことですが、毎日の家事や育児にプラスして離乳食を準備することは、本当に大変です!そんなバタバタな日々の中で頼りになるのが、市販品のベビーフード。今回は離乳食やベビーフードについて、子育て中のママ・パパたちにいろいろなことをお聞きしました!

ママとパパと赤ちゃんが離乳食を見て喜んでいるイラスト画像
INDEX

離乳食はどうしてる?

離乳食はどのように準備している?

離乳食はどのように準備している?の円グラフ 主に手作りしている:29.8%, 手作りと市販品を半々くらいで利用している:52.4%, 主に市販品を利用している:17.8% (n=8,639)

「手作りと市販品を半々くらいで利用している」人がもっとも多く、52.4%と過半数を占めました!「主に市販品を利用している」(17.8%)と回答した人を含めると、7割以上の人が市販品のベビーフードを積極的に利用していることがわかりました。

では、市販品のベビーフードはどのくらい利用しているのでしょうか?

市販のベビーフードを利用する頻度

市販のベビーフードを利用する頻度の横棒グラフ ほぼ毎日:28.3%, 週に4〜5回:14.9%, 週に2〜3回:24.9%, 週に1回程度:10.6%, 月に数回:6.7%, お出かけの時など、特別な時のみ:12.8%, ほとんど使わない:1.8% (n=8,639)

「ほぼ毎日」と回答した人が28.3%と、もっとも多い結果となりました!続いて「週に2〜3回」(24.9%)、「週に4〜5回」(14.9%)となり、7割近い人が週に複数回、市販のベビーフードを利用しているようです。

利用したことがある市販のベビーフード

利用したことがある市販のベビーフードの横棒グラフ 瓶詰め:86.0%, レトルトパウチ(おかゆ、おかず、ソースなど):88.1%, フリーズドライ(お湯で溶かすタイプ):70.7%, 粉末、キューブタイプ、濃縮ペースト(だし、野菜ペーストなど):80.2%, ベビーうどん・パスタなどの乾麺:72.0%, ホットケーキミックスなどの粉もの:59.4%, スムージータイプ(飲むピューレなど):41.1%, ジュレ・ゼリータイプ(おやつや水分補給用のもの):55.9%, ベビー飲料(麦茶、イオン飲料など):76.7%, おやつ(せんべい、ビスケットなど):83.6%, その他:4.2% (n=8,639)

さまざまな種類があるベビーフードですが、もっとも利用した人が多かったのは「レトルトパウチ」で88.1%。僅差で「瓶詰め」が86.0%と、9割近くの人が利用していました。他の選択肢も過半数の人が利用したことがあると回答しているものが多く、ママ・パパたちは複数の種類を上手に使い分けているようです。

食事だけでなく、「おやつ」(83.6%)と「ベビー飲料」(76.7%)も利用している人が多いことがわかりました。赤ちゃん用のおやつや飲料は、特にお出かけのときに便利ですよね♪

この中で、もっともよく利用しているものを聞いてみると「レトルトパウチ」が56.3%でトップでした!レトルトパウチは種類が多く、保存しやすいので、本当に便利。忙しいときだけでなく、離乳食づくりの参考にしたり、栄養バランスを考えて食事に追加したり、お出かけのときに持っていったり、活躍するシーンがたくさんあります!

市販のベビーフードを利用することへの抵抗

市販のベビーフードを利用することへの抵抗の円グラフ 全く抵抗はない:69.4%, どちらかといえば抵抗はない:24.9%, どちらかといえば抵抗がある:5.6%, 抵抗がある:0.2% (n=8,639)

「全く抵抗はない」人が69.4%。「どちらかといえば抵抗はない」(24.9%)と回答した人と合わせると、9割以上の人が抵抗を感じていないことがわかりました!ほとんどのママ・パパたちが、栄養面や衛生面に配慮されたベビーフードを安心して使っているようです。

幼児食はどうしてる?

離乳食から幼児食に移行するタイミングや進め方

離乳食から幼児食に移行するタイミングや進め方の円グラフ とても悩んだ:30.7%, 少し悩んだ:48.5%, あまり悩まなかった:18.1%, 全く悩まなかった:2.7% (n=5,737)

「少し悩んだ」(48.5%)と「とても悩んだ」(30.7%)を合わせると、8割近くの人が移行するタイミングや進め方に悩んだ経験があることがわかりました!確かに、どのくらい離乳食が進めば幼児食でも大丈夫なのか、何をどのように与えていけば良いのか、わからないことがたくさんありますよね。そのため、インターネットで幼児食への移行について検索したことがある人は89.9%と、ほぼ9割の人が疑問を解決するために情報収集をしていました。

赤ちゃんが離乳食を嫌がっているイラスト画像

インターネットでの検索キーワードで多かったのは、やはり「離乳食」「幼児食」。さらに、「進め方」「月齢」「食材」「味付け」「硬さ」などが多く検索されていました。「使いたい食材 月齢」のように、キーワードを組み合わせて幼児食づくりの参考にしている人が多いようです。

また、離乳食ではほとんどの人が市販のベビーフードを利用していましたが、幼児食ではどうでしょうか?

幼児食での市販ベビーフードの利用

幼児食での市販ベビーフードの利用の円グラフ よく活用する:38.0%, 時々活用する:45.0%, あまり活用しない:13.0%, 全く活用しない:3.9% (n=5,737)

もっとも多かったのは「時々利用する」で45.0%。「よく活用する」(38.0%)を合わせると、8割以上の人が幼児食でも市販のベビーフードを利用していました!

市販のベビーフードを利用するシーン

市販のベビーフードを利用するシーンの横棒グラフ 時間がない時の一品として:76.7%, 大人用の食事からの取り分けが難しい時の代わりとして:63.5%, 料理のかさ増しや、野菜などの具材をプラスしたい時に:36.5%, 自分では作りにくいメニューの時に:47.2%, 味付けのベースや参考として:17.7%, お弁当のおかずとして:8.9%, その他:17.9% (n=4,764)

市販のベビーフードを利用するのは、「時間がない時の一品として」がもっとも多く、76.7%。続いて「大人用の食事からの取り分けが難しい時の代わりとして」(63.5%)、「自分では作りにくいメニューの時に」(47.2%)でした。幼児食期になるといろいろなものが食べられるようになって少し楽になるとはいえ、それでも手づくりするのは難しい時もありますよね。そんな時に、市販ベビーフードを上手に使っていることがわかりました!

離乳食・幼児食の悩みは?

離乳食や幼児食は毎日のこと。ママ・パパたちがどのようなことに悩んでいるのか、聞いてみました。

離乳食や幼児食で悩んだこと

離乳食や幼児食で悩んだことの横棒グラフ 栄養バランスが取れているか不安:75.5%, 食べる量が少ない・ムラがある:40.7%, 好き嫌い・偏食(特に野菜嫌い):29.7%, 食べ遊び、スプーンや食器で遊ぶ:35.1%, 食事中に立ち歩く、集中力が続かない:30.1%, 丸飲みしてしまう、あまり噛まない:36.9%, 毎日のメニューがマンネリ化してしまう:67.1%, 調理に手間や時間がかかる:52.5%, アレルギーへの対応:17.6%, その他:5.9%, 特になし:1.2% (n=8,639)

お悩みのトップは「栄養バランスが取れいているか不安」で75.5%。食事は赤ちゃんの体をつくる大切なものだけに、やはり栄養を気にされている人が多いようです。

続いて「毎日のメニューがマンネリ化してしまう」が67.1%、「調理に手間や時間がかかる」が52.5%と、半数を超えました。やはり毎日のことだけに、準備の段階で悩んでいる人が多いようです。

また、栄養バランスで欠かせないのが野菜。好き嫌いが出やすい食材ですが、できればたくさん食べてもらいたいですよね。どんな野菜を食べてもらいたいか聞いてみると、「にんじん」「たまねぎ」「キャベツ」など、よく使われる食材を挙げている人が多かったです。また、ブロッコリーなどの緑黄色野菜、ごぼうなど食物繊維の多い野菜、との声もありました。いろいろな種類の野菜を食べてもらうために、頭を悩ませているママ・パパが多そうです!

ローリングストック、実践している?

非常時に備えて日常的に食品を多めに買い置きし、消費しながら買い足していく「ローリングストック」。赤ちゃんがいると、離乳食や幼児食の備えも必要になります。

「ローリングストック」を知っている?

「ローリングストック」を知っている?の円グラフ 知っていて、実践している:42.4%, 知っているが、実践はしていない:35.1%, 聞いたことはあるが、意味はよく知らなかった:5.4%, 知らなかった:17.0% (n=9,629)

「知っていて、実践している」人が42.4%。「知っているが、実践はしていない」人は35.1%でした。「ローリングストック」自体を知っている人は8割近く。知っている人の中で実践している人は約半数ですが、まだ浸透しているとまでは言えない結果となりました。

ベビー・キッズ向けの食品でローリングストックしているもの

ベビー・キッズ向けの食品でローリングストックしているものの円グラフ 市販のベビーフード(レトルトパウチなど):70.4%, 粉ミルク・液体ミルク:50.3%, ベビー・キッズ用のおやつ:52.8%, ベビー・キッズ用の飲料(麦茶、ジュースなど):33.5%, その他:2.2%, 特にしていない:5.5% (n=4,082)

「市販のベビーフード」がもっとも多く、70.4%。「ベビー・キッズ用のおやつ」(52.8%)、「粉ミルク・液体ミルク」(50.3%)も過半数の人がローリングストックをしていました。

レトルトパウチなど市販のベビーフードは、保存が効くことも大きな特徴。多めに買い置きし、使いながら買い足して、いざという時に備えておくと安心ですね。

我が家の工夫

最後に、離乳食や幼児食の悩みを乗り切るために、実践している工夫や「我が家流ライフハック」を具体的に教えてもらいました!

たくさんの離乳食を見てうrしそうなパパのイラスト画像

まずは、市販のベビーフードを活用しているとの声がたくさん寄せられました!

「離乳食を全部作ることは、家庭のリソース的に厳しい。市販品だからこそバランス良く栄養を摂れると思い、手づくりに執着することは止めました。」
「レトルトは、手づくりで冷凍するよりも衛生的で、栄養価も高いと信じています。」
「裏ごしが大変な葉物野菜やとうもろこしは、ベビーフードに頼っています。」
「外出のときはベビーフード!エプロンも紙にして、負担を減らしました。」

大人の料理から取り分けることも、多くの人が実践していました。

「一人目のときは、大人と別に離乳食を作っていました。ものすごく大変だったので、二人目はなるべく大人の食事から取り分けて離乳食を作るようにしています。」
「同じものを食べたいのか、親が食べているものを欲しがることが多いようです。親の分を欲しがったら、親の皿から取り分けています。」

便利グッズや作り置きを活用している人も多かったです。

「食材を刻むのが面倒なので、みじん切り調理器を毎日使っています。」
「休日にまとめて1週間分の離乳食を作って冷凍し、平日はストックを解凍して食べさせることを基本にしています。」
「自動調理鍋を使って、大量に作って冷凍しています。」

また、毎日のことだからこそ、余裕を持って細かいことを気にしない!との声もたくさん寄せられました!

「全部食べきれなくても気にしない!」
「市販のベビーフードに頼りまくっています。食べなくても元気なら、あまり気にしません!」
「割り切ること!完璧は無理!!」
「キラキラSNSの離乳食投稿は見ない!全部手づくりで栄養も考えるなんて、自分には無理。あまり見ないようにしています。」

多くのママ・パパたちが市販のベビーフードを利用しながら、離乳食や幼児食についていろいろな悩みを抱えていることがわかりました。

今回のアンケートでは、これまでの史上最多、1万人以上の方から回答をいただきました! みなさまからご回答いただきましたアンケート結果をしっかり読ませていただきました。たくさんのお声をいただき、本当にありがとうございました!

研究員イラスト

悩みを解決するアイデアもたくさん寄せられたので、ぜひ参考にして、気持ちを楽にして離乳食や幼児食に取り組んでくださいね。

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