妊娠中・産後は、二人だけで頑張らないで。外部サービスや周囲のサポートをフル活用して、無理のない妊娠・育児生活を
- はじめての妊娠・出産はわからないことや不安なことが多い分、二人で何とかしようと力んで、つい頑張りすぎてしまうママ・パパが多いみたい。でも、妊娠中〜産後は心身ともに特別な期間。ママとパパだけで無理をするのではなく、二人の負担を減らす工夫も大切よ!
今回は、無理のない妊娠・産後の生活を送るためにどんな工夫をしたのか、先輩ママ・パパに聞いてみたわ。
妊娠中に家事などの“負担が軽減できるよう工夫”をしたママ・パパは約7割
先輩ママ・パパ300人に、妊娠中〜産後の生活で工夫したことについてヒアリングしたところ、約7割の人が、「妊娠中に家事などの負担を軽減するための工夫をした」と回答。大多数のママとパパが、妊娠中はお互いに無理をせず心地よく過ごすことが第一だと考えているようですね。
では、具体的にどのような工夫をしたらよいのか、二人を取り巻く環境に応じて最善策はそれぞれですが、アンケートの結果を見ていきましょう。
妊娠中は家事の分担や仕方を見直して、二人で無理なく協力し合えている人が多数!
妊娠中の具体的な工夫内容は、「家事分担の見直し」が最も多く、69.0%という結果に。次いで、「惣菜や外食などの活用」「洗濯や掃除の回数を減らした」など、家族や外部サービスといったママ・パパ以外の手を借りる前に、二人で乗り切れる工夫をしているようです。
まずは、できる範囲でパパの家事分担を増やしたり、外食や惣菜などの活用により調理・後片付けの手間を省いたりするだけでも、ママは穏やかに過ごせそうですね!
ママの体調が第一。
まずは二人で、活用できるサービスを探してみるのも◎
先輩ママ・パパの声
- 「家事代行などを活用すればよかった。食器洗い乾燥機など便利家電をもっと早くに買っておけばよかった」(ママ/30代)
- 「家事分担について話し合う時間を作った。自分たちでできることとできないことは周りに協力を求めるなど準備をした」(パパ/40代)
- 「全部を頑張ろうとすると大変なので、わざと軽く手を抜く部分を作ることで、だいぶ楽になりました」(ママ/40代)
- 「もっと事前に情報を入手して、自治体などに相談するべきでしたね」(パパ/30代)
- 「二人だけで頑張ろうとしていたが、もっと周りを頼ればよかった」(パパ/30代)
実際に行った工夫以外に「こうしておけばよかった」ということを詳しく聞いてみると、便利家電を利用したり、もっと周りを頼ったりすればよかったというコメントが多くありました。また、わざと手を抜くことも気持ちにゆとりを持つためには重要。罪悪感を持たずに、ママとパパが穏やかに過ごせるための工夫として、取り入れてみては。
また「ママの体調が優れない」「お互いに仕事の都合がつかない」……そんなときに無理は禁物。自分たちでできないことがあれば、活用できる外部サービスを探してみるのも一案です。
産後の生活も周りのサポートが欠かせない!?
頼れる人やサービスにはとことん甘えて
産後は、これまでの家事に加えて、大切な赤ちゃんのお世話というミッションが待っているため、すべてを二人でまかなうのはやはり難しいですよね。先輩ママ・パパも8割以上が周囲にサポートを依頼したよう。
依頼した相手は「両親(義理の両親)」が70.8%とダントツで多いですが、兄弟姉妹や職場の先輩・同僚、友人など、頼れる人は多岐にわたっています。また、病院や助産院、自治体、民間の家事代行サービスなどを賢く活用している人も。お住まいの環境や状況に合わせて、サポートをお願いできそうな人やサービスをママとパパで事前に相談しておきたいですね。
細切れ睡眠になる産後は、
ママとパパの負担を少しでも減らせる選択肢を多めに
産後は赤ちゃんのリズムに合わせた生活を送るため、どうしてもママとパパは細切れ睡眠になりがち。だからこそ、寝られるときにしっかり眠っておきたいもの。睡眠最優先で、それ以外の家事などは後回しでOKです。
アンケートでも6割超が、掃除、洗濯、料理といった家事をサポートしてもらったという結果に。また4割近くが「赤ちゃんの育児サポート」や「食材や日用品の買い物」を頼んでいるほか、4人に1人が産後ケアを活用していることがわかりました。
なお、家事や買い物の代行、産後ケアなど自治体や民間のサービスを利用する場合、登録や予約に時間がかかるものもありますので、妊娠中から事前に登録しておくことをおすすめします!
産後の生活イメージは二人で話し合い、
早めにサポートをお願いしよう
先輩ママ・パパの声
- 「もっと自分からできることを見つければよかった」(パパ/40代)
- 「必要なものをもっと事前から準備しておけばよかった」(パパ/40代)
- 「夫が自発的に育児できるように、はじめからもっと頼るべきだった」(ママ/30代)
- 「周りをどんどん頼ったほうがよい」(30代/パパ)
産後は赤ちゃんのお世話だけでも一日があっという間に過ぎていきます。日々を乗り切るだけで精一杯だからこそ、先輩ママ・パパたちからは「もっと早くから産後に向けての準備をしておけばよかった」という反省の声も多く聞かれました。
家事や買い物、赤ちゃんの沐浴手伝いなど、ちょっとしたことのサポートをお願いするだけでも、ママやパパが身体を休めたり、気持ちに余裕を持てたりするものです。産後はどのようなタイムスケジュールになりそうか、事前に二人で具体的にイメージし、サポートが必要な場合は早めにお願いしたいですね!
情報収集は早めにして、安心して妊娠期を過ごし、出産に備えよう
体力や気持ちの面でも普段とは異なる妊娠中・産後の生活。先輩ママ・パパたちは二人でできることとできないことを相談し合い、必要に応じて周囲の人や外部サービスを上手に頼っていたことがわかりましたね。
最優先すべきは、ママの体調。そのためにもママはもちろん、パパも心穏やかに過ごせるよう、みなさんも家事などの負担を減らせる工夫やサポートを依頼できる候補を情報収集・検討しておきましょう。
ママとパパが安心して穏やかに生活できることが大切よ〜
- あんな
妊娠中も産後も、ママとパパで助け合うのは当たり前だけれど、決して頑張りすぎないで。まずはママとパパが穏やかな気持ちで過ごすことが、赤ちゃんの健やかな成長につながるはずよ〜。だからサポートの依頼先は早めにたくさんピックアップしておくと安心よ。
アンケート出典元:
マイナビ調べ:子育て中のママ・パパ300名 2022年10月実施