生まれたばかりの赤ちゃんは、頻繁に授乳が必要だったり、短時間の睡眠を繰り返したりします。大人の生活リズムとまったく違うので、赤ちゃんのリズムに合わせて生活する最初のころは大変ですよね。
特に睡眠に関しては、赤ちゃんが夜にまとめて寝てくれるようになるとママもパパも楽になってくるのですが、なかなか思うように寝てくれないことも。
実際に赤ちゃんの睡眠で困ってしまった経験があるかどうかを聞いてみると、88.8%と約9割のママたちが「困ったことがある」と回答!やはり赤ちゃんの睡眠は、多くのママにとってのお悩みのひとつのようです。
では、具体的にどんなことに困っているのでしょうか?
もっとも多かったのは「抱っこで寝ても、布団に寝かせると起きてしまう」で、66.3%と6割以上。抱っこでやっと寝たと思って、そ〜っと布団に置いた途端、起きてしまってグズり始める…そんな経験を持つママがとても多いことがわかりました!
続いて「寝つきが悪い」(56.2%)、「夜泣き」(54.7%)が過半数。ママもパパも昼間の疲れで夜は眠いところに、赤ちゃんが寝てくれないと本当に困ってしまいますよね。
赤ちゃんの睡眠の困りごと、同じような経験をした方はとても多いと思いますが、困ってしまう時期はいつごろが多いのでしょうか?
「0〜2ヵ月」が最も多くて57.9%と6割近く。続いて「3〜5ヵ月」が46.7%、「6〜8ヵ月」は41.6%と、まだまだ多くのママたちが困っていますが、その割合は徐々に減少します。月齢が小さいほど生活リズムも安定しないので、赤ちゃんの睡眠に困ることが多くなるようですね。
そこで、赤ちゃんがなかなか思うように寝てくれないときに試したことや、効果があったことを具体的に聞いてみました。
「朝寝、昼寝、夜寝の睡眠時間を固定して、習慣づけました。」
「寝る数時間前はスクリーンタイムは設けない。湯船につかって、その後にやってくる眠気を利用するなど、できるだけ寝る前のルーティンを整えました。」
「睡眠環境を整え、ルーティンをつくりました。」
多くのママたちが困っている「ベッドに寝かせると起きてしまう」ことについても、具体的な対策が寄せられました。
「ベッドに寝かせるとすぐに起きてしまうのは、スワドルや抱っこ布団が効果的でした。」
「一人目は抱っこで寝る習慣になってしまい大変だったので、二人目以降はできるだけ布団でゴロゴロしながら自然と眠れるように習慣づけました。」
おくるみやおしゃぶりなども効果的との声がありました!
「おくるみで包むと、すんなり眠ってくれるようになりました。」
「起きてしまったときは、おしゃぶりで落ち着かせると再度入眠しやすいようでした。」
また、親の心の持ちようが大切との声もありました。
「『寝てくれたらラッキー』くらいの気持ちで、親が力を入れないこと。親が寝かせよう寝かせようとすると、子どもにもそれが伝わってしまう気がしました。親がゆとりを持てば、すぐ寝てくれることもあったので、効果があった対策は親の心のゆとりです。」
赤ちゃんの睡眠対策として「睡眠環境を整える」ことをあげた人も多かったですが、実際にどのくらいの人が睡眠環境に工夫をしているのか聞いてみると、「工夫をしている」と答えた人が全体の75.9%も!「暗くする」「寝る時間だと赤ちゃんが認識できるルーティンをつくる」といった工夫をしている人が多かったです。
「寝る1時間前には部屋を暗くします。お風呂に入って、授乳→寝るの流れを変えないようにしています。」
「遮光シートを取り付けて、できるだけ真っ暗にしています。温度や湿度に応じてスリーパーやエアコンを使い、寝るのに心地よい環境を作ります。」
「寝る合図として、部屋を暗くしてスリーパーを着せて、『これから寝るんだな』と認識させます。」
「寝る時間になったらおしゃぶり解禁、スワドルを着せます。お部屋も暗くします。」
また、日中の過ごし方も、夜の赤ちゃんの睡眠にとっては大事なポイントです。日中の過ごし方に工夫をしている人は、66.6%と7割近く。具体的には、お昼寝の時間の工夫や体を動かすことを心がけている人が多いようです。
「自宅保育のときは、午前中に公園などでしっかり体を動かします。お昼寝は、できるだけ早い時間に寝かせるようにしています。」
「日中は、外で日光を浴びながら体をたくさん動かす時間を意識的に取り入れています。」
「お昼が長くなりすぎないようにしています。眠りすぎると夜に寝なくなるので、長く寝ているときはやさしく起こすようにしています。」
「長い時間、テレビを見すぎないようにしています。」
お昼寝は自宅だけではなく、保育園でもあります。集団生活の保育園ではお昼寝の時間が決まっていますが、自宅での生活リズムと合わないことも。そこで、自宅での睡眠と保育園でのお昼寝で悩んだことがあるか、聞いてみました。
「悩んだことがある」人は46.2%と約半数。具体的にどんなことに悩んでいるのか聞いてみると、もっとも多かったのは「夜、家でなかなか寝ない」(58.2%)でした。保育園でグッスリ寝てしまうと夜になかなか寝付けず、寝るのが遅くなった結果、「朝起きてくれない、機嫌が悪い」(27.8%)というお悩みにつながるのかもしれませんね。「その他」回答では、「保育園の日と休みの日でお昼寝の時間が変わってしまう」「保育園が休みの日になかなか寝てくれない」といった声がありました。
自宅での睡眠と保育園のお昼寝で悩んだとき、どのように解決したのか聞いてみると、保育園の先生に悩みを共有したとの声がとても多かったです!
「保育園の先生に相談して、お昼寝時間を短くしてもらいました。」
「保育園のお昼寝は3時間。年中や年長になってくると夜になかなか寝なくなったので、他の保護者と一緒に保育園に相談しました。年長さんになったら寝たい人は寝て、眠くない人は起きていても良いけど静かにゆっくり過ごす時間にしてくれました。」
「一人で悩まず、保育士さんに相談すると、すぐに解決することもあります。」
他にも、赤ちゃんの睡眠で悩んでいるママやパパにアドバイスをお願いしたところ、「一人で悩まない、頑張りすぎない」との声がたくさん寄せられました!
「睡眠は、子どもによって個人差が大きいと思います。少しでも困ることがあるなら、医師、看護師、保健師や保育士などの専門家に相談してみることをおすすめします。」
「少しずつ睡眠時間は延びていきます。でも、疲れてしまったときは旦那さんに頼るのが一番!」
「しんどい時期だけど『ちょっと寝てくれた』だけでも前進!私も現在進行形で頑張っています。」
「子どもと添い寝した自分のほうが先に寝てしまうこともたびたびありましたが、親だって疲れます。気づけば子どもも一緒に寝ているので、そんな日があっても良いと思います!」
「しんどいこともありますが、頑張りすぎずにお互い頑張りましょう。」
「一緒に励まし合って頑張りましょう!」
赤ちゃんは大人のようにまとまって寝てくれないので、多くのママ・パパが赤ちゃんの睡眠に困っています。付き合っているママもパパも疲れ切ってしまうこともあると思いますが、少しずつ赤ちゃんの生活リズムは整っていきます。
今回の声も参考にして、悩みすぎず、頑張りすぎず、あちこちに頼ったり、ママ友たちと励まし合ったりしてくださいね。赤ちゃんのかわいい寝顔に癒やされながら、毎日の育児を楽しみましょう!