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【ママ助産師が選ぶ】出産で本当に役立つ入院バッグに入れておきたい持ち物リスト

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出産の時期が近付いてくるにつれて、入院や出産の準備は何をすればいいのかなと迷ってしまいますよね。そこで国際ラクテーションコンサルタントであり助産師の榎本先生に、入院バッグにいれておくべき持ち物についてお伺いしました。いつまでに準備するのか、また、本当に便利なグッズを厳選して紹介していただいたので、ぜひ参考にしてくださいね。

教えてくれたのはこの方

榎本美紀さん
榎本美紀さん2001年に助産師免許取得後、杏林大学医学部付属病院・さいたま市立病院・順天堂大学練馬病院の勤務を経て、2013年に埼玉県さいたま市に訪問型の助産院「みき母乳相談室」を開業。病院勤務での経験を元に、地域の母乳育児を支援している。訪問時の相談は、母乳だけではなく離乳食や抱っこひも、スキンケア、寝かしつけなど多岐にわたる。また、おむつなし育児アドバイザーとして、トイレトレーニングなどの相談も受け付けている。自身も一児の母として子育てに奮闘中。
「みき母乳相談室」

入院バッグはいつまでに準備すればいい?

入院チェックリストを確認する妊婦さんの画像

入院バッグは、臨月に入る前の妊娠34~35週ごろまでに準備しておくことをおすすめします。帝王切開術などで日にちが決まっている方以外は、陣痛がきてから入院することをイメージしている方も多いと思います。ですが、破水して入院することになるケースもありますし、入院のタイミングは妊婦さんによって異なります。いつでも入院できるように余裕を持って準備しておくことが大切です。

準備するにあたって、病院が用意してくれるものを事前に確認しておいて、自分が準備するものが被らないようにしましょう。また、外出先で陣痛が起こりそのまま病院へ行くことになったり、妊婦健診で入院するよう言われたりすることも。入院グッズを用意したら、家族に入院バッグの置き場所を伝えておくと安心です。

入院バッグに準備しておきたい持ち物チェックリスト

入院準備をする妊婦さんの画像

さっそく入院時に必要な持ち物を紹介します。

入院手続きに必要なグッズ

入院手続きには以下の4つが必要です。取り出しやすいよう入院バッグとは別にして小さなバッグに入れるか、ポーチに分けて保管しておくと便利ですね。

・母子健康手帳
・健康保険証
・診察券
・印鑑

入院中に必要なグッズ

パジャマ

授乳しやすい前開きタイプか、授乳用パジャマを用意しましょう。授乳で汚れることもあるので最低2枚あると安心です。病院によっては貸してくれるところもあります。

カーディガンやパーカー、靴下などの冷え対策

さっと羽織れる服や靴下があると冷え対策になります。ストール類はトイレのときに邪魔になってしまうので避けて。

生理用ナプキン

悪露が落ち着いたら生理用のナプキンで代用できます。産じょくパッドは病院で用意してくれることが多いですが、足りなくなって追加購入する場合もあります。不安な場合は産じょくパッドも用意しておきましょう。

タオル

洗面で使うフェイスタオルを2~3枚、バスタオルを1~2枚用意しましょう。バスタオルはおくるみ代わりに赤ちゃんをくるむのにも役立ちます。

スリッパ

底に滑り止めがついたタイプを選ぶと安心です。脱ぎ履きが大変なルームシューズは避けましょう。

基礎化粧品

病院内は乾燥しやすいです。化粧水やリップクリームなど使い慣れたものを持参してください。

歯ブラシや洗顔などの洗面用具

歯ブラシは病院で用意されている場合もあるので確認しましょう。

身だしなみグッズ

必須ではありませんが、記念写真を残したい場合などにメイク道具、ヘアブラシ、ゴムがあると良いですね。

筆記用具

入院中に教わったことをメモしたり、赤ちゃんの様子を記録したりするときなどに使用します。

小銭

病院内で飲み物を買ったり売店に立ち寄ったりするときに必要です。

時計

陣痛中は間隔を測るときに、出産後は授乳時間を確認するために役立ちます。携帯電話やスマホの時計でも良いと思います。

お箸やスプーン類

病院によって用意してくれますが、家族や来客からの差し入れを食べるときなどにあると便利です。使い捨てのものですと洗う手間もないと思います。

各種充電器

携帯電話、デジタルカメラ、ビデオカメラなど持ち物に合わせて充電器を用意しましょう。

陣痛~出産に使うグッズ

飲み物とペットボトル用ストロー

ペットボトルだと持ちやすく、また、ストローがあれば陣痛が進んできたときにも飲みやすく重宝します。家族や助産師が妊婦さんに飲ませてあげる際にも便利です。

陣痛を和らげるアイテム

使い捨てカイロ、テニスボール、アロマなど、事前に助産師に相談しておくと良いですね。

参照)陣痛がくるとどうなるの?陣痛の痛みを和らげる4つの方法【助産師が解説】

産後に必要なグッズ

授乳用ブラジャー

授乳専用タイプかフロントホックタイプを2~3枚用意しましょう。ワイヤーがなくソフトなものが横になっても痛くなくおすすめです。

産じょくショーツ

股下のクロッチ部分が開け閉めできるようになっていてパッドを交換するときに便利です。2~3枚あると良いでしょう。生理用ショーツでも代用できますが、お産のときの傷の様子を見てもらうときに不便かもしれません。産じょくショーツは産後も悪露がでる時期や産後の1ヵ月健診などにも使えます。

母乳パッド

母乳の出方には個人差がありますが、用意しておくと安心です。母乳パッドには使い捨てタイプと布などの洗えるタイプがありますが、入院中は使い捨てタイプが便利です。

ガーゼハンカチ

赤ちゃんが母乳やミルクを飲みこぼしたときやよだれが出たときなどに使います。1日に2~3枚使うこともあるので多めに用意しておきましょう。

赤ちゃんのおしりふき

病院から支給されることもありますが、足りなくなったときのために予備として用意しておくと安心です。

退院時に必要なグッズ

自分の服

体型は元に戻っていないのでゆったりしたものを選んで。入院時に着てきた服にすれば持ち物が減らせます。自宅まで距離があり途中で授乳する可能性がある場合は、授乳服や前ボタンの服だと便利ですね。

ベビー服や肌着

季節に応じて選びましょう。おくるみや帽子もあるとなお良いですね。入院中の赤ちゃんの産着や肌着は病院で用意されていることが多いです。

紙おむつ

入院中の紙おむつは用意されていることが多いですが、退院のときのおむつは用意が必要なので2~3枚あると良いでしょう。

新生児から使えるチャイルドシート

車で帰宅する場合は必須。入院前に車にセットしておいて、乗せ方も確認しておきましょう。

助産師が考える、あれば便利な入院グッズ!

助産師さんと妊婦さんが話している画像

たくさんの妊婦さんや出産を見てきたなかで、これはあると便利だなと感じたおすすめグッズをご紹介します。

ゼリー飲料

陣痛が進んだときや分娩時は食欲がなくなりご飯が食べられないことがあります。ゼリー飲料があれば手軽に栄養補給ができます。

音楽

陣痛の痛みを少しでも和らげるにはリラックスすることが大切です。お気に入りの音楽を携帯にダウンロードしておくなど準備しておくと良いですね。

うちわ(扇子)やハンディファン

陣痛中は暑く感じることが多いので、うちわなどであおいでもらうと気持ち良く感じます。

汗ふきシート

出産時と産後は汗をかなりかきます。汗ふきシートがあるとスッキリしますよ。

S字フック

ベットサイドに荷物などをかけられるので重宝します。

ハンガー

羽織り物はもちろん、タオルや小さい洗濯物をかけておくのに役立ちます。

乳頭ケア用のオイルやクリーム

はじめは赤ちゃんの吸い方が上手でなかったり、ママも授乳姿勢が分からなかったりして、乳首に痛みが生じることがあります。そんなとき乳頭ケア用のオイルなどを乳首に塗ると痛みが軽減されます。

まとめ

新生児をだっこするママの画像

病院によって用意してくれるものは異なるので、必ず事前に確認をして、多めに買いすぎたり不足したりしないように準備しましょう。早めに準備をしておくことで、グッズ選びで迷ったことを妊婦健診の際に助産師などに聞くこともできますね。また、入院バッグの置き場所や中身のことも家族に説明しておくと安心です。ゆとりを持って、入院生活や出産や生まれてくる赤ちゃんのことをイメージしながら楽しく準備ができると良いですね。

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