授乳中ママと赤ちゃんも、授乳やおむつ替えの心配をせずに、安心して楽しくお出かけしたいもの。今回は、子育てを応援するプロジェクトを行う小田急電鉄に乗って、授乳中ママに人気の街である海老名駅へ、生後6ヵ月のりこちゃん、ももこさん親子と一緒にお出かけしてきました。
新宿から約40分の小田急線海老名駅周辺は、駅前に大型の商業施設や大きな公園もあるため、平日も賑やかなエリアです。駅から各施設へは道路に出ることなく、屋根のある歩行者専用のペデストリアンデッキで繋がっているため、ベビーカーでの移動もらくらく。
最初に訪れたのは、鉄道ファンに限らず“子ども”も“大人”も楽しめる複合型のミュージアムとして2021年4月にオープンしたばかりの「ロマンスカーミュージアム」です。
海老名駅西口に隣接しているので、アクセスも抜群!「ロマンスカーミュージアム」は海老名駅の最新スポット。歴代のロマンスカーがずらりと展示された「ロマンスカーギャラリー」や小田急線沿線の街が再現された「ジオラマパーク」など、見どころがたくさん。
赤ちゃんにおすすめなのは「あかちゃんゆうせんせき」。ロマンスカーがテーマのキッズゾーン「キッズロマンスカーパーク」内にあり、お兄さんやお姉さんが遊んでいる近くで、ゆっくり過ごせます。
寝っ転がったり、電車にまつわる絵本を読んで楽しめる「あかちゃんゆうせんせき」。優しい印象の木のロマンスカー。先頭の展望席に座って。
※上記エリアを含むキッズロマンスカーパークのアスレチックエリアは新型コロナウイルス感染拡大防止のため、当面の間、利用中止となっています。(2021年8月時点情報。最新の情報は記事最後の施設HPにてご確認ください)
なかでもポイントは、授乳中のママに嬉しい設備が充実していること!広くゆったりとした造りのベビールームには、個室タイプの授乳室、授乳用温水器のあるキッチン、おむつ替えコーナーがあり、赤ちゃんと遊びに来ても安心して過ごすことができます。
りこちゃんの授乳の時間です。ベビールームに向かいましょう!充実の設備のベビールーム。授乳室(左)、キッチン(中)、おむつ替えコーナー(右)。
授乳室はカーテンで仕切られた個室で、落ち着いて授乳ができます。
温度調整ができる、授乳用温水器もあります。
「お湯が用意されていて、手軽にミルクを作れるので助かります!」とももこさん。
お腹が空いていたりこちゃん。美味しそうに飲んでいますね!
哺乳瓶は洗ってから持ち帰れるのも、清潔で安心です。
おむつ替えスペースも広々していて、りこちゃんもスッキリ!
おむつも替えて、お腹もいっぱいになって。りこちゃんご機嫌です。
「ロマンスカーミュージアム」をたっぷりと堪能したあとは、小田急線海老名駅の東口にある「ViNAWALK(ビナウォーク)」を目指します。
4万㎡という広大な敷地には、海老名中央公園を囲むように9棟の建物が並んでいます。屋外をゆっくり散歩しながらショッピングが楽しめる「ViNAWALK(ビナウォーク)」では、女性専用のカラフルトイレ「ビナチッチ」のベビールームが充実しています。
5番館1階にあるカラフルトイレ「ビナチッチ」のベビールーム。広々とした個室タイプの授乳室が2スペースあって快適。
おむつ替えコーナーも心地よい明るくカラフルな空間。
シンクもあって、使用済みの哺乳瓶を洗うこともできます。
お出かけする際には授乳室があるかどうかを必ずチェックするというももこさんに、今日訪れた2つの施設について感想を伺いました!
――赤ちゃんと一緒にお出かけをする視点から「ロマンスカーミュージアム」「ViNAWALK(ビナウォーク)」はいかがでしたか?
ももこさん
どちらも広々とした施設なのでベビーカーでゆっくり回れて、私もリフレッシュできました!
また、赤ちゃんは急にお腹がすいたり、おむつ替えが必要になったりしますが、設備が整っていたのでその心配をすることなく過ごせました。
どちらのベビールームもベビーカーごと入れる余裕のあるスペースなのがいいですね。狭いとベビーカーから必要な荷物を出して、赤ちゃんを抱えて…と、結構大変なんです。今回はどちらも居心地がよくて、親子2人でのんびりしてしまいました。
――普段はお出かけ先での授乳はどのようにされていますか?
ももこさん
短時間なら出かける前に授乳を済ませることが多いのですが、いつお腹が空くかわからないので、粉ミルクや哺乳瓶などの授乳用品はいつも持ち歩いています。
ただ、道具を持ち歩いていてもどこでも授乳ができるわけではないので、授乳室があるかどうか確認してから出かけていますね。施設に入ったら、まず授乳室の位置を地図で必ずチェックします。ママになってから、哺乳瓶や赤ちゃんマークの標識に敏感になりました。
――お出かけの移動手段に公共交通機関を利用されることもあると思いますが、小田急電鉄ではおむつを替えるためのベビーシートや、お子さまを固定するベビーチェアを完備したトイレを全70駅中65駅に設置しているのだそうです。
小田急線海老名駅では、男性トイレにもおむつ替えコーナーが設置されている。ももこさん
それはとても嬉しいですね!駅は必ず通る場所ですから。たとえ目的の施設内になくても、最寄り駅に設備があると本当に心強いです。これからも娘と一緒に安心してお出かけを楽しみたいと思います!
――ももこさん、りこちゃん、今日はありがとうございました!
最後に小田急電鉄株式会社の白木裕子さんにもお話しを伺いました。
――白木さん、子育てを応援するプロジェクトについて教えてください。
小田急電鉄株式会社・白木裕子さん
以前から子育て層にも優しい施設作りに努めてきましたが、さらに昨年より新たにグループ会社である小田急エージェンシーとともに、頑張るパパ・ママの負担を減らし、楽しく過ごす時間を応援したいという思いから、「LOVE for BABY」として子育てを応援するプロジェクトをスタートしました。子育て層に優しい社会作りの重要性が高まるなかで、人々の生活や暮らしに密着している小田急グループとして、積極的に子育ての大切さを伝え、赤ちゃん連れのファミリーに寄り添っていきたいと考えています。
――素敵なプロジェクトですね!どんな取り組みをされていますか?
小田急電鉄株式会社・白木裕子さん
ご紹介するのは「LOVE for BABY」以前からの取り組みとなりますが、全70駅中65駅にベビーシートやベビーチェアを完備しているほか、すべてのロマンスカーにおむつ交換ができるベビーベッドを設置し、通勤車両でもある5000形にも全車両にベビーカーや車椅子を置けるフリースペースを作りました。お子さまと一緒のお出かけでも小田急線の駅なら、ロマンスカーなら…と、安心してご利用いただける施設を目指しています。
私も親になって大変さを知りましたが、子どもとの外出は予期しないことばかり。特に授乳中の赤ちゃんは頻繁におむつ替えや授乳タイムがやってきますよね。みなさんのお出かけに、小田急電鉄の「ベビールーム」が強い味方になってくれると嬉しいです。
――特に授乳中のママ・パパたちへのサポートはありますか?
小田急電鉄株式会社・白木裕子さん
小田急グループの運営する商業施設内には、お買い物の途中でも安心して授乳やおむつ交換をしていただけるように、授乳室、授乳用温水器、おむつ交換台などをご用意させていただいております。お出かけの際にぜひチェックしてみてください。
――白木さん、ありがとうございました!
今日訪れた「ロマンスカーミュージアム」「ビナウォ―ク」以外にも、小田急線沿線には、授乳中の子育てファミリーに嬉しい施設がたくさん。ぜひ、みなさんも赤ちゃんと一緒にお出かけしてみてくださいね!
※撮影のときのみ、周囲に配慮しながらマスクを外しています。
●取材協力
ロマンスカーミュージアム
住所:神奈川県海老名市めぐみ町1-3(小田急線海老名駅すぐ)
入館料:大人(中学生以上)900円、子ども(小学生)400円、幼児(3歳以上)100円
※入館は原則事前予約制となります。詳しくはホームページをご確認ください。
開館時間:ホームページ内、営業カレンダーをご確認ください。
https://www.odakyu.jp/romancecarmuseum/guide/
TEL:046-233-0909(開館日の10:00~18:00)
●取材協力
ViNAWALK(ビナウォーク)
住所:神奈川県海老名市中央1-4-1
開館時間:店舗により異なります。ホームページをご確認ください。
https://www.odakyu-sc.com/vinawalk/guide/index.html
TEL:046-236-3709
小田急電鉄株式会社による子育てファミリー向けの多彩なサポート施策
・子育てサポート
・LOVE for BABY
・「FunFanおだきゅう」
・「おだきゅうキッズ」
・「こどもとみらい」