生後3ヵ月の授乳リズムや育児のポイントは?【助産師が解説】

生後3ヵ月ごろになると、親の語りかけに反応したり、あやされると声を出して笑うようになったりと、赤ちゃんとママ・パパのコミュニケーションの幅が広がります。授乳回数が減り、授乳間隔も一定になってくるので、生活リズムを整えやすくなる時期。でも、体の成長と同じように、授乳回数や飲む量、赤ちゃんの飲み方にも個人差やその日による違いが出てくるため、思うようにはいかないこともあるかもしれません。

そこで、生後3ヵ月の赤ちゃんの発達や授乳リズムや育児のポイントを杏林大学の加藤准教授に教えていただきました。ポイントをおさえて、育児を楽しみましょう。

赤ちゃんの成長と体の発達

赤ちゃん

3ヵ月を過ぎると、首が少しずつしっかりしてきて、うつぶせにすると腕で支え、少しの間頭を持ち上げられるようになります。たて抱きをしやすくなってきますが、首が完全にすわるまでは、赤ちゃんの首の後ろに手を添えましょう。また、手や指の機能が発達し、ガラガラなど軽くて握りやすい物を少しの間握ったり、口に持って行って遊んだりできるようになります。体格は「ぽっちゃりちゃん」「ほっそりちゃん」など個人差が出てきます。

声を出して笑ったり、気に入らないことがあると大声で泣いたりと感情表現がより豊かになります。あやすと泣きやむことがありますが、これはママ・パパの声が識別できているということ。赤ちゃんの要求が何かを探しながら、声を掛けながらお世話をしましょう。

日中に起きている時間が長くなり、夜はまとまって寝るようになります。昼夜を区別するために、日中は遊びで刺激を与え、おふろや就寝の時間を一定にしていくといいでしょう。夜20時に就寝した場合、夜に1~2回起きて朝7時ごろに目覚めるというリズムが目安です。赤ちゃんによっては、まとめて6時間寝てくれることもあり、育児はずっと楽になります。

生後3ヵ月の授乳リズムは「授乳間隔を開けるように意識していく」

おっぱいを飲む赤ちゃん

徐々に授乳間隔が一定になってきます。1日の授乳回数は6~8回前後になるのが平均的です。これは、満腹感がわかるようになったということ。ただし、体の成長と同じように個人差が出てくるので、たくさん飲む赤ちゃんもいれば、少しでも満足する赤ちゃんもいます。この時期も欲しがるときにおっぱいをあげる自律授乳が基本ですが、授乳間隔を少しずつ開けるように意識していきましょう。

授乳回数が減り、おっぱいを飲むのが上手になる一方で、飲みムラも目立つ時期です。飲む量が少ないときがあっても、無理に飲ませる必要はありません。

好奇心が旺盛になり、授乳中にキョロキョロとするなど遊び飲みを始める赤ちゃんも出てきて飲み方にも個性が出てきます。遊び飲みは授乳に集中できない何か刺激がある場合が多いので、まずその刺激を取り除いて授乳に集中させてあげてください。あまりお腹がすいていないときも遊び飲みをすると思います。授乳間隔から考えてみることも必要かもしれません。そのようなときには空腹になり、欲しがるまで待ってみましょう。

一方で、まだ授乳間隔が開かない場合もあります。ママは少々大変ですが、赤ちゃんの胃の許容量やその子の食欲などなどいろいろなものが関係すると考えられます。授乳間隔をあけることが大切なのではなく、赤ちゃんが順調に成長、発達することが大切なので、無理に開ける必要はありません。

母乳育児が軌道に乗り、余裕が出てきます

3ヵ月くらいになれば、赤ちゃんが飲んでくれるときに乳汁を作るサイクルになっているので、つらいほど乳房が張ってくることは少なくなってきます。乳頭が傷つくことも減ってくるでしょう。

乳首はやわらかく伸びて、赤ちゃんが吸いやすいおっぱいになり、母乳育児が軌道に乗ってママにも余裕が出てきます。授乳間隔が一定になってくることで、1日のスケジュールが立てやすくなります。ママが美容院に行きたいときなど、日中に数時間のお出かけをするときは、搾乳した母乳を家族に飲ませてもらい、リフレッシュできるといいですね。

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この時期の育児のポイント

お食い初め

お出かけに必要な物を準備しよう

赤ちゃんとのお出かけ時間を長くすることができ、家の外での楽しみを増やすことができるようになってくるので、お出かけに必要な物を忘れず準備しましょう。お出かけ先で授乳やおむつ替えが必要になってくるので、授乳ケープや、消臭機能付きのビニール袋などがあると便利です。初めはどうしても荷物が多くなりがちですが、少しずつ適量がわかってくるでしょう。お出かけ用のバッグを決めてセットしておくのも便利です。

赤ちゃんと一緒のお出かけを楽しもう!

この時期の赤ちゃんとのお出かけの目安は2~3時間程度。公園や子育て支援センターなど近所がおすすめです。季節によっては寒暖の差が激しかったり、屋内施設はエアコンが効き過ぎたりする場合があるので、体温調節用にベストなどのはおりものや、おくるみも持って行くといいでしょう。感染症予防のためにも、空いている時間帯や混雑していない場所を選ぶことも大切です。

お食い初めの時期ですね

お食い初めとは、赤ちゃんが食べ物に困らないようにという願いを込めた儀式です。生後100~120日ごろに行うことが多いです。長寿にあやかって、祖父母など年長者に赤ちゃんを抱いてもらい、食べるまねをします。お祝いは自宅や祖父母宅で行うケースもあれば、レストランなど外のお店で行うケースも。各家庭でお祝いしやすい形で、無理なく赤ちゃんの健康を願ってあげてください。

3~4ヵ月健診を受けよう

赤ちゃんの成長・健康状態をチェックするために、3~4ヵ月健診を必ず受けましょう。赤ちゃんの成長で気になることや、ママのおっぱいや産後の体の回復についても不安があれば遠慮せずに相談してください。当日は、おむつ、着替え、ミルク、おもちゃ、大きめのタオルなどのお出かけセットを持って行きましょう。途中で授乳が必要になったときのために、授乳ケープもあるといいでしょう。授乳口付きの服も便利です。

まとめ

うつぶせになっているときの首を持ち上げたときの表情、パパやママと目が合ってにっこりしてくれた時の笑顔、赤ちゃんの表情はどんどん豊かになっていきます。疲れてしまったとき、落ち込んでしまったときなどは赤ちゃんの素敵な表情に癒やされてください。思わずママがにっこりできたら、またちょっと頑張れます。

【プロフィール】

加藤千晶准教授

加藤千晶
杏林大学保健学部看護学科 准教授
助産師として約10年大学病院にて勤務。その後、看護・助産教育に約15年携わり、産科病院にて看護部長を経験。現在、杏林大学保健学部看護学科准教授として助産師教育に携わっている。

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