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ニップルシールド(乳頭保護器)を使った授乳に関するママの悩みに助産師が回答【Q&A】

ニップルシールドは授乳中のトラブルをサポートしてくれるママたちの心強いアイテム。ですが、使い方ややめるタイミング、卒業の方法など、初めてのことなので悩むママも少なくありません。

そこで今回はみき母乳相談室の榎本助産師に、ニップルシールドに関するママたちの悩みや疑問について、お答えいただきました。

ニップルシールドとは

乳頭保護器(2021年2月リニューアル品)Mサイズ

ニップルシールドはママの乳首に装着するシリコンでできた保護器で、乳頭保護器とも呼ばれます。直接授乳するのが困難なときに使用します。

たとえばよく使用されるのは次のようなケースです。

【ケース1】ママの乳首に傷ができてしまった

乳首に傷ができた状態で直接赤ちゃんに吸われると痛みが伴うため、ニップルシールドを装着して、乳首を保護します。赤ちゃんはニップルシールドの上から吸うので、傷に口があたらず痛みが軽減されます。しばらく直接吸われないことで、傷を保護するだけでなく、回復にも効果が期待できます。

【ケース2】乳首が短いなどの理由で赤ちゃんが吸いにくい

ママの乳首が陥没している、短めなどで乳首の長さが足りないと、赤ちゃんがうまく吸えないことがあります。ニップルシールドは赤ちゃんが吸いやすい形に設計されているので、装着して授乳すると赤ちゃんが吸いやすくなります。

ニップルシールドに関するママの悩みや疑問【Q&A】

ママからのよくある悩みをご紹介します。

Q1)ニップルシールドをつけているけど赤ちゃんがうまく吸ってくれません。なにが原因でしょうか?

考えられる原因のひとつに、赤ちゃんの開口よりもニップルシールドが大きくてうまく吸えないということが挙げられます。この場合は、上唇から滑らせるように少し角度をつけて入れると小さめな開口でもうまく入って吸えるようになることがあります。

ほかにも、乳首や乳輪が硬い状態であることも、赤ちゃんがうまく吸えない原因になることがあります。硬いままだと、ニップルシールドを装着していても赤ちゃんが吸ってもうまく母乳が出てくれないことがあるからです。

硬いようであればニップルシールドを装着する前に乳頭や乳輪部のマッサージをおこなって、乳首をやわらかくして少し母乳を分泌させてから授乳を試してみてください。

関連情報:母乳の出をよくするために妊娠中からできる正しいおっぱいマッサージとは?【助産師解説】

また、ニップルシールドの先端に母乳を搾って入れてから装着すると、赤ちゃんの吸う意欲を高めてくれることがありますよ。

改善しない場合は、早めに出産した産院や近くの母乳外来、母乳相談室などにみてもらいましょう。外出が難しい場合は助産師訪問を利用するのもおすすめです。

Q2)ニップルシールドに慣れてしまい、いつ卒業していいか分かりません。

ニップルシールドを装着して授乳を続けていると、短かった乳首の伸びがよくなって吸いやすくなっていることがあります。また、赤ちゃんの吸う力は成長とともにだんだん強くなり、上手に吸えるようになってくることもあります。ときどきニップルシールドを外して直接授乳ができるか試してみて、できるようになってきたら卒業してもよいと思います。

なお、多くのママが使用して2~3ヵ月ぐらいたった頃には直接授乳できるようになっています。

不安であれば出産した産院などに状態をみてもらい、外して大丈夫か相談すると安心ですね。

Q3)ニップルシールドを卒業したいが、直接授乳しようとすると号泣して吸ってくれません。

ニップルシールドに慣れている赤ちゃんは、ニップルシールドを外して直接授乳しようとすると戸惑い、嫌がることがあります。無理に口を開けさせるのではなく、上唇を刺激して口が開くのを待ってから乳首を入れるようにしてみましょう。すぐには吸ってくれないかもしれませんが、激しく泣いているときや空腹時を避けて機嫌がよいときに根気よく続けていると、吸い始めることがあります。

なかなかうまくいかなかったのに、月齢が進んで飲むのが上手になったり、体重が増えて開口が大きくなったりしたことで、徐々に吸ってくれるようになり直接授乳に切り替わった、ということもあるようです。

あせらずにおおらかな気持ちで様子をみてくださいね。

Q4)直接授乳したときの傷の痛みを思い出し、なかなか外す勇気が出ません。

直接授乳する際に、強い痛みを感じて、ニップルシールドを装着することで痛みが軽減できたということだと思いますが、傷が治っていて、赤ちゃんが上手に吸えるようになってきているならあまり痛みを心配する必要はないでしょう。

不安であれば傷があったところに赤ちゃんが口に入れても大丈夫な乳頭クリームを塗って授乳してみてはいかがでしょうか。ゆっくり少しずつ試していきましょう。

関連情報:授乳トラブル対策グッズ「乳頭クリーム」の正しい使い方や効果を助産師が解説!

Q5)授乳中、ニップルシールドが外れてしまうことがあるのはなぜ?

サイズが合っていない、正しく装着できないなどが考えられます。

乳頭の直径と、ニップルシールドのサイズが合っているのか確認しましょう。乳頭よりもニップルシールドの先端が少し大きいぐらいがちょうど良いサイズです。

また、装着するときはくぼみの部分を裏返して乳頭にあてると、密着して外れにくくなります。冬季は乾燥しているので、ニップルシールドをお湯に入れて軽く温めてから装着するのもおすすめです。やわらかくなってより密着しますよ。

なお、授乳する際は外れないよう手でおさえておくようにしましょう。

まとめ

メリットの多いニップルシールドですが正しく使うことが大切です。慣れないうちは使うのを難しく感じることもあるかもしれません。助産師の指導を受けるとコツが分かって使いやすくなると思います。外すタイミングなども含め、悩んだら助産師に相談してくださいね。

関連情報:スムーズな授乳生活をサポート「乳頭トラブルSOS!」

【プロフィール】

榎本美紀助産師

榎本美紀
2001年に助産師免許取得後、杏林大学医学部付属病院・さいたま市立病院・順天堂大学練馬病院の勤務を経て、2013年に埼玉県さいたま市に訪問型の助産院「みき母乳相談室」を開業。病院勤務での経験を元に、母乳育児支援の国際ライセンスである国際ラクテーションコンサルタントとして、地域の母乳育児を支援している。訪問時の相談は、母乳だけではなく離乳食や抱っこひも、スキンケア、寝かしつけなど多岐にわたる。また、おむつなし育児アドバイザーとして、トイレトレーニングなどの相談も受け付けている。自身も一児の母として子育てに奮闘中。
「みき母乳相談室」

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