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生後1ヵ月の授乳リズムや育児のポイントは?【助産師が解説】

生まれてから1ヵ月が経ち、赤ちゃんに少し表情も出てきてますます愛おしさが増しますよね。ママも少しお世話に慣れてくるころですが、ちゃんとおっぱいを飲んでいるか心配だったり、1ヵ月健診や大人と一緒のおふろなど初めてのことも多かったりと、不安に感じることもあるでしょう。

そこで、生後1ヵ月の赤ちゃんの発達や授乳リズムや育児のポイントを杏林大学の加藤准教授に教えていただきました。ポイントをおさえて不安を減らし、より育児を楽しみましょう。

赤ちゃんの成長と体の発達

赤ちゃん

生まれたときと比べ身長は5~6cm前後伸び、体重も約1kg増え、全体的にふっくらとした丸みのある体型に。手足を元気にバタバタと動かし、新生児期に比べて泣き声も大きくなります。

目の筋肉が発達してきて、30cmくらいの距離ならぼんやりと見えます。明暗を区別することができますから、明るい日光にはまぶしそうに目を細めることも。明るい赤や青、白黒のコントラストのはっきりしたものは認識しやすいです。授乳や抱っこのときにママの目をじっと見ることがあるので、目が合ったらにっこりほほ笑んで、やさしく声をかけてあげましょう。

授乳後に満足そうな顔をする、声をかけるとほほ笑むなど、少しずつ表情が出てきて、ますます赤ちゃんを愛おしく感じられます。また、おなかが減った、おむつがぬれたなど、要求によって泣き方にも変化が出てくる子もいるので、泣き声や表情などの様子で、ぐずっている理由を推測してお世話をしてあげましょう。

生後1ヵ月の授乳リズムは「欲しがったらあげる」

お布団に入っている赤ちゃん

おっぱいを飲むのが上手になると、授乳間隔があいて2~4時間おきに、1回20分程度といった授乳ペースになってくる場合もあります。ですが、授乳間隔があかない赤ちゃんもいます。この時期は、まだまだ「欲しがったらあげる」が基本ですから、赤ちゃんが欲しがったらおっぱいをあげましょう。授乳回数は0ヵ月のころよりは減ってきますが、1日8回程度が目安です。赤ちゃんがぐっすり眠っている場合、体重の増えに特に問題がなく、またママのおっぱいが張って痛いということがなければ起こしてまで飲ませなくても大丈夫です。

1ヵ月健診で医師から指示があったら、それに従って授乳を

おっぱいを飲めていたと思っていたのに、1ヵ月健診で体重の増えがよくなかったというケースは少なくありません。その場合は、医師の指示に従いながら授乳をしましょう。

1ヵ月健診は、赤ちゃんの発育状態などだけでなく、ママの体が産前の状態に戻ってきているか、気分の落ち込みや悩んでいることはないか、おっぱいの状態はどうかなど、ママの心と体の健康もトータルでチェックします。出産した病院で受けることになることが多いので、助産師さんにおっぱいの飲ませ方やおっぱいの状態を見てもらうこともできますよ。困っていることがあったら、なんでも相談してみてくださいね。

慣れない授乳でおっぱいトラブルが起こりがちな時期

乳首に負担がかかる飲ませ方をしていたり、育児疲れが出たりして、おっぱいトラブルが起こりがちな時期です。トラブルが続くと授乳がつらくなるので、早めに母乳外来などでおっぱいの状態や飲ませ方を見てもらうのがおすすめです。直接おっぱいをあげられないときは、搾乳した母乳を飲ませることもできます。自分の手でしぼるのはコツが必要だったり、時間がかかったりするので、搾乳器を使ってみるのもいいでしょう。

この時期に起こりやすいおっぱいトラブル

・乳首が傷つく
・母乳がたりない
・母乳が出すぎる
・おっぱいの張りが強い
・おっぱいに熱感がある
・おっぱいの一部が硬い

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この時期の育児のポイント

お風呂に入る赤ちゃん

乳児脂漏性(しろうせい)皮膚炎が出ることも

生後1ヵ月を過ぎたころから、赤ちゃんの顔に赤い湿疹ができることがあります。これは、乳児脂漏性(しろうせい)皮膚炎と呼ばれるもの。肌を清潔に保つことが必要なので、毎日おふろに入れ、泡立てたベビー用石けんでやさしく洗い、しっかり流しましょう。おふろ上がりは保湿も忘れずに。それでもよくならない場合は、小児科を受診しましょう。

大人と一緒のおふろに入れるようになる

1ヵ月健診でとくに問題がなければ、大人と一緒のおふろに入れます。慣れないうちは、大変なので、もうひとり大人がいるときに入れることから始めると安心です。スムーズに行えるよう、おふろから上がったあとの準備をしてから入れましょう。

外気浴を始めよう

外にはおうちの中では得られないいろいろな刺激があります。赤ちゃんの五感を育てるためにも、1ヵ月健診で問題がなければ、日中に外気浴を始めましょう。最初は窓を開けて外の空気を取り入れながら外を見せることから始め、慣れてきたらベランダ、庭、家の前などで5~10分くらい行って。そして、近所を散歩するなど、親子で少しずつ慣らしていきましょう。「ぽかぽかだね」「鳥が鳴いているね」など、気付いたことを話しかけてあげるといいですね。ママ・パパもいい気分転換になりますよ。

お宮参りはあわてずに

男の子は生後31日、女の子は生後32日に、赤ちゃんが初めて氏神様にお参りに行く日がお宮参り。慣習で日取りを決めるのではなく、赤ちゃんやママの体調に合わせて日程を遅らせる人も多いのであわてなくても大丈夫です。時期にこだわりすぎず、外出が無理なくできる3ヵ月ごろまでにすませましょう。

まとめ

赤ちゃんが生まれて1ヵ月経ちました。ママ・パパになって1ヵ月でもあります。まだまだ不慣れなこと、わからないことがあって当然です。失敗しても赤ちゃんが元気ならばOK! くらいの気持ちで、焦らずのんびり構えて、今しかない赤ちゃんの表情・しぐさを見逃さないようにしてくださいね。

関連情報:
自分にあったさく乳器を選びましょう。さく乳器の詳しい情報はこちら

スムーズな授乳生活をサポートする情報サイト「乳頭トラブルSOS!」

【プロフィール】

加藤千晶准教授

加藤千晶
杏林大学保健学部看護学科 准教授
助産師として約10年大学病院にて勤務。その後、看護・助産教育に約15年携わり、産科病院にて看護部長を経験。現在、杏林大学保健学部看護学科准教授として助産師教育に携わっている。

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