出産前後のサポート環境と、準備の進み具合は?
初めての出産・育児は、わからないこと、不安なことがたくさんあります。そのような中、第一子妊娠中のプレママと子育て中のママが、出産前後のサポート環境をどのように考えているか、また出産準備をどのように整えているのか、聞いてみました。
出産前後のサポート環境について教えてください。
最も多かったのは「パートナーが育休を取得した(する予定)」で48.9%。半数近くの方が回答しており、育休が浸透してきていることがうかがえます。いざというときに一番頼れるのは、やはり毎日一緒に過ごすパートナー。夫婦で力を合わせて出産・育児にのぞもうとしている様子が伝わってきますね。
次いで「親族のサポートがあった(ある予定)」が45.8%、「里帰り出産をした(する予定)」も33.4%と、家族のサポートを受けている方も多いようです。一方で「ほぼ夫婦のみで対応」という方も21.1%と、ご家庭によってサポートの形はさまざまなことがわかりました。
現在、出産準備はどのように進めていますか?
※第一子妊娠中の方の回答
「YouTubeやSNSで情報収集をしている」が最多の83.2%。次いで「妊婦向けのアプリやサービスに登録し、情報収集をしている」が68.6%と、SNSやアプリで情報を集めているプレママが多数派のようです。続いて「少しずつ買い始めている」45.7%、「妊婦向け雑誌を購入した」44.0%、「購入検討商品のクチコミを見て検討中」42.9%も4割以上。さまざまなルートから情報を集めて、しっかり検討している様子がうかがえます。
出産準備を進める中で「正直、面倒・ストレス」と感じていることは何ですか?
最も多かったのは「何が必要か判断すること」 で68.6%。あふれる情報の中から、わが家に必要なものを見極める作業に、頭を悩ませている方が多いようです。次いで「多くの店舗・サイトを比較すること」 59.8%、「部屋の片付け・収納確保」47.6%、「予算の管理」44.8%と続きました。準備は楽しい反面、どこでどのくらい買えばいいのか、買ったものをどこにしまうのかなど、頭も手も使うことばかり。楽しさの裏で、あれこれ悩みは尽きないようです。
今、一番「これって本当に必要?(買わなくてもいけるのでは?)」と疑っているアイテムは?
必要かどうか迷っているものを聞いたところ、ベビーベッドのように「代用できて、使う期間も短いもの」について悩む声が多く寄せられました。
「ベビーベッドです。添い寝やベッドインベッドで代用できるという意見も多く、本当に必要なのか悩んでいます。使用期間も限られているため、購入するかレンタルにするか迷っています。」
「スリングやクーファン等です。赤ちゃんを抱っこする・寝かしつける・昼間過ごす場所関連の物は、個人差が多いように感じて現在悩んでいます。」
また、肌着・マタニティウェアやおしり拭きウォーマーなどの便利グッズにも、迷う声が集まりました。
「おしり拭きを温めるウォーマーは、本当に必要なのか心配になったのですが、一応準備だけしておいた方がいいかなと思って買いました。」
「たくさんの肌着(短肌着、コンビ肌着、長肌着)全部の種類いるのか?と疑っています。」
「産褥ショーツ(生理用の脇で止めるタイプのショーツ型で代用できると聞いた)、マタニティウェア(手持ちのワンピースがおなか周りに余裕があるタイプが多いため)」
出産準備品、いつから・どこで・何を決め手に買った?
ここからは、実際に出産準備を経験した子育て中のママに、購入の時期や場所、決め手について聞いてみました。
出産準備を本格的に始めた(購入・契約し始めた)時期はいつですか?
最も多かったのは「妊娠後期(8ヵ月頃〜)」で62.7%。次いで「妊娠中期(5〜7ヵ月頃)」が28.4%で、9割以上のママが妊娠中期から後期にかけて本格的に準備を始めていました。体調が安定してくる時期に、少しずつ動き出す方が多いようです。
具体的に、どこで主に購入しているかを聞いてみると、圧倒的に多かったのが「育児用品専門店(西松屋・アカチャンホンポなど)」で70.0%。やはり実際に目で見てから購入されている方が多いようです。「ECサイト(Amazon・楽天など)」も、21.6%の方が主に利用していました。
購入を決めた最大の決め手は何でしたか?
最も多かったのは「価格やお得感」で64.4%。次いで「使っている人のリアルな評判(クチコミ)」が55.9%と、半数以上のママが価格とクチコミを重視していました。続いて「『間違いない』という安心感」33.9%、「納得感のある機能性」33.8%という声も。限られた予算の中で、失敗しないように慎重に選んでいる様子がうかがえます。
どなたの評判(クチコミなど)を参考にされましたか?
最も多かったのは「親や育児経験のある友人」で63.1%。身近な経験者の声は、やはり頼りになります!次いで「SNSインフルエンサー」も、52.2%と半数以上の方が参考にしていることがわかりました。続いて「メーカー公式サイト」38.1%、「YouTubeの比較動画」34.2%、「育児雑誌や本」30.2%と、身近なクチコミと手元で調べられるネットの情報を上手に組み合わせて選んでいるようです。
「産前に買っておけばよかった!」と、入院中〜産後1週間以内に慌てて買ったものは?
いざ産後を迎えて、買っておけばよかったと感じたものを聞いてみると、とても多かったのは、授乳・さく乳関連のアイテム。また、ママの体を助けるもの、消耗品まで、慌てて買い足した声を紹介します。
「さく乳器!直接授乳が痛すぎて苦痛に感じていた時期があり、おっぱいも岩のように張ってメンタルも不安定に。さく乳器を買ったら両方の悩みが一気に解決して、気持ちも晴れました!」
「乳頭保護クリーム。授乳を始めて数日後に乳首が切れて痛くなることが多く、入院中に急いで準備しました。」
「清浄綿と母乳パッド。産後トイレのたびに清浄綿が必要とは知らず、大慌てで買い足しました。」
「おしり拭きは思った以上になくなるのが早い!箱買いが一番です!」
産後は思った以上に慌ただしいもの。授乳関連アイテムや消耗品は少し多めに準備しておくと安心のようですね。
「これは高くても、新品や良いものを買う価値がある」と思うアイテムは?
最も多かったのは「抱っこひも」で51.9%。続いて「哺乳びん」「チャイルドシート」がともに46.2%、「ベビーカー」が45.2%と、毎日使うものや赤ちゃんの安全に関わるものは、しっかりしたものを選びたいと考える方が多いようです。さらに「電動鼻吸い器」37.1%、「除菌グッズ」33.4%も上位に。衛生面に関わるアイテムも、新品や良いものを購入している傾向がうかがえます。
季節(生まれ月)を意識して選んだアイテムは?
赤ちゃんの生まれ月によって、必要なアイテムや気をつけたいことも変わってきます。季節を意識して購入したいアイテムやエピソードを聞いてみました。
「季節(生まれ月)」を意識して、特にこだわって選んだアイテムは?
冬生まれ(12月〜2月)は防寒とおしりふきウォーマー、夏生まれ(6月〜8月)は通気性の良いメッシュ素材や冷却グッズ(エアラブ、扇風機)に回答が集中しています。春・秋生まれは、寒暖差に対応するための重ね着アイテムや、その後に来る夏・冬を見据えた準備が目立ちます。
【1月生まれ】
室内で快適に過ごせる質の良い服、厚手のブランケット、保湿力の高いスキンケア用品。オイルヒーター、おしりふきウォーマー、抱っこ紐ケープ、スリーパー。
【2月生まれ】
生地が厚めのタオルケット、スリーパー、厚手のおくるみ、高保湿クリーム、裏地が暖かいママ用コート。
【3月生まれ】
春・夏を見据えた薄手のスワドル、ガーゼ素材のおくるみ、加湿器、タオルケット。
【4月生まれ】
寒暖差に対応できる厚手・薄手両方の服、メッシュ素材の肌着。おくるみ(日除け・防寒両用)、メッシュタイプのコンビ肌着、冷感シーツ。
【5月生まれ】
夏の車内対策としてシートファン、メッシュ素材の抱っこ紐、半袖のツーウェイオール。ファン付クールシート、ベビーカー用メッシュシート、扇風機。
【6月生まれ】
通気性・吸汗性の良い可愛い肌着、衛生用品(汗疹対策)、メッシュ素材の衣類。コンパクト扇風機(クリップ付)、スワドル。
【7月生まれ】
体温調節がしやすい紐タイプの肌着、日焼け止め、蚊の対策グッズ。ハンディファン、紐結びタイプの肌着。
【8月生まれ】
短肌着(多めに準備)、綿100%の通気性の良いロンパース、冷感グッズ。メッシュ素材の抱っこ紐、レッグウォーマー(冷房対策)、ハンディファン。
【9月生まれ】
半袖と長袖の両方、通気性の良いガーゼ・タオル類、スリーパー。ベビーカー用保冷剤カバー、扇風機、星型のおくるみ。
【10月生まれ】
冬に向けた暖かい衣類、抱っこ紐用ブランケット、保湿剤。抱っこ紐用防寒ケープ、ベビーカー用ひざ掛け、赤ちゃん用寝袋。
【11月生まれ】
防寒具、ガーゼ生地の肌着、厚手と薄手の衣類セット。ジャンプスーツ(防寒着)、フリース生地のベスト、保湿剤。
【12月生まれ】
加湿器、裏起毛の服、顔と体で使い分ける保湿クリーム。脱衣所用のヒーター、おしりふきウォーマー、スリーパー。
その季節特有の悩みで、「これがあって救われた!」という神アイテムは?
「2月生まれの我が子にとっての神アイテムは『おくるみ』です!新生児期は体温調節が難しく、寝るときも抱っこのときもサッと使えて、1枚あるだけで防寒にもなり、本当に助けられました!」
「春先は寒暖差があり、鼻水がズルズルになったので、鼻吸い器を購入しました。息がしやすくなったようで、まさに神アイテムでした。」
「寒い時期は、スワドルが一番助かりました!布団だと窒息が怖かったのですが、スワドルは掛け物がいらず、モロー反射も抑えられて、夜もよく寝てくれました!」
季節の変わり目に「これは予測できなかった」と苦労したことは?
「冬用の寝具は、布団をかければよいと思っていましたが、1才を過ぎると寝返りで端から端まで転がっていくため、布団はあっという間に蹴飛ばされてしまいます。慌てて冬用の着せるスリーパーを購入しました。」
「3〜4月のまだ風は冷たいけれど、太陽が出ているときはポカポカと過ごしやすい時期だったので、外遊びをしていたら顔が真っ赤に。こんな時期から日焼け止めが必要なのかと驚いて、慌てて買いに行きました。」
「5月後半に急に気温と湿度が上がり、日中少し目を離した隙に首元や脇に真っ赤なあせもができてしまいました。『5月=まだ涼しい』という思い込みが一番の敵でした。」
赤ちゃんはどんどん成長していき、季節の変化も早いので、その時期に何が必要になるか、なかなか読みきれません。赤ちゃんの様子を見ながら、こまめに対応していくことが大切なようです。
出産準備で優先したこと、先輩ママからのメッセージ
最後に、出産準備で大切にしたことや、これから出産を迎えるママ・パパへのアドバイスを聞いてみました。
出産準備をする上で、あなたが最も優先した「キーワード」は何ですか?
最も多かったのは「【効率・時短】少しでも楽をして、子どもと向き合う体力を残したい」で54.7%。最近は便利なベビーアイテムが次々と登場しているので、赤ちゃんや家庭の状況に合わせて上手に選べば、家事や育児の時短につながりますよね!
次いで「【安全性・正解】とにかく失敗したくない、一番売れている安心なものがいい」が51.0%と僅差で続きました。その他、「【経済性・ミニマリズム】最小限のアイテムで、家を散らかさずに過ごしたい」29.5%、「【情緒・思い出】初めての育児を丁寧にかわいいもので彩りたい」24.6%と、それぞれの価値観で準備を進めていることがわかります。
タイムマシンで「出産準備中の自分」に1つだけアドバイスをするなら、何と言いますか?
準備を終えた先輩ママだからこそ言える、心に響くメッセージがたくさん届きました。
「モノの準備以上に、自分自身のケアを最優先する練習をしておいて、と伝えたいです。産後は予想外の連続ですが、ママが心身ともに健康でいることが、赤ちゃんにとっても一番の安心感につながります。」
「全部を完璧に準備しようとしなくて大丈夫だよ、と伝えたいです。足りないものは産後でも意外とすぐ買えるので、無理に全部揃えようとせず、まずは必要最低限で大丈夫。それよりも、出産前の自分の体をしっかり休めてね。」
「今すぐ、夫婦で『育児のタスクとタイムスケジュール』を具体化して、紙に書き出して共有しておいて。出産前は協力してなんとか頑張ろうと抽象的な精神論になりがちですが、実際に子どもが生まれると、想像以上の睡眠不足と目まぐるしい毎日に圧倒されます。」
「着るものやチャイルドシートはそこまで新品にこだわらなくても大丈夫。ただ、自分のモチベーションを上げるためのアイテムには投資しよう!」
「完璧を目指さなくて大丈夫」「自分の体を大切に」という声が、本当にたくさん寄せられました。
赤ちゃんを迎える出産準備は、「いつから、何を、どこで揃えればいいの?」と悩むことがいっぱい。今回のアンケートでは、多くのママが妊娠中期〜後期にかけて、SNSやクチコミ、身近な経験者の声を参考にしながら、価格と品質のバランスを見て準備を進めていることがわかりました。また、抱っこひもやチャイルドシートなど毎日使うもの・安全に関わるものはしっかりしたものを選び、代用できそうなものは見極める、という賢い選び方をしている方が多い印象でした。
そして先輩ママからは、「準備は完璧じゃなくて大丈夫」「足りないものは産後でも買える」「何よりまずは自分の体を休めて」という、あたたかいメッセージをたくさんいただきました!



