北海道・神津さんのお話
お子さま:ゆりちゃん(3才)
助産師という職業柄、数え切れないくらいの妊婦さんのお産や、赤ちゃんのお世話に携わってきました。
でも我が子の出産と育児は、初めての経験。
何もかもが初めてで、全く違ったものだと実感させられました。
出産後は、中国人である夫の両親が中国から来て、1ヵ月ほど滞在しました。
「なつめのスープや漢方のスープが母乳にいい」「煮魚や魚のスープなど、肉より魚がいい」といって、産後の体に良い料理をたくさんご馳走してくれました。
おかげで、母乳のみでスムーズに育児をすることができ、有難かったです。
一方で、夫とは喧嘩だらけ。
育ってきた環境の違いからか、育児においても意見が食い違うことが多くて・・・。
多少の心のすれ違いもあり、辛い思い出もたくさんありました。
でも振り返れば、それもほんの短期間で、今ではかけがえのない大切な思い出です。
母乳のみで育てるメリットは、経済的で衛生面でも楽ということでしょうか。
ただ、預けにくいなど、母としての制限が大きくなることがデメリットだと思います。
預ける時など、一時的に離れなくてはならない際には、ピジョンの母乳実感哺乳瓶はとても使いやすく、愛用しておりました。
1才前に保育園への入園が決まり、預けることに。
母乳が出過ぎるため、勤務中もおっぱいの張りには悩まされました。
「硬くなるおっぱいを早く娘に飲ませてあげたい」と思い、夕方勤務が終わると毎日保育園へ走りました。
その場でおっぱいをあげてから、帰宅するのが日課でした。
嬉しそうに、一生懸命おっぱいを吸う姿は忘れられません。
「離れていてどれほど寂しかっただろう。それでも頑張ってくれたのかなぁ。」と愛おしさと切なさで、複雑な気持ちになったことを覚えています。
それでもすくすくと育ち、2才前には無事卒乳しました。
親子ともども、元気に健康で過ごせていることに感謝しています。
現在、第2子を妊娠中です。
あっという間の新生児、そして乳児期の時間を思う存分楽しみたいと思っています。