今、こんなに穏やかに、当たり前に、そして上手に授乳ができているなんて。
1カ月前の苦しんでいた私に教えてあげたい。
生後すぐから1カ月間は、授乳のコツがつかめず浅くふくませてしまうの加え、息子の口もまだ小さくてうまく吸えない日々。しっかり飲めないので息子は泣くし、乳首は切れて授乳のたびに激痛。おっぱいの時間がつらくて仕方なかった。
それでも母乳育児を続けようと思えたのは、思い通りに飲めなくても、本能のままに必死でおっぱいを探す息子の姿に心を打たれたから。誰に教わったわけでもないのに、赤ちゃんてすごいな。この子に満足ゆくまで飲ませてあげたいと思った。
乳頭保護器やケア用品を使いながら、キズの癒えと授乳が軌道にのるのを待った。
2ヵ月経った今、キズは跡形もなく、息子はとても上手に飲んでいる。
息子と一緒に最初の大きな壁を乗り越えた経験は、これから続く私の母乳育児にとって大きな自信になった。