赤ちゃんが大きくなって、離乳食も進んでくると、このままずっと母乳をあげ続けていても良いのかな?と思い始めますよね。いつごろから卒乳をしても問題ないのでしょうか?
林先生
「2回の食事にプラスして、おやつか軽食を食べるようになってくれば、栄養的には母乳がなくても大丈夫です。個人差はありますが、そのくらいまで離乳食が進んでくる時期は1才前後だと思います。その時期の母乳は、母乳だけで栄養をまかなっていた時期と違って、カロリーや糖分が高いわけではないんです。」
林先生
「そんなことはありません。『この時期までに必ず卒乳しなくてはいけない』期限なんてありませんよ。ただ、離乳食が進む時期は、母乳よりも他のことに関心が向いてくる時期なので、徐々に赤ちゃんも母乳に飽きてきます(笑)。母乳に執着がなくなってきたら、卒乳を考えれば良いでしょう。1才を超えると自然とお母さんの母乳も出づらくなり、赤ちゃんの関心も他に向いて、いつの間にか卒乳できていることも多いんですよ。」
次回からは、ピジョン中央研究所の斉藤さんに直撃取材♪ これまで林先生に伺ってきた母乳の仕組みから、どんな風にピジョンの哺乳瓶や乳首が開発されているのかをお聞きします!