実は赤ちゃんが乳首を吸うと母乳のスイッチがONになります。
赤ちゃんが乳首を吸った刺激がママの脳下垂体に伝わって、母乳を作るよう指令を出すホルモン「プロラクチン」と母乳を出すよう指令を出すホルモン「オキシトシン」というホルモンが分泌されます。
●プロラクチン(催乳ホルモン)
脳の下垂体前葉から分泌され、乳腺組織に働きかけ血液から母乳をつくります。
ママの母性を高める効果もあります。
●オキシトシン(射乳ホルモン)
乳腺の周囲にある小さな筋肉を収縮させて母乳を押し出す働きをします。子宮も収縮させ、胎盤をはがしたり、出血を抑えるなどの産後の母体のサポートも。
赤ちゃんの泣き声を聞いたり、赤ちゃんのことを思うだけで分泌され、母乳を押し出すことがあります。
最初は赤ちゃんもママも初心者なので、うまくいかないこともありますが、授乳を繰り返すことでスムーズになります。
産後早い時期は、赤ちゃんに吸ってもらうほどプロラクチンの分泌量が増え、母乳の生産量も増えます。