まずは母乳を出すおっぱいの構造を説明します。
①腺葉
ブドウの房のような乳腺房の集合体で、母乳をつくるところです。
②乳管
乳腺葉でつくられた母乳の通り道です。ここがつまると出にくくなります。
③乳口
母乳の出口です。ひとつだけではなく、乳首全体に無数にあります。
※腺葉、乳管をまとめて乳腺と呼びます。
乳房の中にある、毛細血管が取りまいている乳腺の腺房で、ママの血液は母乳に作りかえられます。
妊娠すると乳房の中で母乳をつくる乳腺組織と母乳を通すための乳管がつくられます。
乳腺組織の細胞には毛細血管が張り巡らされていて、そこを通して血液内にある栄養が細胞内に入り、それを母乳につくりかえて分泌するのです。
ホルモンの働きで乳房への血流量が増加し、妊娠16週目頃には初乳と呼ばれる濃い母乳が貯えられていきます。
乳首が徐々に大きくなって色も濃く敏感になり、乳輪も拡大します。
8ヵ月を過ぎると下着のサイズが2カップもアップする人も。
乳頭の間隔が広がる人も多いようです。
赤ちゃんを出産すると、母乳がつくられ出るようになります。
また、おっぱいは出した量と同じ量をつくる仕組みになっていて、赤ちゃんが飲んだ分だけ、次の授乳に備えて新しい母乳をつくります。
ただし、母乳の出には個人差があるので、出がいい、出にくいなどの差は出てきます。