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授乳は泣く前がいい?!泣く前に出している赤ちゃんのおっぱいが欲しいサインとは【助産師が解説】

赤ちゃんが泣いたらおっぱいをあげるようにしているママは多いと思います。しかし、国際ラクテーションコンサルタントの榎本助産師いわく、おっぱいはできれば泣く前にあげられるとよいそうです。赤ちゃんは泣く前からおっぱいが欲しいサインを出しているのだとか。

そこで今回は榎本助産師に、おっぱいを泣く前にあげられるといい理由、赤ちゃんがおっぱいを欲しがっているサインなどを教えて頂きました。

おっぱいを泣く前にあげられるといい理由

おっぱいを欲しがったときにあげるために、泣くのを空腹のサインとみなしているママも多いと思います。しかし、大泣きになると赤ちゃんは吸ってくれないことがあります。

これは、大泣きしてしまったことで、赤ちゃんの舌が口の上の方に上がってしまい、ママの乳首をうまく巻き込んで吸える状態になっていないことが理由のひとつです。この状態でママがおっぱいを口に持っていっても、赤ちゃんは吸いたいのにうまく吸えなくて余計に泣いてしまうということも起こります。

このようになると、赤ちゃんは飲めずにさらに暴れて大泣きし、ママはどんなにあげようとしても飲んでもらえずお互いにヘトヘトになってしまいます。

落ち着いた状態のときに赤ちゃんが出している「おっぱいがほしいサイン」に気付いて、泣く前に授乳できると回避できるでしょう。

夜はママもパパも寝ているから難しいですが、日中はできればサインを見付けて授乳してみましょう。赤ちゃんがご機嫌で落ち着いているうちにおっぱいをあげることで、赤ちゃんはおっぱいを上手に飲めるようになっていきますし、ママも心にゆとりがある状態なので、授乳タイムをより楽しめるのではないでしょうか。

おっぱいがほしいときのサインとは?

赤ちゃん1

赤ちゃんがおっぱいを欲しがっているサインは一人ひとり違いますが、おもに次のようなものがみられます。赤ちゃんにこれらのサインがみられたらおっぱいを吸わせてみましょう。

・おっぱいを吸うように口を動かす
・吸うときのような音をたてる
・「クー」「ハー」というようなやわらかい声を出す
・手を口や顔に持ってくる
・体の一部をピクピク動かしている
・体をもぞもぞと動かしている

など

赤ちゃんには6つの睡眠覚醒段階がある

赤ちゃん2

赤ちゃんの睡眠覚醒段階は次の6つの状態に分けられるといわれています。睡眠覚醒段階とは、起きているときから眠っているときまでの意識レベルのことです。

6つの段階を覚える必要はありませんが、赤ちゃんにはこのような意識レベルの段階があることをなんとなく知っておくとサインに気付きやすくなるかもしれません。

状態1:深い睡眠
状態2:浅い睡眠
状態3:うとうとした状態
状態4:静かな覚醒
状態5:活動的な覚醒
状態6:啼泣(ていきゅう)※意味「泣くこと」
(引用元:医学書院 日本ラクテーションコンサルタント協会「母乳育児支援スタンダード」 表23-1児の睡眠/覚醒の状態と母乳育児との関連)

なお、「状態4」が最も赤ちゃんとコミュニケーションをとったりケアをしたりしやすいタイミングです。目がぱっちりと開いていて、刺激に反応するけれども体の動きは最小限の状態。そのため授乳にも適しているといえるでしょう。

「状態5」は、目は開いていて、刺激や不快に対してより敏感で活動的な状態を指します。できれば「状態5」までに授乳を開始するとよいといわれています。

まとめ

おっぱいが欲しいサインが出ているのに放っておくと、次第に赤ちゃんは泣きはじめます。泣いていてもおっぱいを口にくわえると吸い始める赤ちゃんもいますが、激しく泣いてしまうと吸い付けなくなる赤ちゃんもいます。

授乳がうまくいかないなと思ったら、赤ちゃんが落ち着いているときにおっぱいが欲しいサインが出ていないか見てみて、早めの授乳を試してみましょう。とはいえ、空腹のサインを見極めておっぱいをあげることに集中しすぎず、「これはサインかな?」と思ったらひとまず吸わせてみる、というように始めてみてください。

とくに新生児期から生後2ヵ月ごろは満腹中枢が未発達ですし、おなかを満たすためだけでなく、寂しい、不安、眠りたいなどの理由からおっぱいを吸いたがることもあるので、あまり空腹かどうかにこだわらなくて大丈夫。3ヵ月以降の赤ちゃんでも、赤ちゃんを普段から観察してなんとなく繰り返していくうちに、サインが分かるようになっていくでしょう。

ママと赤ちゃんのかけがえのない授乳タイム、悩んだら助産師に相談するなどしながら、ぜひ楽しんで頂けたらと思います。

関連情報:
母乳の「保存」を知っておくと、母乳育児生活の幅が広がります。「保存した母乳が母乳育児をもっと自由に」

【プロフィール】

榎本美紀助産師

榎本美紀
2001年に助産師免許取得後、杏林大学医学部付属病院・さいたま市立病院・順天堂大学練馬病院の勤務を経て、2013年に埼玉県さいたま市に訪問型の助産院「みき母乳相談室」を開業。病院勤務での経験を元に、母乳育児支援の国際ライセンスである国際ラクテーションコンサルタントとして、地域の母乳育児を支援している。訪問時の相談は、母乳だけではなく離乳食や抱っこひも、スキンケア、寝かしつけなど多岐にわたる。また、おむつなし育児アドバイザーとして、トイレトレーニングなどの相談も受け付けている。自身も一児の母として子育てに奮闘中。
「みき母乳相談室」

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