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生後0ヵ月の授乳リズムや育児のポイントは?【助産師が解説】

待ちに待った赤ちゃんが誕生して、いよいよ赤ちゃん中心の新しい生活がスタート。ママはかわいい赤ちゃんに癒されたり日々感動したりしながらも、産後の疲労や睡眠不足や分からないことへの不安などストレスを抱えることもあるでしょう。

そこで、生後0ヵ月の赤ちゃんの発達や授乳リズムや育児のポイントを杏林大学の加藤准教授に教えていただきました。ポイントをおさえて不安を減らし、より育児を楽しみましょう。

赤ちゃんの成長と体の発達

赤ちゃん

赤ちゃんの体重は、生後数日間は減少します。これは生後2、3日は飲む量よりも体から出る水分量が多いためで一時的なもの。個人差はありますが、生後5日目くらいから体重が増えはじめ、約1週間程度で生まれたときの体重に戻って、その後はさらに増えていきます。助産師や保健師の訪問の際に、体重を計ってくれる地域もあります。

生まれたときから耳は聞こえていますが、視力は0.02程度と見る力は未発達。しかし、光の明暗はわかり、人の顔の輪郭もぼんやりわかるといわれています。

泣くことが唯一の自己表現なので、おなかが空いた、おむつがぬれて気持ち悪い、暑い、寒いなど不快なことがあると泣いて伝えます。その不快がとりのぞかれることによって、周囲への基本的な信頼感が育ちます。赤ちゃんが求めているときは応えてあげて、赤ちゃんとのコミュニケーションを深めましょう。

0ヵ月の授乳リズムは「欲しがるだけ飲ませる」

おっぱいを飲む赤ちゃん

この時期は赤ちゃんが欲しがるときに欲しがるだけおっぱいを飲ませましょう。赤ちゃんがおっぱいを吸う刺激によって母乳が出るようになるので、授乳の間隔を気にする必要はありません。

とくに退院して1週間くらいは、赤ちゃんは胃が小さく1回にたくさんの量を飲めません。また、ママもおっぱいの出はまだよくなく、赤ちゃんも飲むことに慣れていないので、授乳は1日10回以上になることもあります。だいたい1~3時間おきにおっぱいとねんねを繰り返します。飲みながら寝てしまうこともあるでしょう。

ママは睡眠や休憩時間の確保を

赤ちゃんは昼夜の区別がなく夜中でもおっぱいを欲しがるため、ママは睡眠不足になりがちです。短時間でも赤ちゃんが寝ているときに一緒に寝る、横になるなどできるだけ休むようにしましょう。スマホやテレビを見ないで目を休めておく、カーテンを閉めて暗くして眠るなどの睡眠の質を高める工夫も大切です。

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飲めているのかな、量は大丈夫かなと思ったときは

母乳の場合は飲んでいる量が分からないので、「きちんと飲めているだろうか」と不安になることもあると思いますが、1日に7~8回以上飲めていて、おしっこやうんちの回数が一定以上あれば飲めているといえます。

体重が発育曲線に沿って増えていれば量も足りているということ。1週間に1回ぐらい体重を測ってみるといいですね。ママが裸の赤ちゃんを抱っこした状態で体重を測って、そこからママの体重を引くと赤ちゃんの体重を知ることができます。

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この時期の育児のポイント

赤ちゃん

・室温、湿度を快適にする

赤ちゃんは体温調節機能が未発達なので、部屋の温度や湿度はエアコンや加湿器などで調整しましょう。夏なら室温は26~28度、冬なら20度前後ぐらいに。湿度は40~60%ぐらいが目安です。衣類やかけ物での調整も便利です。

・おむつはぬれたらすぐに替える

この時期は頻繁におしっこやうんちをします。赤ちゃんの肌は薄くデリケートなので、おしっこやうんちがついたままだとかぶれてしまいます。こまめに取り替えておむつかぶれを予防しましょう。なお、ムレるとかぶれることがあるので、おしりを拭いたあとは5分ほど自然乾燥させてからおむつを履かせるとよいですね。

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・抱っこは首とおしりを支えて

首もすわっていないので赤ちゃんの体はふにゃふにゃ。抱っこをするときは必ず首とおしりをしっかり支えるよう注意しましょう。

寝ている姿勢のときは、足は両ひざと股関節が曲がり、付け根から外側に開いたM字型をしているのがよい姿勢です。おむつ替えのとき足をもったり、力を入れすぎたりすると、股関節脱臼を引き起こすことがあるので腰から支えて赤ちゃんのM字脚も守るようにしましょう。

・赤ちゃんの動きは原始反射によるもの

手や足は動かしますが自分の意思で動かすのではなく、刺激に対して反射的に動いています。おっぱいを吸うのも生まれながらに備わった「吸てつ反射」、口角に乳首があたるとあたった方に顔を向けて口に含もうとする「ルーティング反射」も原始反射です。

ほかにも大きな音などを聞いたときに腕を広げて抱きつくような動作をする「モロー反射」や、手に指を持っていくと握る「把握反射」などもあります。

まとめ

赤ちゃんとの生活は、毎日感動や驚きがあることでしょう。また喜びを感じつつも、ママは産後の疲労にくわえ、頻繁の授乳で睡眠不足になりがちなので負担も感じるかもしれません。

そのようなときはひとりで抱えるのではなく、できないことはパートナーや家族を頼りましょう。地域の保健師などに相談するのもよいですね。

0ヵ月の赤ちゃんの成長はめざましいものです。昼夜関係のない慌ただしい生活になりますが、赤ちゃんの成長や変化を発見しながら、肩の力を抜いて子育てを楽しんでくださいね。

【プロフィール】

加藤准教授

加藤千晶
杏林大学保健学部看護学科 准教授
助産師として約10年大学病院にて勤務。その後、看護・助産教育に約15年携わり、産科病院にて看護部長を経験。現在、杏林大学保健学部看護学科准教授として助産師教育に携わっている。

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