★交差横抱きってこんな授乳姿勢★
・あげるおっぱいとは逆の腕、赤ちゃんの足側の腕をぐるっと回して、赤ちゃんの頭部をそっと支える授乳姿勢です。
・腕は90度以内の角度で曲げるイメージで。肘が90度以上開いてしまう場合、赤ちゃんとの距離が遠すぎるかもしれません。
・赤ちゃんの頭側の腕は、おっぱいを下の方から全体を支えるようにして持ち上げます。
・ママが屈むのではなく、赤ちゃんを引き寄せて、深く、しっかりとおっぱいを含ませます。
授乳するママの目線はこんなイメージです。
★交差横抱きはこんなところがいい!★
・首すわり前の赤ちゃんや、まだ授乳にあまり慣れていない赤ちゃんとママでも効率よく授乳ができます。 小さく生まれた赤ちゃんの授乳に推奨されていることも。
・赤ちゃん抱き上げる必要がないので、腕の負担を軽くできます。
・赤ちゃんを抱き寄せやすいので、授乳の時につい前屈みになりやすい、背・座高の高いママにもおすすめです。
・前屈みになると、おっぱいも下を向いてしまい、赤ちゃんがしっかりおっぱいを含む「吸着」がにしくくなります。前屈みにならないことで、おっぱいをあごから含んで、しっかり飲むことができます。
★こんなことに気をつけながら授乳しましょう★
・赤ちゃんとおっぱいの距離が離れてしまう場合は、膝の上に授乳クッションなどを置いて高さを作ると、腕に負担をかけずに距離を近づけることができます。
・授乳クッションは、赤ちゃんがいいポジションを、ママが「ラクに」キープできていれば、なくてもOKです。
・おっぱいを支えている方の手や指は、乳輪から離れた場所において支えるようにしましょう。指や爪で赤ちゃんの顔を傷つけないよう注意します。
・ゲップをさせておいた方がいい子(特に新生児期)は、授乳の後、ゆっくり抱き起してゲップをさせてあげましょう。
(飲んだ量によっては、出ないこともあるので出なければ無理に出さなくても大丈夫です)
・バランスが悪くならないように、交互に飲ませるか、飲まなかった方のおっぱいはさく乳などをして、胸が張らないように気をつけます。
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<イラスト出典:ピジョンにっこり授乳期研究会>