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夜間断乳をするときは慎重に!メリットや成功のコツと注意点を助産師が解説

夜間断乳は夜間の授乳をやめること。赤ちゃんがぐっすり眠るのでママの寝不足が解消されるなどと先輩ママから聞いたことがある方もいるのではないでしょうか。ですが、夜間断乳には始める時期など、気を付けてほしいこともあります。

今回は母乳相談室の榎本みき助産師に、夜間授乳について詳しくお話を伺いました。

夜間断乳のメリット

夜間授乳のおおきなメリットは、夜中に起きて授乳する必要がないので、ママの寝不足が解消して体が休まることです。また、夜泣きがなくなって、昼夜の区別もはっきりしてくることも伴い、朝までぐっすり眠る赤ちゃんも多くなります。さらに、卒乳を近いうちに考えている場合は、卒乳をスムーズにしてくれる可能性があることもメリットといえます。

成長とともに授乳頻度は減っていくので、夜間断乳は全員がおこなう必要はありませんし、後ほど説明しますがおこなう際に注意してほしい点もあります。ただ、寝不足でママがつらいときなどは得られるメリットを考えて検討するとよいですね。

夜間断乳ができる目安

だいたい1才を過ぎてから夜間断乳を始めるママが多いようですが、おこなうにあたって成長・発達が順調、発育曲線の幅内で曲線に沿って増えていることを確認しましょう。

さらに、月齢が10ヵ月以降で3回食がしっかり食べられるようになっていればより安心です。赤ちゃんの胃は月齢が低いほど小さく、1度に飲んだり食べたりする量が少ないため、月齢や日中の食事量によっては栄養補給の観点で授乳が必要な場合があるからです。

また、夜間断乳を始めて間もないうちは、大泣きしたり、夜中に起きて水分を欲しがることもあるので、お茶などの水分が哺乳瓶やストローやコップなどでとれるようになっていると役立つかもしれません。

これらはあくまでも目安で、赤ちゃんの様子やママの体調などを含めて総合的に判断が必要です。迷ったら小児科、母乳相談室、育児支援センターなどで専門家に相談しましょう。

夜間断乳をするときの注意点

眠っているママと赤ちゃん

夜間断乳をするにあたって注意してほしいのが乳腺炎。夜間の授乳がなくなり、母乳がおっぱいにたまってしまうと張りが強くなって乳腺炎のリスクが高まります。おっぱいが張ってしまい、つらくて目が覚めるぐらいのときは搾乳をしましょう。ただし、搾乳しすぎると、母乳の分泌量が増えてしまいかえって大変になってしまうので、つらさが和らぐ程度にとどめましょう。

関連情報:産婦人科医が教える、乳腺炎の原因と乳腺炎を予防する4つの方法

なお、夜間断乳がうまくいくかどうかや、その進行具合には個人差があります。3日間ほど頑張ってみても難しいようだったら、無理をせずに月齢が進むのを待って仕切り直すとよいでしょう。

夜間断乳を成功させる4つのコツ

ママに抱かれて眠る赤ちゃん

【コツ1】生活リズムを整えておく

外で遊ぶ赤ちゃん

昼寝を1時間など短めにしたり、日中の起きている間は体をたくさん動かしたり、食事の時間を規則正しくしたりして、生活リズムを整えておきましょう。しっかり遊んで適度に疲れた状態であれば眠りにつきやすくなりますよ。

【コツ2】連休やイベントがないときを選ぶ

はじめの数日間は泣いたりぐずったりして大変なので、お出かけの予定などがなくおうちで普段どおりに過ごせる日を選ぶと安心です。

【コツ3】可能なら家族の協力を得る

ママがいるとおっぱいの匂いがして赤ちゃんはおっぱいが欲しくなってしまうことがあります。そこで、パパなどに寝かしつけてもらうのもおすすめです。はじめの数日間は大泣きされることが多く、パパは大変かもしれませんが、ママに比べるとトントンや抱っこなどの方法で寝つきやすいでしょう。ママは別の部屋で寝て、パパや家族に任せたほうが、より短い期間で慣れてくれるかもしれません。

【コツ4】おっぱい以外の寝かしつけ方法を見つけておく

背中トントンや、子守唄、読み聞かせなど、おっぱい以外の寝かしつけ方法でも眠りにつけるような習慣をつけておくとよりスムーズです。

関連情報:計画的卒乳とは?卒乳を成功させるためのステップを助産師が伝授!

まとめ

夜間断乳はママが寝不足などで体調を崩しているとき、仕事に復帰するにあたって寝不足を解消する必要があるときなど、状況に応じて検討してみましょう。また、そろそろ卒乳したいなという場合にその準備として夜間断乳からはじめるのもおすすめです。

授乳はママと赤ちゃんひとりひとりに違いがあります。また、栄養を補給するだけでなく、ママと赤ちゃんのスキンシップの時間でもあります。ぜひ、ママと赤ちゃんに合わせてべストな方法を選んでくださいね。迷ったら母乳相談室や母乳外来などで助産師に相談してください。

【プロフィール】

榎本美紀先生

榎本美紀
2001年に助産師免許取得後、杏林大学医学部付属病院・さいたま市立病院・順天堂大学練馬病院の勤務を経て、2013年に埼玉県さいたま市に訪問型の助産院「みき母乳相談室」を開業。病院勤務での経験を元に、母乳育児支援の国際ライセンスである国際ラクテーションコンサルタントとして、地域の母乳育児を支援している。訪問時の相談は、母乳だけではなく離乳食や抱っこひも、スキンケア、寝かしつけなど多岐にわたる。また、おむつなし育児アドバイザーとして、トイレトレーニングなどの相談も受け付けている。自身も一児の母として子育てに奮闘中。
「みき母乳相談室」

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