ママのお悩み
「二人目を出産しました。一度経験しているので、二度目の子育ては楽勝♪と思っていたのですが、下の子が上の子とまったく違うのでビックリ。経験が生かせず、二人目なのに子育てが楽しめずにつらいです。」
林先生
「あなたの経験値は、まだひとりですよね?つまり、サンプル数1。たったひとつのサンプルを経験しただけで、子育てのすべてが分かるわけではありません。今まで出会った人で、この人とこの人の個性はまったく同じ、という人はいないでしょう?赤ちゃんにも、ひとりひとり個性があります。数学の答えのような正解はありません。上の子と同じようにならないのは、当たり前なのです。」
林先生
「たくさん子どもを生むのが当たり前だった時代と違って、現在は少子化です。子育て経験者で、頼りにしたくなったり、逆に口出しされて困ったりすることもあるおばあちゃんだって、実は知っているサンプル数は少ないのです。
子どもは高校、大学と進むうちに進路がいろいろと分かれ、大人になって収入を得るまでにいろいろな道筋がありますが、赤ちゃんのうちから成長する道筋はいろいろとあるのです。成長していく道はひとつではなく、赤ちゃんの個性によって違うんです。二人目が一人目と違うなんて、違う個性が楽しめてラッキーじゃないですか!一人目と違う個性を見つけたら、それを書き留めてパパや家族と共有すれば、つらさも楽しさに転換するかもしれませんよ。」
中央研究所取材シリーズは今回が最終回です!お読みいただき、ありがとうございました。これからも「ぼにゅ育」では、取材を通して母乳育児が楽しくなる情報をお届けしていきます!