ピジョングループ全体の研究開発を行っているのが、茨城県つくばみらい市にある「中央研究所」です。 母乳についての研究が日夜行われている現場に突撃し、赤ちゃんや母乳についてのあれこれを教わろうと、開発本部の斉藤哲さんを訪ねて中央研究所に取材にやってきました!
中央研究所では、赤ちゃんやママの行動を観察する「モニタールーム」があります。出来る限り、赤ちゃんとママが「ふだんと同じ気持ち、同じ行動」ができるように、気持ちよく快適な空間となっています。このモニタールームで斉藤さんにお話をうかがいます。
左:良寛こどもファミリークリニック院長・林良寛先生
右:ピジョン株式会社開発本部フェロー・斉藤哲さん
斉藤さん
「さく山さん、はじめまして。いろいろな話ができるように、一緒に研究をしている小児科医の林先生と、さく山さんの質問に答えていきますね。」
林先生は、赤ちゃんの授乳や哺乳運動について20年以上研究している専門家。母乳育児に役立つお話がたくさん聞けそうで楽しみです!
林先生
「生まれてから10日くらいまでの母乳を『初乳』と呼び、少し濃厚なクリーム色でトロッとしています。初乳には免疫成分が豊富に含まれ、粘膜を保護するはたらきがあるので、無菌状態で生まれてきた赤ちゃんを、ウイルスや病気から守ってくれます。」
林先生
「早産で生まれてきた小さな赤ちゃんにも、初乳はとても大切。初乳はその赤ちゃんに適した成分が含まれるので、正常な出産の時期とされる37週~41週に生まれてきた赤ちゃんに必要な成分が含まれるのはもちろん、早い妊娠週数で生まれてきた赤ちゃんにはその段階で必要な成分が含まれ、吸収しやすい濃さの初乳が出るんです。母乳はすごいんですよ。」
専門家の林先生に聞きたい母乳のあれこれは、まだまだたくさんあります!
次回以降も林先生と斉藤さんに、母乳の「そこが知りたい!」ことを聞いていきますので、お楽しみに♪
関連情報
林先生と斉藤さんの開発や母乳のお話はこちらでもご覧いただけます!