母乳ママへのエール 2017.07.19 オーストラリア在住・テイラー様のお話 お子さま:マーカスちゃん(生後12ヵ月) 「母乳育児がこんなに痛く、つらいものだなんて」。 我が子を出産し、最初の3ヵ月は特に大変で、よくこう思っていました。 すがるような気持ちで、知り合いのママの話やネットでの経験談をたくさん聞きました。 そんな感じでスタートした私の母乳育児。 でも、いろいろな方と交流していく中で、 「慣れてきたら母乳をあげる時間が楽しくなるよ」 というアドバイスにも励まされ、ひとまず頑張ってみることにしたのです。 でも、現実にはつらく感じることが多かったですね。 もうほとんどのおっぱいのトラブル(白斑、乳腺炎、膿がでる)を経験しました。 1時間おきに授乳に追われ、吸われた瞬間に出血する、の繰り返し。 数時間おきに胸が張って、ちょっと触れただけでも痛く、毛布もかけられないほどになったこともありました。 毎日、疲れきっているせいか、病院へ行っても、難しく新しい単語に戸惑うばかり。 主人に簡単な英語で説明し直してもらっても、頭が働かないのです。 「どうしてここまでして、痛い思いもしながら母乳育児を続けているのか」 と、何度も思い、感情のコントロールができなくて、泣いてしまった夜も、たくさんありました。 外出するにも授乳中心に計画を立てなくてはならず、着る服もおっぱいが痛くならないように気を遣うので、外出をするのがとても億劫になってしまい、気が付けば、産後3ヵ月はほとんど引きこもり状態に。 そのせいで、さらに孤独感を募らせてしまいました。 はじめての育児に少しずつ、心と体が慣れて、すべての面でゆとりが出てきたのは、子どもが4ヵ月・5ヵ月くらいからだったと思います。 今では授乳回数も減り、おっぱいもいろいろな経験をして強くなったような気がします。 嬉しいのは、授乳が楽しいとまで思えるようになったこと! これは、我が子のかわいらしい仕草によるところが大きいです。 授乳の途中で顔をあげてスマイル。私の胸元をなでなで。 最近は、飲み終わるとパチパチとかわいい拍手まで。 あのとき、母乳育児を諦めていたら、この愛しい笑顔には出会えなかった。 こんな幸せな経験はできなかったはず。 先輩ママたちのいうとおりだった! と、素直に思えるようになりました。 もし、いま、母乳育児がつらくて諦めようかなと悩んでいるママがいたら、もう少しだけトライしてみて。 乗り越えられたときは、こんな気持ちになれるかもしれません! シェアする ツイートする LINEで送る 関連キーワード 乳首の傷 海外の母乳育児