おっぱいカレッジWeb講座「授乳の仕方」 2018.09.20 母乳育児について楽しく学べる、大人気の体験型イベント「おっぱいカレッジ」。 おっぱいカレッジで開講されている「授乳の仕方」レッスンの内容をご紹介します。 レッスンスタート! 最初に、抱っこの仕方を説明します。 産まれたばかりの赤ちゃんは首が据わっていないために、支えていないとグラグラしてしまうので、まずは首を支えることを意識します。首の下に手を差し込んで、耳の下あたりを親指と中指で挟み込むように支えます。もう片方の手では、おしりを支えます。手全体で支えても良いですし、親指を手前に残して、他の4本の指を足の間に入れてお尻を支えるようにしても良いです。 そして、赤ちゃんをママの方へ引き寄せます。しっかりと赤ちゃんとママの胸が合わさるように、ピタッと密着するようにしてくださいね。 赤ちゃんは、おなかの中にいたときと同じ体勢だと、安心します。赤ちゃんの腕は胸の前に、足もくるっと丸くして、包むように抱っこしてあげると、赤ちゃんも安心です。 次に、授乳の仕方を説明します。 まず、理解しておいてほしいのが、授乳はママも不慣れですが、赤ちゃんも不慣れです。なので、産後1ヵ月はお互いに不慣れなので、ぎこちなくなったり、うまくいかなかったりします。それは当たり前のことなので、あせらず、1ヵ月は練習期間、というつもりでいてください。 授乳には色々なスタイルがありますが、まずは1番スタンダードな「交差横抱き」を説明します。 まず、授乳クッションを自分の身体に密着させます。飲ませるおっぱいとは反対側から赤ちゃんの顔をおっぱいに近づけることになるので、飲ませるおっぱいと逆の手でおしりから首まで支えます。赤ちゃんをママに引き寄せ、おなかも顔もママのおっぱいに密着させるようにします。そうしたら、おっぱいと同じ側の手で、おっぱいの付け根を支えて、赤ちゃんの口を乳首に近づけたら、チョンチョンと乳首で赤ちゃんの口を刺激して「おっぱいはココにあるよ!」と教えてあげてください。 その合図で、赤ちゃんが「あーん」と大きな口を開けたら、赤ちゃんを乳首に引き寄せて、できるだけ深く乳輪までパクっとくわえさせます。 その後、赤ちゃんがしっかりおっぱいを吸っている、母乳を飲んでいる手応えがあり、授乳が安定してきたら、おっぱいを支えていた手を赤ちゃんの首の後ろから背中、おしりへと回して、ひじのあたりで赤ちゃんの頭と首を支え、腕と手のひらで背中とおしりを支えるようにすると、吸わせているおっぱいと逆側の手が自由になります。 授乳クッションと赤ちゃんを支えている腕に隙間があると疲れてしまうので、隙間にバスタオルなどを挟んで赤ちゃんを安定させると、ラクな体勢で授乳できます。 「フットボール抱き」「脇抱き」は、飲ませるおっぱいと同じ側の手で、赤ちゃんの首を支えながら、ラクビーやアメフトのボールを脇に抱えるように赤ちゃんをおっぱいに引き寄せます。しっかりママと密着させて、交差横抱きと同じように、乳首でチョンチョンと赤ちゃんの口を刺激して、大きな口を開けたら、パクっとできるだけ深くくわえさせます。 この抱き方も、赤ちゃんと授乳クッションの隙間がかなり開いてしまうので、バスタオルなどを挟んで、赤ちゃんを安定させると、ママも手に力を込めなくても良くなるので、ラクに授乳できます。 慣れてきたら、同じ抱き方、同じ角度から飲ませるのではなく、できるだけいろいろな抱き方で、いろいろな角度から飲ませられるようになると、赤ちゃんもママもラクになります。 ママも赤ちゃんもラクなスタイルを探しながら、母乳育児を楽しんでくださいね。 シェアする ツイートする LINEで送る 関連キーワード おっぱいカレッジ 赤ちゃんの飲み方 授乳姿勢