第29回:哺乳瓶のサイズのギモン「大は小を兼ねるの?」- さく山さんの母乳育児講座 2018.02.02 ■大きな違いは「容量」と「飲み口」のサイズ! 例えば、ピジョンの「母乳実感®」哺乳びんは、160mlと240mlの 2種類があります。 これは単純に容量が違うだけではありません。 「母乳実感®」哺乳びんの160mlには、新生児用のSSサイズの乳首が付いています。 生まれたばかりの、まだ飲むことが上手ではない赤ちゃんからスムーズに飲んでもらえる乳首です。 大きい240mlは、容量だけでなく、付属の乳首のサイズが違います。 240mlには、生後3ヵ月頃から(飲む目安:150mlを約10分で飲める赤ちゃん)おすすめのMサイズの乳首が付いています。 この「母乳実感®」乳首は、サイズによって柔らかさや穴の大きさ、母乳やミルクが出る量を変えるなど、その時期に合わせてひとつひとつ丁寧に設計されています。 Mサイズの乳首は、生まれたばかりの赤ちゃんには、 ・柔らかさ ・乳首先端の大きさ ・穴の形や出る量 が合っていないため、240mlのサイズは、購入したそのままでは新生児の赤ちゃんには使いにくいでしょう。 (新生児期は特にむせやすいので、適量の母乳やミルクが出ることが重要です!) ★哺乳瓶の乳首は、赤ちゃんの成長に合わせて替えてあげましょう。 赤ちゃんの飲み方は成長するに従って、変わります。 成長に従い、飲む力や量、1度に飲み込める量も生まれた時とは変わってきて、段々と上手に飲めるようになります。 「母乳実感®」の乳首は、少しずつ大人の飲み方に近づく赤ちゃんの成長に合わせて、乳首の柔らかさや、吸い穴の形・大きさを調整し、その時期に最適な飲みやすさを提供することを、追及しています。 「母乳実感®」乳首は、5つのサイズを揃えています。 ■サイズは、赤ちゃんが1回の授乳で飲む量に合わせて選ぶのがおすすめ! 赤ちゃんが1回の授乳で飲む量は時期によって変わります。 例えば、「母乳実感®」哺乳びん my Precious(マイプレシャス)では、80mlと160mlの2サイズを用意しています。 新生児の赤ちゃんが1度に飲める量は少なく、生後7週までの赤ちゃんで、おっぱいと併用して哺乳瓶で授乳する場合、100mlを超す授乳をすることはそれほどありません(※ピジョンモニター調べ)。 だから、80mlと160mlは、新生児の赤ちゃんに哺乳瓶で授乳する時にぴったりのサイズなのです。 また、哺乳瓶のサイズに対して授乳量が少量だと、飲む角度やタイミングによっては空気も一緒に飲みやすくなることがあります。 赤ちゃんが大きくなるに従い、哺乳瓶も大きく、サイズアップをするのがおすすめです。 ★母乳・授乳の基礎知識が満載 その他の母乳・授乳の基礎知識一覧はこちら シェアする ツイートする LINEで送る マイリストに保存する 関連キーワード 哺乳瓶 哺乳瓶乳首 母乳実感 さく山さんの母乳育児講座
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